名古屋市瑞穂区の屋根リフォーム:平板瓦で美しく、強く
名古屋市瑞穂区で進めている屋根リフォーム工事では、これまでに古くなった屋根瓦をすべて取り外し、屋根の下地となる「野地板(のじいた)」の上に新しい合板を重ねてしっかりと補強してきました。
今回の工程では、その補強した合板の上に、新しい屋根材として「洋風の平板瓦(へいばんがわら)」を施工していく様子をご紹介します。
平板瓦とは、その名の通りフラットな形状が特徴の洋風デザインの瓦で、見た目がスッキリとモダンで、近年大変人気のある屋根材です。
この瓦を一枚ずつ丁寧に並べていくことで、見た目の美しさはもちろん、防水性や耐久性も高まります。
施工には正確な位置決めと釘打ちが必要で、職人の確かな技術が問われる重要な工程です。
名古屋市やその周辺で屋根の葺き替えやリフォームをご検討中の方は、こうした下地からの施工の流れを知ることで、安心して工事を任せられる業者選びにつながるはずです。
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『名古屋市瑞穂区【葺き替え工事】下地から徹底補強する屋根リフォームで梅雨・台風対策』
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新しい合板材で屋根の下地を補強し、防水紙(ルーフィング)を丁寧に敷いた後、次の工程として瓦を取り付けるための「桟木(さんぎ)」を設置していきます。
桟木とは、瓦を固定するために屋根面に打ち込む木材のことで、屋根の段差を作り、瓦を安定させる役割があります。
この取り付け位置は、使う瓦の長さに応じて正確に測る必要があります。
たとえば、今回使用する瓦のように長さが340mmのものであれば、そこから60mm以上を差し引いた間隔で桟木を配置します。
これは、瓦が適切に重なり合い、雨水がスムーズに流れるようにするための大切なポイントです。
そのため、屋根全体に「墨打ち(すみうち)」という方法で目印をつけ、寸分の狂いがないように施工します。
墨打ちには専用の道具があり、職人には欠かせない重要な工具なんです。
すべての桟木を固定したら、いよいよ瓦を屋根に運び上げます。
この段階では、4枚一組で結束された瓦を事前に屋根に運び上げておき、施工時にテープを外して一枚ずつ丁寧に並べていきます。
屋根瓦の裏側には、「爪(つめ)」と呼ばれる部分があります。
この爪を桟木に引っ掛けることで瓦をしっかりと固定します。
桟木は屋根瓦の釘穴の位置に合わせて幅広に作られているため、瓦を固定するためのビス釘を打ち込みやすくなっています。
今回の工事では、樹脂製の桟木を使用しましたが、一般的には木材の桟木もよく使われています。
木材の桟木は、瓦同士の接触部分に適度な隙間があるため、風通しが良く雨水が溜まりにくく、腐食しにくいのが特徴です。
ただし、瓦が割れたり破損して雨水が入りやすくなると、その部分から水が桟木に浸入し、腐食の原因になることもあるため、定期的な点検とメンテナンスが重要になります。
どんなに丈夫な素材でも、日々の点検が屋根を長持ちさせる秘訣です。
屋根瓦の施工では、今回は洋風平板瓦を使います。
この瓦は正式には「フレンチ瓦(F形)」と呼ばれていますが、形が平たく平行であることから「平板瓦」とも呼ばれています。
屋根瓦は共通して、屋根の先端にあたる軒先部分から取り付けを始めます。
しかし、日本の伝統的な和瓦(J形)やスパニッシュ瓦(S形)は、縦方向に一列ずつ施工するのが基本です。
一方で、この平板瓦やカラーベストと呼ばれる薄くて軽い屋根材は、横方向に一列ずつ施工していく特徴があります。
名古屋市やその近郊で住宅リフォームをお考えの方は、瓦の種類によって施工方法が異なることを理解しておくと、工事の内容をより安心してご確認いただけます。
ご自宅の屋根に合った最適な瓦選びと、その施工方法を知ることが、安心してリフォームを進める第一歩です。
平板瓦の施工は、
屋根の
軒先から順に横方向に並べながら、段々と上の段へと取り付けていく手順で進めていきます。
一枚一枚の
瓦は、釘またはビス釘と呼ばれるねじ付きの釘でしっかりと固定していきます。
この固定方法によって、風や地震などで
瓦がずれたり飛ばされたりすることを防ぎ、
屋根の
耐久性を高く保つことができます。
取り付け作業は、
瓦を水平に並べながら、上へ上へと段階的に進め、最終的に
屋根の頂上である「
棟際(むねぎわ)」まで取り付けを完了させます。
こうした丁寧で規則正しい
瓦の施工は、見た目の美しさだけでなく、雨風への
耐久性や、長く安心して暮らせる
屋根を実現するために非常に重要です。
見えない部分の細かな作業が、
屋根の寿命を左右します。
棟瓦(むねがわら)を取り付ける前の下地づくりとして、屋根の頂上部分に「強力棟(きょうりょくむね)」と呼ばれる金具を設置します。
これは棟瓦をしっかりと支えるための重要な部材で、屋根の骨組みである「タルキ(垂木)」と呼ばれる木材に向かって、約2本に1本の割合で固定釘を打ち込み、しっかりと固定します。
この強力棟が安定していることで、風や揺れにも強くなり、瓦の脱落や飛散を防ぐ効果があります。
全体に強力棟を設置した後は、その上に棟瓦を支えるための土台材を乗せていきます。
