和風の屋根瓦(J形)を治した山車殿の屋根に取り付けて行きます
屋根瓦の高さがそれぞれ合うように、高さ調整の屋根材(赤矢印)を屋根の先端部分(軒先部)に取り付けて行きます。
この高さ調整の屋根材を取り付けていく工程に関しては、15ミリ程度の厚みの物から30ミリ程度のものまで、屋根勾配や屋根の躯体状態、屋根瓦の種類によって使い分けて取り付けて行きます。
高さ調整材の使用される材質も、木材系から樹脂系と種類がありますが、高さ調整がメインのため度の部材を使っても問題にはなりませんね。
屋根の先端に当たる軒先部専用の屋根瓦を、最初に横一列に取り付けて行きます。
和風の屋根瓦(J形)にて、屋根の先端に取り付けられる軒先専用の屋根瓦の書面イメージ図になります。
軒先専用瓦は、屋根の先端の横一列にだけ取付けられるため専用瓦の先端が垂れ(たれ)が出来ています。
丸冠瓦を取り付ける為(後述)に、屋根瓦(ケラバ瓦)を加工して取り付けていきます(赤矢印)
先にこの屋根瓦の加工を施さないと、この上から施工する丸冠瓦を固定するためのビス釘の内城を確保が出来なくなってしまいます。
和風の屋根瓦での屋根全体に取り付けるための大部分を担う
平瓦を、屋根の右側から左側へと施工していきます。
屋根の右から施工すると伝えましたが、屋根の形状や使われている屋根瓦によっては、逆側の左から施工する場合もありえます。
他にも、ゼネコンなどの公共工事の物件など巨大な屋根サイズになると、屋根一面の屋根施工であっても何十人かの作業者で手分けして施工することもあるので、その際は、分割して和風の屋根瓦を施工することもありえます。
和風の屋根瓦の施工方法は、縦に一列ずつでもあり屋根瓦を一枚ずつ上に重ねながら、屋根全体に屋根瓦を施工していきます。
大棟際の隙間部分には、和風の屋根瓦の平瓦を加工した調整瓦を、屋根土や南蛮漆喰などを使って接着しながら取り付けて行きます。
この調整瓦については。。。
1.大棟を取り付ける時に土台部に隙間を開けないようにするため。
2.取り付ける際は、南蛮漆喰などで接着しながら取り付けて行きます。
3.専用工具で穴を開けて釘固定していくのは、雨漏りの原因となりえますので禁止作業となります。
4.調整瓦のサイズは、現座の状況によってサイズは変わります。
この加工した調整瓦は、和風の屋根瓦だけではなく洋風瓦(F形)やスレート瓦(カラーベストや工場スレート)などでも、使われることもありえます。
屋根の両端で加工した屋根瓦を取り付けた場所に、丸冠瓦を取り付けて行きます。
この丸冠瓦を取り付けることは、作業として絶対な工程ではありません。
丸冠瓦を取り付ける理由として・・・
1.葺き替え工事で、前の屋根にもついていたから。
2.屋根瓦を取り付けるための屋根寸法の調整用に取り付けます。
3.お客様のご要望でもある場合もありえます。
取付けるかどうかを決めるときは、お見積もり段階の打合せ時に、丸冠瓦の有無を尋ねたり提案すると思います。
今回は、以前の屋根にも使われたのもありますが、お客様からのご要望もあり丸冠瓦を取り付けることになりました。
南蛮漆喰を置きながら、丸冠瓦を接着しながら屋根の両端に取り付けて行きます。
丸冠瓦を屋根の頂点でもある、大棟際まで取り付けていきます。
大棟際頂点まで取り付けたら、後述になりますが大棟工事の際、大棟瓦の中に入れられるように施工されて行きます。
最後にビス釘を丸冠瓦に打ちこんで、丸冠瓦を固定していきます。
ビス釘は、パッキンが付いたビス釘となり、ビス釘穴から雨水が侵入しないような仕組みとなっております。
先ほどの平瓦の施工で、加工した屋根瓦を取り付けて行く意味合いがここで聞いてきます。
屋根瓦を加工して少しの隙間を作ることによって(赤矢印)、丸冠瓦を固定するビス釘の先端が、加工した屋根瓦に当たらずにビス釘の効きしろ用の桟木に辿り着くことが出来ます。
この様な感じで、和風屋根瓦を屋根全体に施工をしていきました。
次回の現場ブログからは、大棟瓦の取り付けとなります。
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