2024年06月29日追記
名古屋市南区にお住いのお客様より、築年数もかなり経過していて屋根瓦が傷んでいるのでどうしたらいいのか?という、ご相談を頂きましてご訪問させていただきました。最近の瓦メーカーで製造されている商品は、コンピューター制御により一定の商品が出来上がります。そのため、精度が高い商品が出てきます。ただ、1980年代前半以前だと、焼き具合にムラが出て来て劣化の差が違ってくることもあります。それに、もっと以前の屋根瓦だと、出来具合の瓦を組み替えながら施工して行きます。そのこともあって、古い瓦で葺いた屋根は組み合わせが悪い場合、亀裂や破損が出来やすくなって、自然な状態でも割れやすくなっていることもありえます。その様な破損した瓦を、差し替え交換して修復していく様子をご紹介いたします。
施工内容 |
- 雨漏り点検
- 瓦屋根補修(差し替え、ずれ・破損補修)
- その他
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築年数 |
築60年以上 |
施工期間 |
約2日間ほど |
工事費用 |
約15万円ほど |
初動調査での注意点や契約から工事までの流れを書いています
屋根の雨漏り調査も兼ねて、現状の屋根状態を知るために、屋根全体を確認して回っていきました。経年劣化による破損・亀裂など(赤丸で囲ったところ)が、入っている瓦が多々ありました。長い間、屋根全体に修理・修繕や大型屋根リフォーム工事などで、手を加えていなかったので、屋根瓦自体の耐久年数が越え劣化しやすい状態になっています。
その他にも、瓦の先端が破損で割れているところもありました。
(赤矢印で示したところ)屋根瓦が破損をしていたり亀裂が入っていたりしていました。このような状態を放置しているとす、この破損や亀裂している所から雨漏りがしやすくなります。この様な状態が、屋根全体に多数ありました。そのような瓦を取り替え交換する修理を行っていきます。
新しい瓦へと取り替え交換する修理を行っていきます。劣化して破損している瓦を取り外して、内部に置かれている屋根土が見える状態にしてから新しい瓦へと取り替えます。
その間に、屋根瓦を滑り込ますように新しい屋根瓦を取り付けて行きます。この取り付けの仕方が(差し込み)、屋根工事に携わっていないと間違った取り付け方となります。新しい屋根瓦を取付けたあとで、屋根瓦を固定するために新しい屋根瓦の周りにコーキングボンドを接着して固定をしていきます。
屋根瓦にコーキングボンドを塗るコツとして・・・写真のように、黄色い矢印先の部分にコーキングボンドを塗っていきます。今回は塗っていませんが、緑色の矢印先も塗ることも可能ですが・・・赤色の矢印先は屋根瓦の【谷部】にあたりここの部分だけは絶対に塗ってはいけません!屋根工事に携わる人なら常識な話ですが、そういうことを知らないリフォーム屋さんや他業者の人が行った作業で、赤矢印先をコーキングボンドで埋めてしまって、余計に雨漏りの原因となっていることもあります。
屋根全体をコーキングボンドで塗っていくラバー工法はお勧めしません!!
屋根瓦の修理や修繕工事で、部分的にコーキングボンドを塗り固定するのは、作業の上では必要なことなんですが。。。
今はあまり見かけなくなった、屋根瓦全体をコーキングボンドで固定する工事【ラバーロック工法】に関しては、弊社アメピタ名古屋南店でも運営会社のヤマムラ建装㈱でも、お客様にはあまりお勧めはしない工事となります。
お客様には、『応急処置扱いの工事』だと言うことを説明しています。
1.何度も言いますが、正当な屋根工事とは言わずに、【応急処置工事】の部類の屋根の作業になります。
2.何年後か先に、屋根瓦の修繕・修理工事や大型屋根リフォーム工事の際には、平均工事代金よりも高額な作業工賃や産廃処理がかかる可能性もありえます。
3.コーキングボンドが乾くのに、真夏日以外は数日かかるため、その間に雨が降ったり埃などが付いたりして屋根全体が汚くなります。
4.建物の解体工事が入るのなら、その際もコーキングが付いているため、高額な処理代がかかる可能性もありえます。
弊社も、お客様との提案で【応急処置】扱いだと言うことは伝えています。
最後はお客様が判断することなので、『絶対にやめなさい!』ともいえないのですが・・・
出来るだけラバーロック工法はお勧めは出来ませんね。
かなりの枚数の劣化した屋根瓦がありましたが、雨漏りしやすくなっている状態の古い屋根瓦から、新しい屋根瓦へと取り替え交換する修理をすべて行いました。
1階の屋根部分も、劣化や破損している屋根瓦がありましたので、こちらも新しい屋根瓦へと取り替え交換を行いました。今回のように、経年劣化による破損などで、雨漏りしやすい状態の建物はこの世の中にはまだまだ沢山あると思います。それは屋根瓦だけではなく、建物の外装も内装もすべてに言えることです。建物のなかで、『屋根部分』・『雨樋部分』・『外壁部分』は常日頃、酷暑や厳冬などの環境に左右される場所になります。
新築状態のままのつもりで、修理・修繕リフォームなどを行わないと劣化して破損していることもありえます。
雨漏りしてからでは小規模の修理では賄いきれずに、大規模のリフォームになりやすいです。
約10~15年ごとの定期点検などを行い、小規模の状態での修理などを行っていってほしいです。
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こちらの記事を書いた施工店【アメピタ名古屋南店】
地元密着で屋根の工事を中心に、雨漏りの専門家として営んできました。
お住まいの建物の屋根はもちろんのこと、内装工事も外装工事もご相談に乗ることが出来ますよ。
初動調査でもある目視による点検調査には、写真の私が責任をもってご訪問させていただきます。
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