2024年08月08日追記

確かに天井板には雨染みが出来ていました

常滑市にお住いのお客様から、部屋の天井板から雨漏りしているみたいなのでどうしましょうと、お困りのご連絡をいただきました。
築年数がそれなりに経過している二階建ての和風の建物。
以前も雨漏りしたので、棟の工事を他の業者さんにお願いして作業を行ってもらったそうです。
さてさて、その修繕工事を行っても雨漏りが止まっていないのか？　
新たに違う場所から、雨水が浸入して雨漏りが発生したのか？
屋根に登って、目視による屋根の点検調査を行っていきましたので、その様子をご紹介いたします。

お客様からご連絡をいただき、現状を見る為にお時間を決めてご訪問させていただきました。
案内していただいて、現在雨漏りしている部屋の中で特に雨染みが出ている部屋に通していただきました。
現在も、天井板には複数の雨染みが出来てはいましたが、最近の雨漏りの痕なのか以前からの物かは、その時点では定かになりませんでした。

専門用語に関してこちらのページも読んでください↓↓↓
『瓦屋根からの雨漏り原因と最適なメンテナンス方法』

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天井板に雨染みがありました

天井板の場所によっては、そこそこ大きめな雨漏りの痕でもある雨染みが出来ていました。
この様な感じで、大小に分かれて複数個所で雨染みが出来ていました。
押入れがこちらの部屋にはありまして、押入れの天井に開口部があって天井裏を点検することが出来ました。
天井裏に体をよじ登ってみて、目視によりますが一通り点検を行ってみました。
特に問題になるような、雨水が浸入している場所は黙して調査の段階では見当たりませんでした。

照明器具の近くに雨漏りしているのは危険ですよ

照明器具の付近にも雨漏りしているのは、兆候的に良くありません。
こちらの建物は、築年数が経過しているとはいえそこまで古くはなっていません。
これ以上古くなった建物で、照明器具の付近で雨漏りし始めると危険な兆候だと思ってください。

屋根裏で電気の配線が雨水に当たってショートする可能性がありえます。
照明器具付近で雨漏りし始めたら、すぐにでも修理・修復などの屋根リフォームを行ってください。

屋根上に上がってみました

切妻屋根のイメージ写真

今回の建物が、二階建ての切妻屋根形状であり一階にも大きめな切妻屋根がありました。
そこで、一階屋根に登れるように脚立を設置してから足をかけて一階屋根上まで上っていきました。
一階屋根上に登れたら、固定用の足場板を屋根上に設置して、その足場板に力を加えるように二階屋根に登れるように別の脚立を設置していきます。
その脚立で二階屋根まで登っていったら、屋根全体を目視による屋根点検の調査を行っていきました。

屋根全体を目視点検を続けて行ったのですが、切妻屋根の二面ある屋根面の内、北面の屋根面は汚れも破損も亀裂も無いほど特に問題は無かった屋根面でした。
ところが、切妻屋根のもう一方の屋根面の方が、屋根全体で煤汚れと言えばいいのか黒ずんで汚れていました。
陽の当たり具合なのか？屋根面によってはここまで汚れ具合が違うのも、珍しいタイプの状態でした。

煤なのか苔なのか？何かがこびり付いていた屋根瓦の正面部分を、アップで撮影してみました。
屋根瓦同士の上下の重なり部分でこびり付いていると、この部分が雨染みの流れを変えてしまって雨漏りの原因になりやすくなるので注意したいところですね。

屋根瓦をめくってみました

屋根瓦の内部状態をも調査するために、数枚ほど屋根瓦を仮でめくってみて、屋根土や杉皮材などの内部を点検してみました。
この状態で見ても、屋根土が雨漏りするほどの濡れているわけでもなく、杉皮材も隙間が出来るほど劣化もしていませんでした。
ここまでの、目視による屋根点検の調査では、煤と言えばいいのかカビみたいなものが、雨水の流れを変えて雨漏りしているのかと予測してみました。

次回の現場ブログはこちらから読み進めますよ↓↓↓
『常滑市にて修理された積み上げた大棟を一本葺き工法の部分を目視点検を行います』

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