棟芯際の部分に、雨水が浸入しないように防止する観点で、屋根材の【水密材】を取り付けて行きます。この水密材の裏側には粘着テープが貼ってあり、今回の様な板金屋根材の表面が光沢ある状態だと、粘着テープの接着強度は増すこともあります。その接着されることで、雨水などの水分が棟の芯に辿り着けることが出来なくなって、屋根面の方に雨水が押し出されるように流れを変えられることになります。屋根瓦と呼ばれる陶器瓦やカラーベストなどのスレート材にも、この水密材はよく使われる屋根材となります。
棟芯の際に接着するように取り付けて行った水密材の上から、重ねるように土台材を取り付けて行きます。この土台材を取り付ける寸法として、この上から重ねて取り付けて行く棟板金の幅サイズ以下で取り付けて行きます。土台材を取り付けて行く時は、右側と左側にそれぞれ同じように土台材を取り付けて行きます。
土台材には、上から屋根の構造部分に打ち込めれるように長めのビス釘を打ち込んで行きます。この土台材を取り付けて行く理由として・・・1.棟板金の横幅の調整材として。2.棟板金の高さの調整材として。3.棟板金の固定する釘を打ち込む先として。などがあります。
屋根全体の全ての棟際に、水密材と土台材を取り付けて行きます。取り付けた土台材に重ねるように、棟板金を一本ずつそれぞれを重ねながら、雨水が浸入しないように取付けて行きます。棟板金の一本の長さとして、約1.8Ⅿほどの物を複数本使っていき棟の全体を取り付けて行きます。
ちなみに、棟板金同士の重ねた接続部分には、隠れた部分にコーキングボンドを塗っておき、それぞれの接着と雨水が入り込んでもその部分で防いでいく役割があります。
それぞれで取り付けて行った棟板金の横側からビス釘などを、土台材に目がけて打ちこんで固定していきます。横から打ち込んだビス釘の釘頭部分に、コーキングボンドで点付けして防水処理を行っておきます。この釘頭へのコーキングボンドでの点付けを、昔に存在していたカラーベスト屋さん(カラーベストしか施工できない屋根屋さん)の多くが行っていませんでした。
この釘頭と棟板金の隙間から、雨水が浸入してしまって雨漏りの原因となっておりました。屋根工事業としては新築時の屋根材を施工する時は、当然な話ですが屋根に雨漏りを起こさないように気をつけて施工しています。しかし、カラーベストしか施工できないような業者では、所詮は雨仕舞の仕方さえも分かっていませんでした。
とりあえず、屋根にカラーベストを施工した程度しか出来なくて、後世では雨漏りの原因となっている建物はそれなりに多かったかと考えられます。
今回の建物の屋根の形状が、二つの隅棟と一か所の大棟部が合わさる【三又部】と言う箇所があります。ここの棟板金が重なる部分も、切断などしながら棟板金を加工して取り付けてから、コーキングボンドを塗って雨仕舞いを行いました。
屋根全てにある棟部に、棟板金をすべて取付けることができて、コーキングボンドなどで防水処理などを行うことが出来ましたら、屋根リフォームとしてカバー工法の作業の完了となります。作業が完了してから、屋根上にあげて使っていた作業道具や電動工具などを、屋根から降ろしていきます。その後、ブロワーなどを使って屋根全体を吹き掃除を行っていきます。
屋根の掃除を行ってから、お客様に作業の完了をお伝えさせていただきました。作業の工程の進め順で、写真を撮影したのでそれを見てもらいながら、作業の内容を簡単ですがご説明させていただきました。お客様も、光沢のある綺麗な屋根になって喜んでいました。初動調査の雨漏り点検から作業の流れまでを施工事例で紹介しています↓↓↓
『知多市で寄棟屋根にアスベストが含有した屋根材の上から板金屋根材で重ね葺きします』
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