屋根塗装ではまず高圧洗浄にて屋根に付着した汚れを洗い流します(左写真)。この時、古くなって浮いた塗膜も一緒に除去できますが、必要であれば手作業で剥がすケースもあります。 スレートの屋根塗装では必須と言える縁切りは、タスペーサーを使って行います(右写真)。スレートの重なり部にタスペーサーを入れることで、適度な隙間ができるため、塗装による閉塞を防ぎます。縁切りが十分されていないと、内部に水を引き込む毛細管現象によって雨漏りさせる危険があります。
棟板金交換工事後、屋根全体下塗りとしてシーラーを塗布します(左写真)。そして中塗り、仕上げの上塗りと塗装を重ねて屋根塗装は完了となります。 色あせしていた屋根が、塗装後は輝きを取り戻しましたね(右写真)。スレートは塗装をすることで寿命を延ばすことができ、逆に塗装をしないと20年程度でだめになってしまうため、塗装時期を見極めるためにも定期的に専門業者に点検をお願いするようにしましょう。