当時の作業した人の手抜き作業で鬼瓦が転倒していました

常滑市にお住いのお客様より、門塀の瓦の修理も行なっているか？お問い合わせがありました。
お客様も最近気が付いたそうで、野良猫が敷地内に入ってくる位置にもなりますが、そこの鬼瓦が転倒していたそうです。
その野良猫が入らないように、ネットを付けて侵入防止しようと作業した時に気が付いたそうです。
道路からも良く見える場所なので、転倒したままではあまり格好がつかないので、応急処置でも良いので修復して欲しいそうです。

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専門用語に関してこちらのページも読んでください↓↓↓
『瓦屋根からの雨漏り原因と最適なメンテナンス方法』
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『被害拡大を防ぐ！雨漏りに必須の応急処置【アメピタ】』

転倒していた鬼瓦の現状です

お客様がご在宅の日を合わせて、ご訪問させていただきました。
ご挨拶をさせていただいた後で、転倒している鬼瓦を調査してみました。

和瓦の場合、使う枚数分と設置する場所の割付け計算をすることが必要なことになります。
特にこちらの商品（商品名カサヘイ）を設置する時は、割付け計算が必須になります。
弊社は、その新築当時の作業会社では無いので、予測の範囲になりますが・・・
１．作業を簡単に考えすぎて計算間違え。
２．本来は、門塀の骨組みの状態で一度打ち合わせをするべきところをしていなかった。
３．段取りミスが原因で、門塀が完全に完成してから作業に来たので、寸法を誤魔化さざるおえなくなった。
予測の話なので、どれが正解なのか？他に答えがあるかもしれませんね。

ただ作業としては、鬼瓦に設置する部分にカサヘイ瓦の破片を小さく加工して入れてありました。
鬼瓦周りには、屋根漆喰の残骸の痕がありましたので、当時の屋根やさんは、鬼瓦周りを屋根漆喰で塗ればいいと思ったのでしょうね。
しかし、屋根漆喰も経年劣化を起こすので、十数年経過すると剥がれてくるのですがね。

新しい針金とコーキングボンドで修復しました

お客様とのご相談を経て、応急処置的に新しい針金で引っ張って鬼瓦を戻すことになりました。
こちらのカサヘイ瓦の状態を、鬼瓦が綺麗に座れるようにするためには、かなり高額な金額となりますことをご説明も付けさせていただきました。
実際、こちらの鬼瓦を綺麗に設置できる状態にするのなら、門塀の上に乗っているカサヘイ瓦をすべて取り外して行きます。
その後、割付け計算を再度行ってから、カサヘイ瓦を設置しないといけません。
そして、再計算をしてもどうしても割り付けが出ない場合は、門塀自体を壊して新しく立て直しを行わないと行けなくなりますね。

その様な状態は現実的ではないので、新しい針金で引っ張りながら、鬼瓦とカサヘイ瓦の接地点にはコーキングボンドで接着しておきます。
この新しい針金で引っ張る作業は、道路側にとなるカサヘイ瓦の外側にも同様に作業を進めて行きます。

門塀に塗ってあった化粧モルタルが固まった位置で、鬼瓦を移動して隙間が無いように合わせて行きます。
この位置を合わせることで、元々の新築当時の定位置に戻すことが出来ます。

針金で縛っている時に、お客様のご要望でもありますが、野良猫の進入防止用ネットに針金を通しておきます。
侵入防止用のネットの方も、引っ張るようにして全体が拡がっていき野良猫が通りにくしておきます。

作業の完了となります

応急処置として、新しい針金線とコーキングボンドで接着していき、鬼瓦を所定の位置に戻す作業が完了となります。
作業が完了後、作業で使った道具や材料の余剰分を運び出し、運搬車に積み込んでおきました。

お客さまにも、完了した状態を見ていただき、その場で作業の内容をご説明させていただきました。
鬼瓦が元の位置に戻ったことで、かなり喜んでいました。

初動調査の雨漏り点検から作業の流れまでを施工事例で紹介しています↓↓↓
『常滑市にて塀瓦でもあるカサヘイの修復！鬼瓦の転倒から新しい針金線を使っての作業！』

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