名古屋市中区にて、飛び込みの訪問業者に『いずれ雨漏りがする屋根』と脅されたお客様のご相談をうけて、現在の屋根材の上に鉄板屋根を取り付ける工事(カバー工法)の契約をして作業をする紹介となります。
今回の現場ブログでは、劣化したパミール屋根材の上から重ね葺きするように、板金屋根材を使ったカバー工法の様子をご紹介いたします。
前回の仮設足場を設置する現場ブログはこちらから↓↓↓
『名古屋市中区にて建物リフォームで安全と落下防止のため仮設足場を設置します』
こちらのお客様の物件の初動調査はこちらから↓↓↓
『名古屋市中区にて悪質訪問業者に必ず雨漏りになる屋根材と怖がされて指摘された!』
【カバー工法】とは、写真のような屋根材の厚みが比較的に薄い材質(スレート屋根)に対して、その上から専用の板金屋根部材を施工していく工法の一つとなります。
こちらの工法を選択された理由として、お客様も目の前の道路に歩行者が多いことを懸念して、屋根に取り付けられている屋根材を取り剥がしていたら、埃も舞うことと落下する可能性もあったので、今回の重ねる施工の【カバー工法】を選択していただきました。
ちなみに、昔のスレート屋根材の多くはアスベストが含有していたので、全撤去をするデメリットが多くなってしまいます。
その代わりの施工方法で、デメリットを少なくするためにスレート屋根材の上から専用の板金屋根材を取り付ける【カバー工法】が出てきたのかと考えられます。
全撤去をするデメリットとして・・・
1.屋根から撤去する作業代金がかなり高額になります。(専用の作業服が必要なこと)
2.撤去した材料の産廃料がアスベスト代として高額になります。
3.足場の養生ネットもアスベスト専用になるため高額になります。
この様な感じで、お客様にとってはアスベスト含有の屋根材などを撤去するときは、かなりの高額になってしまう作業費が必要になってしまいますね。
そこで、パミールと呼ばれる屋根材ですが、他メーカーのカラーベストと呼ばれる屋根材よりも、新築で建ててから年数も経たずに劣化することが報告に上がっております。報告の内容として、目立つほどの表面裂けや割れなどが多数出てくるそうです。その当時の施工した業者さんも、建築材大手が製造していて信用して使ってみたら、数年後には劣化報告が多数出て来て疾駆八苦していたんじゃないかと、予想が出来てしまうほどそんな状況かと考えられます。
ご相談などは、フリーダイヤルかこちらのバナーからお問い合わせメールに移動できますよ!
既存のパミール屋根材の上から専用の板金屋根材を施工するため、パミール屋根材に防水対策として防水紙(ルーフィング)を、屋根全体に知っていくように貼っていきます。防水紙(ルーフィング)を貼ってから固定する方法として、通常のハンマータッカー(建築用ホッチキス)ではパミール屋根材があるため固定することが出来ません。そこで、電動工具の釘打ち機を使って特殊な釘を防水紙(ルーフィング)に打ち込んでいきながら固定貼りしていきます。
防水紙(ルーフィング)の貼り付けと同時施工で、屋根の先端部にあたる軒先部に専用の水切り板金を取り付けていきます。この専用水切り板金を取り付けていないと、カバー工法で取り付けて行く専用板金屋根が施工することが出来なくなるので、この軒先専用の水切り板金は必ず取り付けておきます。
屋根に防水紙(ルーフィング)を貼った後に、ケラバ袖部にケラバ袖破風化粧一体型の水流れ板金を取付けて行きます。化粧と言うと伝わりにくいのですが、屋根の表側に見える部分となりそれが完成体の状態となります。洋風平板瓦でも、ケラバ袖部には必ず水流れの板金を付けてほしいと言っておりますが、この厚みが薄いタイプでもケラバ袖部に水流れの板金を取付けるようにしてほしいです。
とは言え、本職の作業者が施工しているのなら、問題なく取り付けてくれるものなので心配されることは少ないかと思いますが・・・DIYなどを行う場合は、必ず忘れないで取り付けてください。付帯工事でもありますが、ケラバ水流れ板金がズレ落ちたりしないように、板金屋根の端材で作った吊り子を使って固定するようにします。
