常滑市にて、築年数が経過していて経年劣化を心配しているお客様より、屋根瓦の固定具合を診断してほしいと屋根点検のご依頼をいただきました。
ご在宅になっている日にちなどを打合せさせていただいたのですが、お客様も平日はお仕事でいないと言うことで、週末でしたが私も時間が空いていたのでご訪問させていただきました。
※弊社の休日が土日祝休みとなっていますが、すぐの対応は取れませんが私の方のタイミングが合えば、土日祝でも動けれることもありますので、一度ご確認でご連絡をしてみてください。
打合せをさせていただきました日程で、ご訪問させていただきました。
ご挨拶させていただいた後、簡単な聞き取り調査をおこなってから屋根に登りまして屋根点検を行わさせていただきました。
今回の屋根の勾配斜度も緩かったので、足を滑らせるほどでも無かったのも良かったです。
※ これ以上きつい屋根勾配だと点検できない可能性もありえます。
※ 弊社の方へお問い合わせしてもらえれば、点検可能な屋根かどうか調べれることもできます。
屋根上を歩行しながら、屋根点検を行っていきます。
写真は、25年以上前の昔の屋根施工方法でもあります。
屋根の先端部分でもある
軒先瓦や、屋根の両端部分にある
ケラバ袖瓦の落下及び飛散防止の固定方法の仕方が、屋根瓦に元々開いている釘穴部分を流用して針金を通しながらの緊結方法となっておりました。
この当時の屋根施工は、屋根土を使った湿式工法が主流だったため、屋根瓦に対して固定方法が屋根土と針金以外の副資材を使うことが無かったのです。
もちろん、固定釘などを打つ感覚もありませんでした。
使われている針金が、半永久的に持つものならこのまま固定をすることは無いのですが・・・
ただし、当時の使われていた針金線が現在の様な、針金線に皮膜カバーが付けられていないため、経年劣化から錆びや腐食が出て来て劣化切断されやすくなっている状態なのです。
敷地内の庭などから確認しても、まだ綺麗そうな針金だとしても、近づいてみてみると劣化して交換時期になっていることも多々ありえます。
これに、応用編として屋根の端側一帯を張り巡らされている細い鉄の棒がついたお宅もあります(たまに雪害で屋根から鉄の棒が飛び出していることもあり)。
その細い鉄の棒は、軒先瓦とケラバ袖瓦の固定として縛られている針金線を流用して、その細い鉄の棒も同時に縛っている施工となります。
ただ、その細い鉄の棒もまた皮膜カバーが有ったり錆びない材質の物であったりしないので、長年の雨水が細い鉄の棒に当たり続けて腐食してしまいます。
その腐食した錆などが、一緒に固定として縛られていた針金線も腐らせていって、腐食切断をしてしまい固定沙らていなくなったため、大きな台風や強風などで飛散したり屋根瓦が上から落下してくる状態になっていきます。
屋根瓦を取り外して、経年劣化した針金線を新しい針金線に替える作業よりも、針金線で緊結されている付近に専用工具にて新たに釘穴をあけてパッキン付きのビス釘を打ち込む方法を取って行こうかと、お客様にも相談させていただきました。
ビス釘を打ち込むことの方が、固定保持力も針金線に比べて断然強いので、屋根工事屋さんでも補強修繕工事としてよく採択される作業となります。
こちらのお客様の屋根で、唯一の隅棟部を点検してみました。
隅棟部に関しては、緊急で修繕・修復をするような状態でもありませんでした。
代わって大棟部の固定状況の点検を行ってみました。
こちらも、全体的に崩れているとか大棟を積み上げているのし瓦が大きくずれているとかの状態も見当たりませんでした。
大棟部の設置されている鬼瓦の背中側に塗られている、屋根漆喰のほうも緊急で塗り替え交換するほどでもありませんでした。
補強固定として、コーキングボンドの点付けをしていき、接着固定をする作業をお客様に提案していきました。
天窓が一か所ありましたので、こちらも点検を行っていきました。
ここは、(赤矢印部分)天窓の水下エプロン部ですが、天窓の中で一番雨漏り原因となりやすい場所となりえます。
水下エプロン部分の部分が、経年劣化により穴が開くことがあります。(15年ほどで穴だらけになる場合もあり)
そして、エプロン部分の下奥には施工上、屋根瓦をギリギリまで施工しないのです。
穴が開いて⇒雨水が穴から侵入して⇒屋根瓦が無いので野地板に雨が回り⇒室内の雨漏りの原因となります。そのため、天窓の継続修理としては、このエプロン部分が10年から15年に一回交換した方が良いかと考えられています。
とはいえ、今回のエプロン部分にはまだ穴や穴になりそうな傷も無いので、この上からコーキングボンドを全体に塗っていき、エプロン部の膜として塗っていくことでお客様に提案予定です。
屋根の固定工事として作業の提案をお客様にお話しするので、ついでに劣化しているのなら雨樋の交換もお伝えしようかと思い、雨樋の方も点検してみました。
ただ、雨樋の方は特に劣化も見当たらず問題が無さそうでしたので、お客様には作業の提案では無くまだまだ大丈夫なことをお伝えしました。
この様な屋根の点検を行っていきました。
作業を必要なところの提案などをお客様にお伝えして、その提案をベースにお見積りを作成させていただきました。
次回は、お客様から工事の依頼を請けましたので、補強固定の作業の様子をご紹介いたします↓↓↓
『常滑市にて屋根の先端と端にビス打ち補強工事と大棟のコーキング固定接着作業』
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こちらの記事を書いた施工店【アメピタ名古屋南店】
地元密着で瓦工事という雨漏りの専門家として営んできました。
住宅屋根の雨漏りに関しては勿論のこと、小規模な工事や住宅外壁、住宅の内装に関してもお気軽にお問い合わせください。
初動現地調査には、写真の私が責任をもってお伺いします。
なお雨漏りの原因究明に関しては、初動現地調査の際に判断しますが、場合によっては後日、私と雨漏り箇所の担当業者と再度お伺いして、細かくチェックを行った後に原因を究明したいと思います。
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