名古屋市昭和区のお客様より、屋根の谷樋部から雨漏りしていて雨染みが出るぐらいなので、修理をして欲しいとのご依頼がありましたのでご訪問させていただきました。
雨漏りが部屋内にまで来ているので、屋根の修理が必要です
お客様が雨漏りだと判断できる状態には下記状態なのかと考えられます。
1.『天井に雨染みが出来ている』
2.『壁のクロスなどが剥がれてきたり』
3.『壁に雨染みが出来た』
上記のような目で見える状態になったときに、
『雨漏りしていた!』と気づかれると思います。
ですが、室内での雨漏りしていると判断できるころには、屋根裏や屋根での雨漏りの状態が酷くなっていることは多々ありえます。
今回のお客様の様に、雨漏り屋根点検の依頼はなるべく早くの状態である『雨漏り』を見つけた段階でご相談していただけるといいかと思います。
まだ雨漏りの状態が少ないからと言ってそのまま放置していると、屋根裏や屋根上では被害が大きくなって、小規模の修理では不可能な状態になってしまい、全面屋根の取り替え工事などの大規模リフォームとなってしまうこともありえます。
雨漏り屋根点検や雨漏りの工事などは、アメピタ名古屋南店でも対応していますので、気軽に一度ご連絡をください。
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こちらの昭和区のお客様のご要望で、谷樋部の修理作業を開始させていただきました。
部屋内に雨漏りがしているだけあって、谷樋も経年劣化でかなり消耗していました。
なお屋根瓦に白色の数字は、谷樋を取り外すのに干渉する屋根瓦を仮で取り外すため、順番がわかりやすくするために数字を書いてあります。
【石筆】という建築筆記具みたいなもので、風雨など時間が経過すると自然と書いた文字が消えるようになります。
谷樋を取り外すために干渉する周辺の屋根瓦を取り外してみたら。。。
屋根瓦の下から発泡スチロールで出来た『屋根下地ユカルーフ』と言う屋根部材が出てきました。
30年ぐらい前にほんの少しだけ流行った商品ですが、材質が発泡スチロールのため『屋根全体が軽くなる!』という謳い文句で販売されていました。
私はこの商品については、とても信用が出来ないと思っていました。
屋根の野地に発泡スチロールを直接に貼ってから、その上から屋根瓦を施工する方式です。
信用が出来ないという点ですが・・・
1.屋根瓦の形でこの商品にくぼみが出来ているが、屋根瓦をカットして調整が出来ない
2.当時の職人さんは、屋根瓦を施工するときにボンドで貼っていきましたが、ボンドが永久に持つわけが無いこと。
3.雨が侵入した発泡スチロールが劣化しないとは限らない。
4.部屋内が高熱を発する場合、発泡スチロールのため溶けてしまいます。
他にも、上げれば切りが無いので割愛しますが、現在では、普通に防水紙(ルーフィング)を貼って桟木棒を打ってから屋根瓦を施工した方が、断然!いいかと思います。
毎度のことですが、この当時の谷樋が銅板で作成されているため、屋根瓦との相性が悪くて銅板に穴が開いてしまっています。
ここの部分ですが、お客様の話ではここを建てた建築屋さんに連絡して、以前はコーキングボンドなどで修理をしてもらったそうですが、それでも雨漏りが完全に止まらないので、何度も連絡していたら着信拒否をされるようになってそのまま音信不通になったそうです。
簡単に直そうと思ってコーキングボンドを使ったみたいですが、ここを施工した屋根工事屋さんに任せた方が、まだ雨漏りが治った可能性があったと思いました・・・この時までの私は。
経年劣化している谷樋を交換するために、取り外してみたら。。。
まさかの屋根の野地に直接谷樋を施工しているとは。。。ありえないですよ!
ここの箇所に防水紙(ルーフィング)が貼ってあったらまだ雨漏りも防げたと思うが、このような作業をするような屋根技術者では永久に雨漏りは防ぐことできないだろう。
ここにも『屋根下地ユカルーフ』の弊害の一つがありましたが、谷部など特殊な加工箇所では『屋根下地ユカルーフ』が加工しずらい状態になります。
防水紙(ルーフィング)を貼って作業を進めていきます
屋根の野字が剥き出しになっているところに、防水紙(ルーフィング)を貼っていきます。
防水紙(ルーフィング)の上に新しい谷樋を設置します。
その際に、激しい雨水に対応するように屋根部材の【水密材】を取り付けておきます。
経年劣化した谷樋を取り外すときに干渉する周辺の取り外しておいた屋根瓦を一枚ずつ順序良く取り付けていきます。
取り外しておいた屋根瓦を全て取り付けたら、今回の作業はすべて完了しました。
『屋根下地ユカルーフ』など特殊な屋根材の雨漏り調査や修理作業など対応していますので、お気軽にご連絡をください。
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こちらの記事を書いた施工店【アメピタ名古屋南店】
地元密着で瓦工事という雨漏りの専門家として営んできました。
住宅屋根の雨漏りに関しては勿論のこと、小規模な工事や住宅外壁、住宅の内装に関してもお気軽にお問い合わせください。
初動現地調査には、写真の私が責任をもってお伺いします。
なお雨漏りの原因究明に関しては、初動現地調査の際に判断しますが、場合によっては後日、私と雨漏り箇所の担当業者と再度お伺いして、細かくチェックを行った後に原因を究明したいと思います。
ぜひ一度、御見積り・現地点検調査無料のアメピタ名古屋南店にお気軽にご連絡ください!!
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