お客様の敷地の関係で、屋根の一角が斜めに造られておりました。この様な屋根の形状は、たまに見かけますが、見るたびに施工方法はバラバラだと思います。今回の屋根の斜め部分には、雨樋が設置されていて斜め部分から流れてくる雨水を受け止めようと、考えて取り付けられていました。
今回の施工から、取り付けられていた雨樋は残したままで、水流れ板金を取付けて雨水の流れを変えてみました。屋根が斜めな状態であったため、防水紙(ルーフィング)を一度斜めに貼ってから、水流れ板金を取付けてみました。その後、屋根全体に防水紙(ルーフィング)を貼っていきます。
屋根全体に防水紙(ルーフィング)を貼ったら、その上のケラバ袖部にも水流れ板金を取付けて行きます。変則的な屋根形状のため、雨水の流れや雨漏り対策はしっかりおこなっておきます。ここまでが、カバー工法の前準備となります。残りは、カバー工法専用板金屋根材を、使う数量だけ屋根に上げ越して行きます。
今回の屋根で出てくる切妻屋根である部位名の説明です。
【軒先部】とは、屋根の先端になるところの部位として呼称されております。屋根材の中では、台風などの強風に巻き上げられやすい場所であるため、【軒先部】での耐風対策はしっかりして作業を行っていきたいですね。【ケラバ袖部】とは、切妻屋根の両端にある部位のことを呼びます。こちらも【軒先部】に匹敵するぐらい、台風などの強風に当たりやすい場所となります。このため、同様なほどの台風対策をしないと【ケラバ袖部】から、飛散する可能性はかなりありえますよ。【大棟部】とは、切妻屋根の頂点部分になるところです。こちらには、上から塞ぐような材料(冠瓦や棟板金材など)が使われやすいです。理由として、塞ぐ対策をしないと雨漏りが発生しやすくなってしまいますので。
建物の敷地がいっぱいで、なおかつカーポートの屋根が接していて、屋根工事のための材料など荷揚げ機でもある昇降ハシゴの設置が、かなり狭い範囲でありますが設置されることが出来ました。出来るだけ、近隣の方や歩行者の邪魔にならないように設置していただいています。カバー工法に使用する専用の板金屋根材も、本来なら荷揚げ機で上げる予定でしたが、板金屋根材の長さもあり狭くてあげられないため、仮設足場の作業床を使って一段ずつ材料を上げることになりました。落下・飛散防止の仮設足場ですが、このように建物の立地条件によっては、足場伝いで屋根材などの材料を上げ越すこともできます。
雨漏りやお住いの建物の内装工事や外装工事でお困りの際は
下記までお気軽にお問い合わせください!
受付時間 9時~17時(土日祝・休)
※土日祝日でも、対応していることもありますので一度ご連絡をください。
0120-806-393【フリーダイヤル】amepita@yamamura-kensou.com
※弊社は少人数での業務を行っているために、『個人のお客様』や『弊社と昔からの取引がある会社様』とのお取引を大事にしているため、新規企業様のご依頼は少しの間は受け付けをしていませんので宜しくお願いします。
アメピタ名古屋南店のトップページに戻る⇒
1.日々の現場ブログのページはこちらから移動できますよ!
2.弊社でこれまで行った施工事例はこちらから読めますよ!
3.お客様との記念写真やアンケートなどの一覧となります!
こちらの記事を書いた施工店【アメピタ名古屋南店】
地元密着で屋根の工事を中心に、雨漏りの専門家として営んできました。
お住まいの建物の屋根はもちろんのこと、内装工事も外装工事もご相談に乗ることが出来ますよ。
初動調査でもある目視による点検調査には、写真の私が責任をもってご訪問させていただきます。
雨漏りの調査以外でも、建物の営繕工事のご相談してください
1.交換時期が越えた住宅屋根の葺き替え工事や修繕・修理作業のご相談
2.建物の外壁部分の、塗り替えや外壁取り替え工事などのご相談
3.雨樋の取り替え工事などの板金工事などのご相談
4.建物内の大工さん工事である内装工事などのご相談
5.キッチンや設備など水道工事を含めたご相談
6.内壁のクロス壁紙などの貼り替えのご相談
7.照明器具など電気工事などのご相談
8.カーポートなどのエクステリア工事などのご相談
9.低層住宅と呼ばれる3階建て以下の建物の解体工事のご相談
アメピタ名古屋南店TOPはこちら
アメピタ名古屋南店
TOPはこちら