中郡大磯町にお住まいのお客様から、トップライト（天窓）からの雨漏りに困っているとお問い合わせをいただきました。屋上の陸屋根部分に2箇所トップライトが設置されており、その両方から雨漏りが発生しているとのことでした。

　現地へお伺いすると驚きの事実がわかりました。設置されていたトップライトは、本来トップライト用のものではなく、擁壁に明り取り用の窓として埋め込んだり、歩道を明るくするために使用されるものでした。トップライトとしての使用を想定されていないため防水性能が弱く、それを強引に納めたことで雨漏りの原因になってしまっているのでしょう。
　5～6年程前にも雨漏りが発生し、別の業者にコーキングによる補修を施工してもらったとのことでしたが、経年によりコーキングが劣化して雨漏りが再発してしまったようでした。

　前回の業者と同様にコーキングで補修することも可能でしたが、結局はコーキングの経年劣化により、再び雨漏りが発生してしまうでしょう。根本的な解決として、トップライト自体の交換も検討しましたが、そもそもトップライトではない製品を取り付けているので、既存の取り付け部分に合うトップライトは存在せず、トップライトの交換も困難な状態でした。トップライトを撤去してしまうという手段もありますが、部屋が暗くなってしまうので撤去は避けたいというというお客様のご意向により、撤去しない方向で代替案を検討します。
　何とかコーキングよりも頑強な防水施工ができないか検討を進めた結果、ジャポニカ株式会社の「イージーフラッシュ」という粘着式の防水シートでトップライトの周囲をぐるっと巻いて防水する施工を提案させていただきました。

　それでは、工事の様子をご紹介します！