屋根材の強力棟の説明となりますが、棟芯に屋根の勾配に合わせて足を拡げて取り付けて行きます。両足の部分に、固定釘を打ち込むための釘穴がありますので、ズレたり外れたりしない程度で釘を打って固定していきます。強力棟の種類によっては4個ほどの釘穴があいています。
すべてを打ち込んでしまうと、雨漏りの原因になりやすくなるので、片足で一本程度の固定釘を打ち込めればいいと思います。
先ほどの棟芯に取り付けた強力棟に添えるように、土台材のタルキを置きながら取り付けて行きます。ビス釘などで強力棟から打ち込んで、垂木までを同時に固定していきます。一列に垂木を並べて取り付けてから、両サイドに雨水が入らないように南蛮漆喰を塗っていきます。
強力棟と垂木の設置方法のイメージ写真を使っての説明となります。土台材でもある垂木を、強力棟の支える部分に置いて行きます。その後、強力棟の側方の釘穴があいている所から、ビス釘をタルキに打ち込んで行きタルキごと固定をしていきます。土台材で使用する垂木が、一本で足りなくて二本以上を取り付ける時は、この強力棟の支え部の真ん中で二本同士の接続点を持って行きます。
その接点に、垂木二本とも側方の釘穴から、ビスを打ち込み固定していきます。
先ほど取付けた土台材に乗せるように、棟冠瓦を一本ずつ取り付けて大棟部を施工していきます。その取り付けた棟冠瓦の通りを真っすぐにしてから、一本から二本ずつパッキン付きビスを上から打ち込んでいきます。
打ち込んだビスが、タルキに届くようにして棟冠瓦自体を固定していきます。
大規模屋根リフォーム工事で、屋根瓦の葺き替え作業を行う前の屋根の頂点部分でもある大棟部。
それと、外壁との設置点でもある積み上げられた棟瓦の様子になります。その後、新しい洋風瓦にて葺き替え工事を行ってみて、積み上げていた棟瓦の高さ分が少なくなってしまいます。
外壁壁の内部に、南蛮漆喰をかなり厚めに塗っていき、雨水が建物の中に入り込まないようにしておきました。最後に、この部分に蓋をするように板金材を取り付けて行き、物理的に雨が内部に入り込まないようにしておきました。
外壁際に差し込んでいった切断加工した屋根瓦と、元々新築時から取り付けられていた外壁のし板金との隙間。
その付近に、マスキングテープを貼って雨水が浸入しないように、南蛮漆喰を塗りはじき返していきます。南蛮漆喰を屋根瓦と熨斗板金の隙間にすべて塗り終わったら、貼っておいたマスキングテープを剥がし取って行きます。
コーキングボンドや南蛮漆喰などを塗る時に、マスキングテープを貼っておくとはみ出しそうな場所でも、マスキングテープが防いでくれて割かし綺麗に塗ることもできますね。
屋根の上にあげておいた、作業道具や工具などそれに材料の余剰材を屋根の上から降ろしていきます。同時に、屋根上の作業をするために設置した材料置き場として使っていた足場板も、屋根からすべて取り除き降ろしていきました。屋根全体が、道具など何もなくなった状態で、ブロワーを使って屋根全体を吹き掃除を行っていきます。掃除が完了後、お客様に作業の完了をお伝えさせていただきました。外に出て建物の屋根を見ていて、屋根が新しく変わったことをお客様も喜んでいました。初動調査の雨漏り点検から作業の流れまでを施工事例で紹介しています↓↓↓
『大府市にて二階建て建物に屋根リフォーム!古い屋根瓦から新しい洋風瓦へ葺き替え!』
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