2024年06月26日追記
名古屋市昭和区にて、雨漏りが原因で室内の天井から雨染みが発生しているので、雨漏り調査と原因に対する修理の依頼でご相談しました。以前に、こちらの建物を建てた元請けさんに、雨漏りがすると言うことで修繕作業を行ってもらったそうです(有償作業)数年たって、雨がまた漏りだしたためその元請けに何度も連絡したが、終いには着信拒否をされて連絡が付かない状態になったそうです。困って弊社にご相談のご連絡をいただきましたが、点検調査から前回の修繕作業があまり良いやり方をしていなかったのが、原因だと予測しました。
施工内容 |
- 雨漏り点検
- 瓦屋根補修(差し替え、ずれ・破損補修)
- その他板金補修・交換
- その他
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築年数 |
築30年ほど |
施工期間 |
2日間 |
工事費用 |
約18万円ほど |
初動調査での注意点や契約から工事までの流れを書いています
名古屋市昭和区のお客様より、雨漏りしているので修理を含めた屋根調査をして欲しいとのご相談がありましたので、後日、お客様の元へご訪問させていただきました。ご訪問のご挨拶を行ってから、お客様から聞き取り調査を行いながら、雨漏りしている部屋まで通していただきました。なお、雨漏りしている判断で、以下の三つが多いかと思われます。1.『天井に雨染みが出来ている』2.『壁のクロスなどが剥がれてきたり』3.『壁に雨染みが出来た』上記のような目で見える状態になったときに、『雨漏りしていた!』と気づかれると思います。ですが、室内での雨漏りしていると判断できるころには、屋根裏や屋根での雨漏りの状態が酷くなっていることは多々ありえます。今回のお客様の様に、雨漏り屋根点検の依頼はなるべく早くの状態である『雨漏り』を見つけた段階でご相談していただけるといいかと思います。
室内の状態から、谷樋に不備があるかと思い雨漏り調査として、平屋の屋根調査を行いました。谷樋が経年劣化で腐食はしているのですが、他の修理でもあったコーキングボンドで穴埋めをしていました。2~3年ほど持てばと言う考えなら、まだ何とかなりそうなのかとおもいます。
ですが、それ以上の年数をコーキングボンドで賄おうとしても、亀裂や隙間などで雨の防水効果はほとんどありません。もし、今現在打合せ中のリフォーム会社が、谷樋などの穴被害を新しい谷樋の取り替え工事を勧めずに、コーキングボンドで埋めようと進めてきた場合、すぐにでも打ち合わせを止めて他の優良なリフォーム会社に変更をした方が良いですよ。
谷樋が雨漏りの原因となっているので、お客様には新しい谷樋へ交換する屋根リフォーム工事を提案して、お見積りを作成させていただきました。
経年劣化している古い谷樋を新しい谷樋へと交換することになるため、谷樋周辺の屋根瓦に後での施工でわかりやすいように【石筆】で番号付けしていきます。
その番号付けは、あとで葺き直すときに順番が分かりやすいようにしてあります。
谷樋に干渉する周辺の瓦を取り外して、落下して破損しないように屋根上に置いておきます。
周辺の屋根瓦を取り外してみたら、屋根下地材にあまり使われない【ユカルーフ】という材料が入っていました。弊社も30年ぐらい昔に一回だけ屋根施工で使いましたが、屋根工事屋さんは少し簡単に作業が出来るようになるメリットはあるとおもいます。
ですが、お客様にとっては、経年劣化した時のデメリットの方が多すぎと感じて、それ以降はとても使いたいと思えない屋根下地材でした。
他にも、工場の屋根で使われていたのをすべて剥がして、普通の屋根施工でリフォームもさせていただきました。その時の屋根リフォームした理由として、工場であるため室内が高温になると、この屋根下地材【ユカルーフ】が材質が発泡スチロールが溶けだしてしまいます。
屋根瓦などが落下やズレてしまうため、屋根全体のリフォーム工事となってしまいました。お客様には、あまりお勧めできない商品ですね。
経年劣化した谷樋を確認してみたら、この築年数の年代なのかもしれないが厚みが薄い銅板で作られた谷樋鉄板が施工されていました。ただでさえ穴が開きやすい厚みの薄い銅板谷樋ですが、そこにコーキングボンドで穴埋めしても雨水の侵入は止まらずに雨漏りし続けると思いますよ。
経年劣化した谷樋を取り外してみたら、谷樋の下には屋根の野地が剥き出しの状態になっていました。最初発見した時は、単純に施工ミス・施工不良だと思いましたが・・・1.屋根下地材【ユカルーフ】の部材に谷樋部が元から無かったのか? ⇒そうすると屋根施工した人の施工ミス・施工不良とも言えません!2.当時の屋根工事屋さんが、面倒になったか?この部分の材料代金をケチったのか? ⇒完全な施工ミスであり・施工不良でもあり、職務怠慢施工となります。とは言え、いま現在では全く判断できませんが、現実問題として穴が開いた谷樋の下が屋根の野地板が剥き出しになっていたら、どうやっても雨漏りしてしまいますね。
特に屋根の先端になる軒先部分には、谷樋の穴から侵入した雨水が流れついてここから屋根裏へと雨漏りしていると原因として判断できました。
剥き出しになっていた屋根の野地板の上から、雨水が侵入しないように防水紙(ルーフィング)を貼っていきます。
谷樋部に新しく防水紙(ルーフィング)を貼りましたら、その上から新しい谷樋鉄板を取り付けていきます。
雨水がオーバーフロー(飛越え溢れ)防止で、新しい谷樋鉄板の両端に水密材を取り付けていきます。
谷樋鉄板周辺の取り外していた屋根瓦を、新しい谷樋鉄板に再度取り付けていきます。
取り外しておいた屋根瓦を、新しい谷樋鉄板付近にすべて取り付けましたら、谷樋鉄板を取り替える屋根リフォーム工事は完成となります。
工事が完了後、お客様に作業中の写真を見ていただきました。
綺麗になった屋根の谷樋を大変喜んでいました。
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こちらの記事を書いた施工店【アメピタ名古屋南店】
地元密着で屋根の工事を中心に、雨漏りの専門家として営んできました。
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初動調査でもある目視による点検調査には、写真の私が責任をもってご訪問させていただきます。
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