日野市百草にて倉庫の屋根から
雨漏りが起きてしまっているとご相談を頂きました。今まで雨漏りはなく、メンテナンスはしたことがないそうなので、今回の雨漏りの調査と共に、今後どのような補修をして雨漏りを起こさないようにするかご提案させて頂ければと思います。
こちらの倉庫の屋根は経年劣化によって錆が目立ち、更に塗膜も剥がれておりました。この状態では防水性能はきちんと発揮されず、雨漏りを起こしてしまうのも頷けます。点検の結果、
屋根葺き替え工事が適していると判断し、ご用命を頂きました。今回はその屋根葺き替え工事の様子をご紹介させて頂きます。
施工内容 |
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築年数 |
不明 |
施工期間 |
7日間 |
工事費用 |
詳しくはお問合せ下さい。 |
数日前から雨漏りが発生したことをきっかけに、屋根のメンテナンスをしたいと考えていたようでお問い合わせを頂きました。早速屋根に上がり、調査を開始します。すると、
棟板金が大きく飛散してしまっているのを発見しました。雨漏りを起こす原因として多いのがこの棟板金の飛散です。
棟板金が飛散しただけではかろうじて雨漏りは起きません。しかし
防水紙が傷んでで破れてしまうと、雨水を防ぐものが無くなって雨漏りを起こしてしまいます。
このままでは際限なく雨水が入り込んでしまいますので、応急処置としてシートで養生をしておきます。
屋根全体を見ていくと、屋根の塗膜が経年劣化によって殆ど無くなっていました。屋根材の元々の色が顔を出しています。赤っぽく見えるのは塗料ではなく錆です。
塗膜は表面を保護する役割もあるので、屋根に錆が出来るのを防いでいます。しかし、塗膜が劣化したり屋根に傷が付くことで錆が発生し、放っておくとそれが拡大してしまうのです。
錆は発見した時点で落とし、錆止め塗装をすることで劣化を抑えることが出来ます。ですが屋根の状態を日々チェックしろと言われても難しいですよね。外壁ならばいざ知らず、普段から屋根を覗いて劣化がないか見るという事は殆どないでしょう。
錆は見栄えも悪いですが、それ以上に穴が空くなどの実害が出ます。少しの錆ならば問題がないように見えても、小さな穴から少しずつ雨水が入り込んで雨漏りを起こしている恐れもあります。
メンテナンス方法としては棟板金の補修と塗装でも問題ありませんが、また近いうちに雨漏りを起こす可能性が拭えませんので、屋根葺き替え工事をするのが適していると思われます。
こちらの倉庫には
パラペットがございますが、頂点の笠木部分や立上りの腐食が原因で雨漏りを起こす事があります。屋根の補修の際に一緒にこのパラペットの補修をすることで、別で施工するよりも工費が抑えられますので劣化をしていれば検討してみて損は無いでしょう。
屋根葺き替え工事は現在使用している屋根材を剥がし、新しく屋根材を葺く工法です。これにより、素材によっては屋根を軽量化して地震や災害に強くするという事も出来ます。
現在の瓦棒と防水紙を剥がすと、野地板が顔を出します。野地板は屋根を支える木材ですが、雨漏りを起こした場合にはその野地板に雨水が染み込んでしまい傷んでいる可能性があります。その為、雨漏りを起こした際の葺き替え工事では、野地板の状態を確認する必要があります。問題が無ければ増し張り等で済みますが、傷んでいる場合には丸ごと取り換える場合もあります。
丁度良い機会ですので、垂木や棟の状態確認と、釘や固定金具の締め付け具合も見ておきます。
最近では野地板に使用するのは合板が主流ですが、以前は杉を多く用いていました。野地合板の厚みは9~15㎜です。9㎜でも問題もなく屋根の葺き替えは可能ですが、太陽光パネルを設置したい場合には下地の強度が足りないので、12㎜以上の強度が無い場合は、将来的にどのように使用したいかも考えておきましょう。強度が足りないと保障の対象外になってしまう可能性がありますので注意が必要です。特に倉庫などは他の建物よりも高さがあり、屋根の勾配も緩い為、太陽光パネルの設置などで活用できる幅が広いです。
パラペットの内側も野地板を取り替えました。しかし、このままでは雨漏りを起こす状態に変わりないので、作業が終わったら毎日養生をすることが必要です。
野地板の張り替え後に防水紙を張っていきます。防水紙は屋根の雨漏りを防ぐ最も重要な部分です。これで雨が降ったとしても雨漏りは起きません。
防水紙は紫外線や雨風によって経年劣化していきますので、防水紙の保護に屋根材が一役買ってくれます。
瓦棒から立平葺きの金属屋根材を使用していきます。縦葺きのメリットとしては棟部分から軒に向かって何も遮るものが無い為、排水性に優れています。
棟板金を被せてビスで留め、立平葺き屋根の葺き替え工事が終わりました。最後に配線等を設置し金具を取りつけ固定をしていきます。穴を開けた場合は錆と漏水防止に
シーリング処理をして完成です。
これで雨漏りの心配はございません。先述した通り倉庫の屋根は活用方法が色々とございますので、興味があれば併せてご相談頂ければと思います。
私達アメピタでは、お住まいだけでなく今回の様な倉庫の屋根の施工も経験豊富です。屋根葺き替え工事の料金の例ですが、瓦の葺き替え工事で1㎡あたり約15,000円~承っております。詳しくは
無料点検の際にお気軽にお問い合わせください。
こちらの記事を書いた施工店【アメピタ多摩川支店】
私達「アメピタ多摩川支店」ではお客様に寄り添い、建物にとってもお客様にとっても最適な雨漏り修理のご提案をさせていただきます。
急な雨漏りでどこに電話したらいいのだろう?他社に雨漏り修理をお願いしても雨漏りが止まらなかった。などのお悩みをお持ちの方は是非アメピタの無料相談をご利用ください。雨漏り診断士の有資格者が多数在籍しておりますので、どんな雨漏りも確実に止めることをお約束します!
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