名古屋市天白区にて塩ビ(塩化ビニール素材)屋根の交換工事の依頼を頂きましてご訪問させていただきました。屋根のリフォーム工事の準備として、ベランダ上での作業のため、高い位置の作業で脚立を使って作業していきます。この脚立に乗りながら、塩ビの屋根を取り外したり新しい塩ビの屋根を交換工事で取付けたりします。
現在の塩ビ屋根の状態ですが、紫外線があたって劣化していることと長い期間の経年劣化とで割れたりヒビがはいったりして破損していました。
塩ビの屋根を止め付けているフタ付きの【止め釘】を打ち込んで固定していました。サイズが小さいバールなどを使って、塩ビの屋根材を取り剥がすのに【止め釘】を取り外していきます。
塩ビ(塩化ビニール製)の屋根は、紫外線などの太陽の光に対してはあまり強くはありません。塩ビの屋根の交換時期の目安として、10~15年ほどで交換対応した方が良いと思います。交換することを放置していると、紫外線の力と経年劣化が原因で穴が開いて破損したりします。それ以外にも、塩ビの屋根自体が脆くなって台風などの強風に煽られて飛散する可能性もありえます。
トタン屋根の方も、劣化することを放置はしないでください。錆で腐食をし始めるのは、屋根の先端・軒先側から錆落ちていきます。錆落ちると、【止め釘】で打ち込んでいるところも無くなってしまい、こちらも台風などの強風に煽られて飛散する可能性がありえます。ほかにも、錆が原因で【止め釘】を取ることが不可能な状態もありえます。その時は、土台の屋根ごと取り外す屋根リフォーム工事となってしまうこともあります。やはり、劣化する前に早い段階での修理や屋根のリフォームなどで対応した方が良いかと思います。
土台の屋根骨組みに、若干、腐食が見当たりましたが、耐久度もしっかりしていましたので、交換などせずにこのまま作業を進めていきました。
今現在の【止め釘】でもある、パッキン付きビスで新しい塩ビの屋根材を止め付けて固定をしていきます。
かなり昔の工法や、屋根の骨組みの状態によっては、パッキン付きビスで固定することはせずに、塩ビ屋根専用のフックボルトを使って塩ビ屋根を固定することもあります。ただし、このフックボルトも長いこと放置するとボルト部分が錆びてしまい、取り外すときに不具合が出ることもありえます。
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