名古屋市天白区にて、天井に雨染みが出来ていることで雨漏りがしていることに気が付いたそうです。弊社にご連絡を頂いて、ご相談の内容です。初動調査で雨漏り点検にご訪問してみたら、お客様の建物屋根の勾配が急激な角度だったため、屋根に登ることが出来なかったので周辺から確認作業を行いました。
お客様の元へお伺いいたしまして、軽くご挨拶などをした後で、お客様から現状の雨漏りの状態などをお聞かせいただきました。お客様に連れられて、玄関に入ってすぐの天井板に雨染みが出来ていました。いつ頃からか、この様な状態になったのかは定かではないのですが、気が付くと段々と雨染みが広がっていったそうです。
お客様から、隣の部屋でも雨漏りしていると言うことで、見させていただきました。玄関の天井よりかは被害は少ないのですが、雨染みが複数個所に分かれて出来ていました。
玄関とお隣の部屋の雨漏りの位置関係から考察してみて、谷部(八谷部)に使われている谷樋板金が、経年劣化が原因で腐食したりして穴が開いているのかと考えました。ちなみに、屋根瓦の方からの雨漏りは可能性としては少なそうでした。理由として、今回使用されている屋根瓦がS形瓦(スパニッシュ瓦)と呼ばれる洋風瓦の一種となりまして、洋風瓦を施工するためには屋根瓦と屋根の野地板の間に、必ず防水紙(ルーフィング)が貼られています。そのため、ただでさえ急勾配な屋根であるのに、屋根には防水紙(ルーフィング)が貼っていることで、雨水が仮に入ってもその場でとどまることが出来ずに、軒先部の雨樋の方へ流れてしまいます。急勾配のメリットとして、平部瓦からの雨漏りなどは少なくなりそうですね。ただ、デメリットとしては・・・1.仮設足場を屋根上に複雑に掛けないといけません。2.急勾配施工費として、工事代金が高額になります。3.お引き渡し後の屋根点検が、屋根の登ることが出来ないためほぼ不可能となります。(足場設置したら別です)
と、考えられそうですが、ドローンを操縦するためには何点か注意点があります。
1.近隣の建物にぶつからないように、設定で壁や屋根から数m以内は近づくことが出来ないです。
(そんなにも離れたら、屋根を細かく見ることは出来ません)
2.ドローンの発着には、それなりの敷地が必要となります。
(安全に発信や着陸するためには、それなりの敷地が必要です)
3.高圧電線などが近くにあると、吸い寄せられるように誤作動がありえます。
(私は何回かありました)
4.航空局に飛ばすのに申請が必要となります。
この様に、ドローンと言っても問題はないわけではないのです。
そして、何とか発進させても屋根で必要に見たいところが、近づけないため見ることもできない場合もありえます。
今現在では、高所撮影用の自撮り棒にスマホなど撮影器具を取り付けて、伸ばして屋根を撮影しているそうです。
(最大長さで5mぐらいなので5階建ての屋根なら見えるかと思われます。)
左の写真の奥側の屋根側の雨漏りが、右写真の天井板に雨染みが出来ています。天井板に雨染みが出来ていると、屋根の方はかなりの交換作業が必要となってきます。
その他気になるところとして、電灯のコードでもある電気設備(青矢印)がある近所で雨染み(赤矢印)も見当たります。電気のコードがあることは、天井裏では電気の配線が来ていることになります。古い建物だと、漏水などしてショートが原因で家事を発生させる可能性もありえます。皆様も、電気配線の近くで雨漏りを発見したら、建物に対しても皆様に危険があるかと考えるので、出来るだけ早めの対応を行ってください!!
お客様にここまでの雨漏りの点検を、報告させていただきました。屋根が急勾配なため屋根に登ることが出来ませんでした。だが、天井板の雨染みの位置から考察して、経験上谷樋鉄板が劣化しているのかとお伝えさせていただきました。谷樋鉄板の交換工事が、必要になることをお伝えさせていただきました。お客様に、谷樋鉄板の交換をお見積書を作成するために、仮設足場が設置できるかどうかを確認してみました。何とか、足場は設置出来そうなのですが、唯一お隣の駐車場との間が仮設足場を設置する敷地が無さそうでした。ただ運が良かったのが、お隣の駐車場を管理している不動産屋さんが、弊社とのお取引があった不動産屋さんだったのです。早々に連絡をして駐車場の方に、仮設足場を設置することを了承していただきました。仮設足場も無事に設置出来そうでしたので、お見積りを作成してお客様にお渡ししてきました。次回の現場ブログはこちらから読み進めますよ↓↓↓『名古屋市天白区にて角度が早い屋根谷部に使われていた劣化した谷樋鉄板の交換作業』
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地元密着で屋根の工事を中心に、雨漏りの専門家として営んできました。
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初動調査でもある目視による点検調査には、写真の私が責任をもってご訪問させていただきます。
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