棟際で破損している屋根材を、差し替え交換を行うために、まず初めに干渉している棟板金材を取り剥がしていきます。棟板金が施工される順序として・・・1.屋根材を棟の芯付近まで施工してきます。2.棟板金を取付けるための下地材を屋根材の上に取り付けます。3.下地材に被せるように棟板金を取付けて行きます。この順序で、棟の板金材は取り付けられます。逆に、取り外して行く時にはこの逆の行動として、3番➡2番➡1番となっております。
棟板金を取り剥がして、新しい屋根材を差し替えする準備をいたします。ちなみに取り剥がした棟板金は、コーキングボンドなどで接着していました。
そのことがあって、綺麗には取り剥がすことは出来なかったので、新しい棟板金を使って取り付ける予定となっております。
新しい屋根材を使って、取り外しておいた破損した屋根材の部分に新たに取り付けて行きます。なお、既存の屋根材に関しては、すでにメーカー廃版しているため手に入れることが不可能でした。そのため、現在販売されている同じ寸法の屋根材にて、差し替え交換をおこなっていきました。
棟板金を取り付けるために、屋根材の上に載せるように下地材を取り付けていきます。下地材を取り付けて行くときには、下地材と直下の屋根材に専用の電動工具を使って穴をあけて行きます。
その穴を使って、下地材の固定で少し長めのビス釘を、屋根の野地板まで打ち込んで行きます。
屋根材の上に取り付けた下地材に合わせながら、棟板金を下地材に被せるように取り付けて行きます。棟板金の長さが、一本当たり1.8mほどのため、一本一本重なるところが出てきます。その板金同士のの重なる部分に、接着の意味合いでコーキングボンドを塗って施しておきます。その後、棟板金同士を重ねるように取り付けた後で、板金同士の接続部分を上からコーキングボンドを塗っていきます。こちらの役割としては、棟板金同士の重なり隙間から、雨水が入り込まないように防水処理として塗っていきます。
それぞれ、接続部分になるところで棟板金を加工していきながら、重ね合って取り付けて行きます。右から左まで、新しい棟板金を取付けることが出来ました。今回は、破損した屋根材が棟際部分で発生していたため、棟板金も取り外しての規模の大きい差替え工事となってしまいました。屋根の真ん中ぐらいの平部では、ここまで大規模な修理工事とはならずに屋根材だけの取り替え交換だけで行えました。
棟板金付近や谷樋鉄板、ケラバ袖部の水流れ板金などが干渉するところは、作業が大掛かりになることもありえます。
目視による屋根点検調査の際に見つけていました、赤矢印先のケラバ袖部の水流れ板金付近の屋根材が破損していました。
ただ、ここの破損した部分がもう一段下の段数であったのなら、上から全部取り剥がして尚且つケラバ袖部の水流れ板金も、すべて取り剥がさないと行けなかったです。
今回は、一段横にズレていたため、その場での屋根材の差し替え工事だけで済むことになりました。
まずは破損している屋根材を、屋根の端側にあるケラバ袖部の水流れ板金を凹ましたり傷をつけないように、慎重に取り外していきます。ここの部分の屋根材は、ケラバ袖部の水流れ板金の隙間に屋根材をはめ込みながらの施工となっているため、先ほども書きましたが状況によっては広範囲で屋根材を取り剥がさなければいけなかったかもしれません。今回のような差し替えだけでも、やはりケラバ袖部の水流れ板金を凹ましたり広げすぎたりしないように、気をつけて作業を進めないといけないのですね。
取り外した破損した屋根材のあったところに、破損していない屋根材を差し替えして修理作業は完了となります。二階屋根の差し替え交換作業の際に、余分に破損していない屋根材を一枚だけ取り外し、一階の屋根の作業に使わせていただきました。
(お客様には作業内容は了承済みです)一階屋根に使った理由として・・・1.一階屋根にあるベランダから差し替え作業した場所が見える範囲だったため。2.屋根材がすでにメーカー廃版になっていたため形を変えたくなかった。3.悪質訪問リフォームの営業に、屋根材の形状が変わっているところを、目ざとく発見されて営業トークのネタとして使われてお客様にご迷惑がかからないようにするため。この様なこともあり、二階屋根から一階屋根に移動して差し替えて使わせていただきました。
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