雨漏りもしているカラーベストの上に防水紙(ルーフィング)を貼りながら、金属屋根材を取り付けながら施工していきます。
屋根・軒先部より一段ずつ登りながら金属屋根材を施工していきます。
前日のブログにも説明したように、
重要な部材でもある軒先鉄板に軒先一段目の金属屋根材を引っ掛けながら施工していきます。
引っ掛けながら施工することにより、屋根の先端に強風が入るような隙間を遮断します。
赤色の矢印ように、一段ずつ金属屋根材を登るように取り付けて施工していきます。
寄棟屋根の防水紙(ルーフィング)の貼り方について。
1.それぞれの屋根面を一列ずつ防水紙(ルーフィング)を貼っていきます。
2.隅棟部の頂点を越境するように、隣の屋根面まで防水紙(ルーフィング)を貼っていきます。
3.一列ずつ屋根面を横に【ぐるぐる回るように】施工していき、同じ段数の屋根面全部が防水紙(ルーフィング)を貼れたら、次上の一列を施工していきます。
4.最後に、隅棟頂点に重ね用の防水紙(ルーフィング)を貼っていきます。
この防水紙(ルーフィング)の施工方法を知らない屋根工事以外の業者さんが貼ると、施工ミスで雨漏りの原因となりえます。
同じ段数の隣屋根面より、防水紙(ルーフィング)を伸ばして貼ります。
(緑色の矢印)
次に
(黄色の矢印)の方向に、防水紙(ルーフィング)を貼っていきます。
最後に、隅棟頂点に重ね用の防水紙(ルーフィング)を貼っていきます。
(青色の矢印)
この順序で施工していると、多少の防水紙(ルーフィング)の長さや幅が短くても、雨水が入ることもありません。
ケラバ板金の水切り板金を取り付けていきます。
こちらは、水切り板金兼ケラバカバー(意匠的)の役割も持っています。
赤丸で囲んだ、釣り子と言う部材を使用してケラバ水切り板金が、ズレたり落下しないように止めてあります。
黄色の丸で囲った水密材は、雨水のオーバフローで雨漏りをしないように、補助的に取り付けています。
こちらの豊明市のお客様の玄関上には、下屋根が設置されていました。
下屋根の壁が出っ張った部分で【出隅コーナー部】と呼ばれる個所があります。
ここの部分周辺の水切り板金の施工が、屋根業者さんの腕によっては雨漏りしやすい状態が作られることもありえます。
今回の写真の様に、上から軒先部まで水切り板金を通して施工してあれば正解なのです(弊社の協力会社はすべてこの施工方法です)が、たまに技術の無い屋根業者さんに当たってしまいますと、写真の黄色の線から軒先部にかけて板金をカットして強引に屋根の途中から水切り板金を出してしまいます。
それがなぜいけないかと言うと、屋根の途中から出すために屋根部材の厚み分、水切り板金を強引に立ち上げるため、立ち上げたその個所で雨水がたまり雨漏りする可能性が出てきます。
ちょっと特殊な話でしたが、屋根部材を施工する前段階で雨漏りしやすい状態を作っていることもありえます。
屋根全体に金属屋根部材を施工し終わったら、本日の工程は終了しました。
次回は、屋根棟板金などの取り付け施工になります。
優秀な屋根の屋根技術者や他建物箇所のそれぞれに協力会社がついていますので、建物のお悩みなど小さな範囲のお話でも構いませんので、お気軽にご連絡をください。
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こちらの記事を書いた施工店【アメピタ名古屋南店】
地元密着で屋根の工事を中心に、雨漏りの専門家として営んできました。
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初動調査でもある目視による点検調査には、写真の私が責任をもってご訪問させていただきます。
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