名古屋市南区にお住いのお客様より、古く劣化して破損している和瓦を差し替えする、屋根リフォーム修理のご相談をいただきました。屋根に使われていたわ瓦も、経年劣化による破損や亀裂が入っていました。新築で建ててから一度も修理・修繕などの手入れをしていなかったらしいです。結果として、瓦自体が劣化してしまい割れや破損をしてしまいました。新しい屋根瓦で差し替えする、取り替え交換修理をすることになりました。
雨漏り屋根診断もかねて、屋根全体を確認してみました。所々、経年劣化による和瓦に亀裂が入っていました。長い間、屋根全体に手を加えていなかったので、瓦自体の耐久年数が越えて亀裂が入る状態になっていました。
その他にも、屋根瓦の一部が破損しているのもありました。
赤矢印先に示したところも、屋根瓦が破損をしていたり亀裂が入っていたりしていました。このような状態だと、この破損した部分から雨漏りがしやすい状態になっています。この様な状態が、屋根全体に多数ありましたが、そのような瓦を差し替え修理を行っていきます。
同時作業としての雨漏り屋根診断を終えてから、新しい屋根瓦へと取り替え交換する修理を行っていきます。劣化して破損している屋根瓦を取り外して、内部の屋根土が見える状態にしてから新しい屋根瓦へと取り替えます。
新しい屋根瓦を差し込むように取り付けます。その後、屋根瓦がずり落ちないように、周りに固定用のコーキングボンドを接着するように塗っていきます。
屋根瓦を補修修理した時に、ずり落ちないように固定するつもりでコーキングボンドを塗っていくのですが・・・写真のように、黄色い矢印先の部分にコーキングボンドを塗っていきます。今回は塗っていませんが、緑色の矢印先も塗ることは可能ですが、赤色の矢印先は屋根瓦の【谷部】にあたりここの部分だけは絶対に塗ってはいけません。屋根工事に携わる人なら常識な話ですが、たまに赤矢印先をコーキングボンドで埋めてしまって雨漏りの原因となっていることもあります。
屋根瓦の修理や修繕工事で、部分的にコーキングボンドを塗り固定するのは作業上必要なことです。
ただし、屋根瓦全体をコーキングボンドで固定する工事【ラバーロック工法】に関しては、弊社ではあまりお勧めはしていません。
理由として・・・
1.正当な工事と言えず【応急処置工事】の部類の作業になります。
2.何年後か先に、屋根瓦のリフォーム工事で余分な作業手間代や産廃処理がかかる可能性がある。
3.コーキングボンドが乾くのに、真夏日以外は数日かかるためその間に雨が降ったり埃などが付いたりして屋根全体が汚くなります。
4.解体工事に入るのなら、その際もコーキングが付いているため、高額な処理代がかかる可能性もありえます。
弊社も、お客様との提案で、有償作業ですが【応急処置】扱いだと言うことは伝えています。
最後はお客様が判断することなので、『絶対にやめなさい!』ともいえないので、出来るだけラバーロック工法はお勧めは出来ませんね。
劣化した屋根瓦が数多くありましたが、すべて新しい屋根瓦へと取り替え交換をしました。一階の屋根部分の屋根瓦も、劣化して破損しているものは、こちらも新しい屋根瓦へと取り替えを行いました。今回のように、経年劣化による破損などで、雨漏りしやすい状態の建物は沢山あると思います。それは屋根瓦だけではなく、建物の全体にも言えたことです。経年劣化で雨漏りするケースもあります。
雨漏りしてからでは修理の費用も大きくなりますので、何年かごとに一度は定期点検をすることをお勧めします。
一連の流れを施工事例でも紹介しています↓↓↓
『名古屋市南区にて古い建物で一度も手入れをしていない瓦が破損したので部分的に補修』
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地元密着で屋根の工事を中心に、雨漏りの専門家として営んできました。
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初動調査でもある目視による点検調査には、写真の私が責任をもってご訪問させていただきます。
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