雨水が直接降りそそぐ、ベランダ、バルコニー、陸屋根の床には
防水層が施工されています。防水層によって
雨水が室内に染み込むことのないようにしているんです。しかし、そんな防水工事には
シート防水、FRP防水、ウレタン防水と種類が多く、新築を建てるという方や、元々の防水層が劣化してメンテナンスを考えいる方にとっては、どの防水工事を選ぶべきか
迷ってしまって大変ですよね…そこでこの記事では、この中から「ウレタン防水」に注目して、そのメリットやメンテナンス方法、代表的な劣化症状について解説していきます。(^∇^)/
ウレタン防水とは、
塗料状のウレタン樹脂を床面に塗布することで防水層を形成する防水施工のことです。
柔軟性が高くひび割れを起こしにくいので、
耐用年数が10~14年と安定した防水性能を提供するだけでなく、見た目も美しく仕上げることができます。さらに
1㎡あたり約3,000~7,500円と施工費用も比較的安価で人気の防水施工なんです。(*^o^*)
ウレタン防水は価格面でもメリットがありますが、施工のしやすさにもメリットがあります。塗料状のウレタン樹脂を塗布していくので、シート防水のように防水層の継ぎ目ができません。防水層に継ぎ目があると、劣化した際にそこから雨水の浸入を許してしまうほか、歩行によってその継ぎ目からめくれてしまうこともあります。(´-`)
また、継ぎ目なくシームレスに施工できるので、複雑な形状のベランダや陸屋根でも施工しやすく、狭いベランダから、広範囲の陸屋根まで、さまざまな場所でも問題なく施工できる点も選ばれる理由になります。(^_^)
メリットの豊富なウレタン防水ですがデメリットも存在します。まずは他の防水工事に比べて工期が長いことです。ウレタン防水は液状の防水材を用いるので、その防水材が硬化するのに時間を要します。
同じく液状の防水材を用いるFRP防水は塗膜の乾燥が早いため1〜2日程度で完工になります。ウレタン防水はそれと比較しても3〜10日程度と工期は長く、その間に天気の影響も受けやすいんです。( ´Д`)
液状の防水材を使うことでのデメリットはもう一つあります。それは
水分の逃げ道がないということです。
下地となる床面に直接ウレタン塗料を塗布する
「密着工法」で施工すると、下地が雨漏りを起こしていたり、水分を含んでいると
防水層に膨れが生じて破れてしまうことがあります。
これは下地の水分が蒸発した際に逃げ道がないために、防水層を押し上げてしまうことで起こります。もし防水層が破れてしまうと、そこから雨水が浸入して雨漏りにつながるので注意が必要です。( ̄^ ̄)
では、雨漏りが起きてしまったり、下地が水分を含んでいるような古い建物の場合、ウレタン防水はできないのでしょうか?ここで知っておきたいのが「通気緩衝工法」です。
通気緩衝工法とは、通気性能がある
通気緩衝シートを使用して行われる工法です。通気緩衝シートの上からウレタン防水材を塗布することで、下地に含まれる水分が通気緩衝シートを通って脱気筒と呼ばれる筒から逃がされ、
防水層の膨れを防止してくれるんです。密着工法と比べると費用も工期もかかってしまいますが、ウレタン防水の耐久性や効果を向上させるためには
適切に選択する必要があるんです。( *`ω´)
どの防水層にも当てはまることですが、経年による劣化は避けられません。特にウレタン防水は紫外線による影響を受けやすく、それによって色褪せや、ひび割れを起こします。こうした劣化は放置してしまうと、防水層の傷みにつながります。
そんなウレタン防水を少しでも長持ちさせるためにも
トップコートの塗布によるメンテナンスは欠かせません。
トップコートとは防水層の表面を保護する塗料です。トップコート自体には防水機能はありませんが、ウレタン防水層を
紫外線や摩耗から守り、劣化を抑える役割を果たします。トップコートの塗り替えは
3~5年周期で行うと良いとされており、定期的なメンテナンスを行うことで防水層の寿命を延ばすことができるんです。
また、防水層を長持ちさせることができれば、メンテナンスも
トップコートの塗布のみで済ませられることもあります。メンテナンス費用を抑えるためにも定期的なトップコートの塗布は大切なんです。( ^∀^)
では、メンテナンスが必要な防水層とはどのような状態なのでしょうか?劣化度合い順に実際の写真で紹介していきます。٩( ᐛ )و
ウレタン防水劣化の第1段階は、先ほども紹介したトップコートのひび割れです。
このようにひび割れが起きてしまっている場合、トップコートが完全に劣化している状態になります。ウレタン防水の寿命とは別に、トップコートの寿命である5年ごとに塗装をしましょう。
密着工法による膨れや、通行、重い物を落とした、などによって防水層が傷つき破れてしまうことがあります。これは下地が剥き出しの状態になってしまうので早急な補修が必要です。
しかし、局所的な破れであれば、その部分だけでの補修が可能です。膨れや、破れをカッターで切り取って剥がしたら、モルタル樹脂などで下地を調整します。最後に凹凸ができないようにプライマーで不陸調整を行ってから新たなウレタン防水材を塗布して、トップコートで保護します。
比較的小さな亀裂、ひび割れであれば、膨れや破れと同様に部分的な補修が可能です。しかし、こうした亀裂やひび割れが広範囲に及ぶ場合、再度防水層を作り直す工事が必要になります。
既存の防水層を除去したら、プライマーの塗布や亀裂の補修、下地との不陸調整をしたあと、ウレタン防水材の塗布、トップコートの塗布を行います。また、下地が水分を含んでいるようであれば、通気緩衝工法での施工が必要になります。
ベランダ、バルコニー、屋上は防水層の劣化の他にも
排水口も要注意です。
排水口が詰まって排水不良を起こした、
排水口まわりの防水層に傷みがあった、ということが原因となって雨漏りを起こすこともよくあります。
排水口は水が集中する場所なので、雨水とともに砂、土、枯葉などのゴミが溜まってしまいます。これによって排水口が詰まると、排水口まわりに
水溜りができてしまいます。水が溜まった状態が長く続くことで防水層が傷み、
雨漏りにつながってしまいます。また、土が溜まってしまうと植物が成長する環境ができてしまい、そこから生えた
植物の根によって防水層が破壊されることもあるんです。
なので、防水層の点検を行う際は、排水口まわりも忘れず確認を行うようにしましょう。o(`ω´ )o
ウレタン防水の施工、メンテナンスはお任せください!
ベランダ、バルコニー、陸屋根の防水工事において人気のウレタン防水は、メリットも豊富ですが、デメリットや注意点も存在します。工事の際はそのこともきちんと理解した上で業者に依頼、相談するようにしましょう。
もちろん私たち雨漏り修理の専門店「アメピタ!」でもウレタン防水の相談、施工を承っています。まずは以下にもあるような実際の施工事例をご確認の上、お気軽にお問い合わせください!(⌒▽⌒)
こちらの記事を書いた施工店【アメピタ多摩川支店】
私達「アメピタ多摩川支店」ではお客様に寄り添い、建物にとってもお客様にとっても最適な雨漏り修理のご提案をさせていただきます。
急な雨漏りでどこに電話したらいいのだろう?他社に雨漏り修理をお願いしても雨漏りが止まらなかった。などのお悩みをお持ちの方は是非アメピタの無料相談をご利用ください。雨漏り診断士の有資格者が多数在籍しておりますので、どんな雨漏りも確実に止めることをお約束します!
アメピタ多摩川支店は東京都調布市を所在地とし、お電話を頂いてから最短10分での現地調査や応急処置でご対応させていただいております。
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