強力棟の上部にはあらかじめ釘穴が空いており、そこに釘を打ち込んで土台材を固定していきます。
こうした丁寧な下地処理が、長年安心して暮らせる屋根を作るうえで欠かせません。
屋根の一番高い場所にある棟は、雨風の影響を最も受けやすい部分だからこそ、特に念入りな補強が必要なのです。
ケラバの隙間から雨漏りを防ぐ!板金と水密材のW対策
屋根の端にある「ケラバ破風板(けらばはふいた)」と「ケラバ袖部(そでぶ)の平瓦」の取り合い部分には、施工上どうしてもわずかな隙間ができます。
しかし、この部分にはあらかじめ「水流れ用の板金(ケラバ板金)」が取り付けられているため、万が一雨水が侵入しても建物内部に漏れる心配はありません。
それでもより確実に雨仕舞い(雨水が建物内部に入り込むのを防ぐこと)を強化するために、瓦の表面側でも対策を行います。
具体的には「水密材(すいみつざい)」と呼ばれる防水用のシール材を隙間の近くに貼り付け、雨水がケラバ側に入り込まず、屋根表面の平瓦に沿って流れるように導いていきます。
こうした細やかな施工の積み重ねが、長期的な雨漏り防止につながります。
見えない部分の工夫が、屋根の防水性を格段に高めているのです。
先ほど貼り付けた水密材の上に重ねる形で、屋根の端を仕上げる「ケラバ袖瓦(そでがわら)」を取り付けていきます。
施工は、屋根の先端である軒先から順に、上の段へ向かって一枚ずつ丁寧に取り付けていきます。
固定には、「パッキン付きの金さ釘(かなさくぎ)」という専用の釘を使用します。
この釘は、釘の根元にゴム製のパッキンが付いており、打ち込んだ部分からの水の侵入を防ぐ役割を持っています。
以前、約25年以上前までは、この金さ釘での固定が一般的でしたが、強風時にテコの原理で瓦が動きやすく、釘が徐々に抜けてしまうという問題がありました。
近年ではこの問題点が雨漏り調査で明らかになり、施工法の見直しが進んでいます。
現在は、ケラバ破風板にしっかりと打ち込む方法で、ズレや抜けを防ぎ、耐風性を高めた施工が主流です。
常に進化する屋根工事の技術を取り入れ、お客様に最善の屋根をご提供しています。
ケラバ袖瓦の取り付けが完了したら、次は棟(むね)部分の防水処理に移ります。
まず、棟の土台材と平板瓦の間にできる隙間に「南蛮漆喰(なんばんしっくい)」という防水性の高い材料を丁寧に塗り込んでいきます。
この作業により、雨水が棟から内部に侵入するのをしっかりと防ぎます。
その上から、棟の一番上を覆う「棟冠瓦(むねかんむりがわら)」を一本ずつ順に設置していきます。
棟冠瓦の固定には、「パッキン付きのビス釘」を使用します。
これはビスの頭にゴム製のパッキンが付いていて、打ち込んだ部分からの水の侵入を防ぐ仕組みになっています。
ビスは棟内部の土台材にしっかりと留めることで、台風などの強風にも耐えられる丈夫な棟仕上げになります。
ケラバ袖瓦や棟冠瓦は、ビス釘でしっかりと固定されていますが、だからといってまったく動かないわけではありません。
特に地震時の横揺れに対応するため、わずかに動く「遊び」の部分が設けられています。
これは屋根工事の専門業者や、信頼できるリフォーム会社では常識の範囲内です。
しかし残念ながら、悪質な訪問販売業者の中には、この遊び部分をわざと揺らして「瓦が落ちる危険がある」「このままだと飛んでいく」などと、お客様の不安を煽るような説明をしてくることがあります。
必要以上に心配する必要はありませんが、もしそのような説明を受けた場合は、無理に契約せず、必ず地域の信頼できる屋根専門業者に点検を依頼してください。
名古屋市・近郊で屋根点検をご希望の方は、私たちヤマムラ建装までお気軽にご相談ください。
専門的な目線で丁寧に点検・ご説明いたします。
平板瓦の施工が完了した後は、使用した工具や余った材料をすべて屋根から降ろし、作業の仕上げとして屋根全体の清掃を行います。
清掃には「ブロワー」と呼ばれる強力な送風機を使い、瓦の表面に付着したホコリや細かな破片などを吹き飛ばして、綺麗な状態に仕上げます。
この作業によって、見た目も美しく、安全性も確保されます。
清掃後は、お客様に工事完了のご報告をさせていただきましたが、屋根がどんどん綺麗になっていく様子をご覧になり、大変喜んでいただけました。
私たちヤマムラ建装では、工事の仕上げにも手を抜かず、最後まで丁寧に対応いたします。
名古屋市やその近郊で、屋根リフォームをお考えの方は、どうぞ安心してヤマムラ建装にご相談ください。
お客様の安心と笑顔のために、質の高い屋根工事をお約束いたします。
初動調査の雨漏り点検から作業の流れまでを施工事例で紹介しています↓↓↓
『【葺き替え工事】名古屋市瑞穂区 古い瓦からモダンな平板瓦へ!安心・長持ち屋根工事』
お客様にご協力していただいたアンケート(お客様の声)はこちらから読めますよ↓↓↓
『【平板葺き替え】名古屋市瑞穂区 平板瓦で葺き替え工事完了後にアンケート用紙記入』
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こちらの記事を書いた施工店【アメピタ名古屋南店】
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