「最近、物置に使っている部屋の天井に雨染みができて、もしかしたら雨漏りかもしれないと思って…」お客様からのご相談は、そんな不安な言葉から始まりました。築20年以上経過したご自宅は、大切に手入れをされていましたが、屋根の状態はご自身ではなかなか確認できないもの。特に、過去に他の業者に依頼して谷樋の修理を行ったことがあるそうで、その部分が今回の雨漏りの原因になっているのではないかという懸念をお持ちでした。お客様は、以前の修理に対する不信感もあり、今回の修理では信頼できる業者にしっかりと直してもらいたいという強い思いがありました。私たちは、お客様の不安を解消し、安心して暮らせる住まいを取り戻すために、屋根の専門家として丁寧に調査を行い、最適な修理方法をご提案することをお約束しました。お客様の信頼に応えるために、私たちはこれまでの経験と知識を最大限に活かし、雨漏りの根本的な原因を突き止め、確実な修理を行うことをお約束しました。
施工内容 |
- 雨漏り点検
- 応急処置対応
- 瓦屋根補修(差し替え、ずれ・破損補修)
- その他板金補修・交換
- 漆喰工事
- その他
|
築年数 |
築40年以上 |
施工期間 |
2日間(雨漏り屋根点検も含む) |
工事費用 |
約35万円ほど |
築20年超えの屋根に潜む雨漏りの真実!谷樋修理の全工程を徹底解説
「雨漏り、まさかうちも?」築20年以上経過した住宅では、屋根の劣化による雨漏りが深刻な問題となることがあります。特に、谷樋(たにどい)と呼ばれる屋根の谷間部分は、雨水が集まりやすく、劣化しやすい箇所です。この記事では、築20年以上のお宅で発生した雨漏りの修理事例を通して、原因究明から修理方法、そして再発防止策までを詳しく解説します。
1. 雨漏り原因の特定:築20年の屋根に潜む落とし穴
お客様のお宅を訪問し、雨漏りの状況を確認しました。物置部屋の天井には雨染みが広がり、前日の雨の影響で屋根裏にも雨水の跡が。雨水の跡を辿って屋根に登り、詳細な調査を開始しました。
調査の結果、谷樋の鉄板が途中で継ぎ足されていることが判明しました。これは、以前に他の業者が修理を行った際に、大棟瓦の解体を避けるために行った応急処置であると考えられます。しかし、この方法は一時しのぎに過ぎず、経年劣化によって再び雨漏りを引き起こす原因となります。特に、意匠性を重視して長く伸ばされた大棟瓦は、雨水を溜め込みやすく、漆喰の劣化と相まって雨漏りを悪化させる要因となっていました。
谷樋の継ぎ目部分からは、雨水が内部に浸入している様子が確認できました。また、反対側の谷樋にはコールタールが塗られていましたが、お客様は誰がいつ塗ったのか全く覚えていないとのことでした。
さらに、屋根漆喰の劣化も著しく、特に鬼瓦周辺の漆喰は剥がれ落ち、隙間から雨水が浸入しやすい状態でした。
修理作業では、まず既存の谷樋と周辺の瓦を撤去し、防水紙(ルーフィング)を敷設しました。新しい谷樋を設置し、両サイドに水密材を取り付けました。水密材は、万が一雨水が横に溢れても浸入を防ぐためのものです。
新しい谷樋は、重ね合わせ部分に隙間ができないように慎重に取り付けました。今回の屋根は八谷と呼ばれる複雑な形状をしており、谷樋が頂点で重なる部分の加工と取り付けは、特に注意が必要な作業でした。
軒先瓦を設置する際には、屋根漆喰(南蛮モルタル)で隙間を埋め、瓦と漆喰をしっかりと接着させました。平瓦も順番に取り付け、接着した漆喰やコーキングボンドが乾くまで、捨て木材で固定しました。
大棟瓦も元に戻し、切り取った部分には屋根材を加工して取り付け、コーキングボンドで防水処理を行いました。大棟の隙間も、屋根材を加工して塞ぎ、雨水の浸入を防ぎました。
雨漏りの再発を防ぐためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
特に、築20年以上の住宅では、屋根の点検を定期的に行い、早期に劣化を発見することが重要です。
- 定期的な点検: 専門業者による定期的な点検を受け、屋根の状態を把握しましょう。
- 早期の修理: 劣化が見つかった場合は、早めに修理を行い、被害の拡大を防ぎましょう。
- 適切な業者選び: 信頼できる専門業者を選び、適切な修理を行いましょう。
最後に、屋根上の清掃を行い、作業は完了です。今回の修理で、お客様は雨漏りの心配から解放され、安心して生活を送ることができるようになりました。
今回の工事では、谷樋の交換と大棟の補修を行い、雨漏りを解消することができました。築20年以上経過した住宅では、屋根の定期的な点検とメンテナンスが非常に重要です。少しでも不安を感じたら、早めに専門業者に相談し、大切な住まいを守りましょう。
全体の記事のまとめ
- 築20年以上の住宅では、屋根の劣化による雨漏りが起こりやすい
- 谷樋の継ぎ足しや漆喰の劣化は、雨漏りの原因となる
- 定期的な点検とメンテナンスで、雨漏りを防ぐことができる
- 専門業者による適切な修理が、住まいの寿命を延ばす
こちらの施工事例で引用した現場ブログの様子はこちらから読み続けられますよ↓↓↓『名古屋市緑区 築50年以上の家で発生した谷樋からの雨漏り調査と修理の提案』お客様にご協力していただいたアンケート(お客様の声)はこちらから読めますよ↓↓↓
『名古屋市緑区にて過去にも簡易的な修理をしたが雨漏りする屋根を悩んでいたお客様!』
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こちらの記事を書いた施工店【アメピタ名古屋南店】
地元密着で屋根の工事を中心に、雨漏りの専門家として営んできました。
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