常滑市にお住いのお客様より、築年数が経過している屋根の陶器瓦が、経年劣化を心配してご相談をいただきました。お客様より、瓦の固定具合を診断してほしいと屋根点検のご依頼をいただきました。ご在宅になっている日にちなどを、打合せさせていただきました。お客様も、平日はお仕事でいないそうです。週末でしたが、私も時間が空いていたのでご訪問させていただきました。
打合せをさせていただきました日程で、ご訪問させていただきました。ご挨拶させていただいた後、簡単な聞き取り調査をおこなってから屋根に登りまして屋根点検を行わさせていただきました。今回の屋根の勾配斜度も緩かったので、足を滑らせるほどでも無かったのも良かったです。 ※ これ以上きつい屋根勾配だと点検できない可能性もありえます。 ※ 弊社の方へお問い合わせしてもらえれば、点検可能な屋根かどうか調べれることもできます。屋根上を歩行しながら、屋根点検を行っていきます。屋根の先端部分でもある軒先瓦や、屋根の両端部分にあるケラバ袖瓦の落下及び飛散防止の固定がされていました。ただ、方法の仕方が瓦に元々あいている釘穴部分を流用して、針金を通しながらの緊結方法となっておりました。
この当時の屋根施工は、屋根土を使った湿式工法が主流でした。屋根瓦に対して固定方法が、屋根土と針金以外の副資材を使うことが無かったのです。もちろん、固定釘などを打つ感覚もありませんでした。使われている針金が、半永久的に持つものならこのまま固定をすることは無いのですが。
ただし、当時の使われていた針金線が現在の様な、針金線に皮膜カバーが付けられていなかったです。そのため、経年劣化から錆びや腐食が出て来て劣化切断されやすくなっている状態なのです。敷地内の庭などから確認しても、まだ綺麗そうな針金だとしても、近づいてみてみると劣化して交換時期になっていることも多々ありえます。これに、応用編として屋根の端側一帯を張り巡らされている細い鉄の棒がついたお宅もあります。(たまに雪害などで屋根から鉄の棒が飛び出していることもあり)その細い鉄の棒は、軒先瓦とケラバ袖瓦の固定として縛られている針金線を使って縛られます。ただ、その細い鉄の棒が腐食しない材質を使っていないと、長年の雨水が細い鉄の棒に当たり続けて腐食してしまいます。腐食切断をしてしまい、大きな台風や強風などで飛散したり、瓦が上から落下してくる状態になっていきます。
瓦を取り外して、経年劣化した針金線を新しい針金線に替える作業を行うよりも、専用工具にて新たに釘穴をあけパッキン付きのビス釘を打ち込む方法でお客様にご提案しました。
ビス釘を打ち込むことの方が、固定保持力も針金線に比べて断然強いので、屋根工事屋さんでも補強修繕工事としてよく採択される作業となります。
こちらのお客様の屋根で、唯一の隅棟部を点検してみました。隅棟部に関しては、緊急で修繕・修復をするような状態でもありませんでした。代わって大棟部の固定状況の点検を行ってみました。こちらも、全体的に崩れているとか大棟を積み上げているのし瓦が大きくずれているとかの状態も見当たりませんでした。大棟部の設置されている鬼瓦の背中側に塗られている、屋根漆喰のほうも緊急で塗り替え交換するほどでもありませんでした。補強固定として、コーキングボンドの点付けをしていき、接着固定をする作業をお客様に提案していきました。
天窓が一か所ありましたので、こちらも点検を行っていきました。ここは、(赤矢印部分)天窓の水下エプロン部ですが、天窓の中で一番雨漏り原因となりやすい場所となりえます。水下エプロン部分の部分が、経年劣化により穴が開くことがあります。(15年ほどで穴だらけになる場合もあり)そして、エプロン部分の下奥には施工上、瓦をギリギリまで施工しないのです。穴が開いて⇒雨水が穴から侵入して⇒屋根瓦が無いので野地板に雨が回り⇒室内の雨漏りの原因となります。そのため、天窓の継続修理としては、このエプロン部分が10年から15年に一回交換した方が良いかと考えられています。とはいえ、今回のエプロン部分にはまだ雨漏りしそうな穴が無かったです。この上からコーキングボンドを全体に塗っていき、エプロン部の膜として塗っていくことでお客様に提案予定です。
屋根の固定工事として作業の提案をお客様にお話しするので、ついでに劣化しているのなら雨樋の交換もお伝えしようかと思い、雨樋の方も点検してみました。
ただ、雨樋の方は特に劣化も見当たらず問題が無さそうでしたので、お客様には作業の提案では無くまだまだ大丈夫なことをお伝えしました。
作業を必要なところの提案などをお客様にお伝えして、その提案をベースにお見積りを作成させていただきました。
次回の現場ブログはこちらから読み進めますよ↓↓↓『常滑市にて屋根の先端と端にビス打ち補強工事と大棟のコーキング固定接着作業』
雨漏りやお住いの建物の内装工事や外装工事でお困りの際は
下記までお気軽にお問い合わせください!
受付時間 9時~17時(定休日・日曜日)
※定休日でも、対応していることもありますので一度ご連絡をください。
0120-806-393【フリーダイヤル】amepita@yamamura-kensou.com
※弊社は少人数での業務を行っているために、『個人のお客様』や『弊社と昔からの取引がある会社様』とのお取引を大事にしているため、新規企業様のご依頼は少しの間は受け付けをしていませんので宜しくお願いします。
アメピタ名古屋南店のトップページに戻る⇒
1.日々の現場ブログのページはこちらから移動できますよ!
2.弊社でこれまで行った施工事例はこちらから読めますよ!
3.お客様との記念撮影やアンケートなどの一覧となります!
こちらの記事を書いた施工店【アメピタ名古屋南店】
地元密着で屋根の工事を中心に、雨漏りの専門家として営んできました。
お住まいの建物の屋根はもちろんのこと、内装工事も外装工事もご相談に乗ることが出来ますよ。
初動調査でもある目視による点検調査には、写真の私が責任をもってご訪問させていただきます。
雨漏りの調査以外でも、建物の営繕工事のご相談してください
1.交換時期が越えた住宅屋根の葺き替え工事や修繕・修理作業のご相談
2.建物の外壁部分の、塗り替えや外壁取り替え工事などのご相談
3.雨樋の取り替え工事などの板金工事などのご相談
4.建物内の大工さん工事である内装工事などのご相談
5.キッチンや設備など水道工事を含めたご相談
6.内壁のクロス壁紙などの貼り替えのご相談
7.照明器具など電気工事などのご相談
8.カーポートなどのエクステリア工事などのご相談
9.低層住宅と呼ばれる3階建て以下の建物の解体工事のご相談
アメピタ名古屋南店TOPはこちら
アメピタ名古屋南店
TOPはこちら