名古屋市南区のお客様より、経年劣化から変形していた雨樋から雨漏りがするようでアメピタ名古屋南店にご連絡を受けました。
現在の状態をお聞きしながら、雨が降るたびに雨漏りで落ちてくる雨水を受けるためのバケツを準備しているそうです。
既に雨漏りの兆候が出ているそうで、どこから雨水が侵入しているのか?雨漏り点検の依頼を請けました。
同時に、お客様のほうでも雨樋が変形している場所に、ホームセンターで購入した防水テープを雨樋に貼ってDIYで施工してありました。
その雨樋の状態を点検調査する様子をご紹介いたします。
ベランダがある場所の雨樋が変形していて、防水テープを貼ってはいるが形が変わった状態が治るまで入っておりませんでした。
お客様が一番気にしていたところが、屋根の谷部を中心とした軒板の状態でした。特に表面に施工されているモルタルが、水膨れしたり穴が開いてしまっています。雨樋からの雨漏りでバケツも置いていたぐらいだったため、お客様も雨樋からの雨漏りでは無いかと心配なされていました。
点検調査を終えて内容のお写真を、お客様に見てもらいながらご報告させていただきました。
現在でも、すでに劣化気味なので雨樋の交換はした方が良いとご提案させていただきました。
交換工事で、樋吊りに関してはモルタル壁に差し込まれているので、こちらは取り外さずに雨樋だけの取り替えとしてお伝えさせていただきました。
そのご提案内容でお見積りを作成して、お客様にお渡ししました。
伸縮するハシゴを雨樋に干渉しない所で、屋根瓦の方まで設置しておきます。ベランダもあって、そこまで長くないハシゴを使うことが出来ました。長いハシゴの場合、重量もかさむため屋根などに設置する時に不安定になる場合もありえます。設置して伸縮性のハシゴがズレて移動しないように、雨樋を支える樋吊りで流用して縛って移動しないようにしておきます。
変形して雨水が落下してくる既存の雨樋を、樋吊りのロックを外してから持てるサイズで部分的に切断しながら、取り剥がしていきます。取り剥がした雨樋の部品は、土嚢袋に固めて積んで処分しておきます。
取り外した後で、樋吊りに支え置くように新しい雨樋を取り付けて行きます。雨樋の部品も、コーナーや止めなどの部品も使いながら雨樋を取り付けます。樋吊りの爪を、新しい雨樋を挟み込むように押さえて行きます。雨樋の上部分では、樋吊りがあるところで、取れないように針金で縛っておきました。
今の時代は、建築に携わる職人さん技術として施工マニュアルなどがあって、職人さん全体の技術力としては平均的に上がっています。平均的が多くなった中に、もっと技術力の高い職人さんが一部存在している状態・・・が今の現状かなと思います。今回の建物のように40年以上昔の場合は、逆にトップレベルの技術力を持った職人さんがいました。ただし、平均的な職人さんよりも、それ以上にだだくさ【ぞんざい・適当】な職人さんも多かったかと思います。昔のだだくさ【ぞんざい・適当】となってしまった理由として、1.今より物件数が多くて次から次へと工事を進めないと行けなかった。2.上の人から親切に教えてもらえずに、悪い意味で【目で見て覚えろ!】の世界だった。3.タイミングが悪ければ、仕事を覚えるのに数十年かかってします。4.経営者(社長)は、現場の状態がわからないため、数年いたら一人前だろ?と勘違いして仕事も覚えきっていないのに、現場を任される。5.当時の仕事量は、今の数倍の量のため、4番で勘違いから現場を任された人が、勘違いして一人前だと思い独立してしまう。6.独立されて従業員が少なくなっても、仕事量は減らないため、入社して数年の社員に現場を任せてしまう。雨漏り点検や住宅点検などしていても、ちょっとだだくさ【ぞんざい・適当】な仕事だなと、感じれることは少なからずありますよ。今回の雨樋の雨漏りに関しても、正直、手抜き工事に近い工事だと考えています。上記の写真の様に、雨漏りしていた箇所の雨樋の施工の仕方が間違っています。谷部コーナーから、距離もないのに雨樋の接続部分が来ること自体が間違っています。正確には、谷コーナーを中心に一本物の雨樋を施工するのが正解だと思います。何故このような状態になったかと言えば、たぶん材料が不足してしまって、他の場所で発生した雨樋の切れ端なら取り付けれると思って施工したのかと思えます。
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こちらの記事を書いた施工店【アメピタ名古屋南店】
地元密着で屋根の工事を中心に、雨漏りの専門家として営んできました。
お住まいの建物の屋根はもちろんのこと、内装工事も外装工事もご相談に乗ることが出来ますよ。
初動調査でもある目視による点検調査には、写真の私が責任をもってご訪問させていただきます。
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