2024年08月08日追記
大府市にて、築年数が経過して経年劣化している和風の屋根瓦が乗っていました。その建物は、一階屋根がついた二階建て建物となり、その経年劣化した屋根瓦を屋根リフォームしていきました。古い和風の屋根瓦から、新しい洋風の屋根瓦へと葺き替えする大規模屋根リフォーム工事となります。古い和風の屋根瓦や、屋根土などをめくって行く様子の解説から、新しい洋風瓦の施工の様子をご紹介いたします。専門用語に関してこちらのページも読んでください↓↓↓
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施工内容 |
- その他板金補修・交換
- 漆喰工事
- 屋根葺き替え
- その他
- 雨漏り点検
- 瓦屋根補修(差し替え、ずれ・破損補修)
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築年数 |
築35年以上 |
施工期間 |
15~20日ほど |
工事費用 |
諸々込みで約350万円ほど |
初動調査での注意点や契約から工事までの流れを書いています
古い和風の屋根瓦を撤去していくのに、一枚ずつ屋根瓦を剥ぎ取りながら取って行きます。取った屋根瓦は、一旦屋根の上に固めるように置いておきます。このあとに、建物に横付けした運搬トラックの荷台に古い屋根瓦を降ろしていくのですが、屋根瓦を持って屋根上で歩き回ってしまうと建物自体が傷む可能性もあります。それを防ぐために、作業者が一列に並んでバケツリレーのように屋根瓦を渡しながら、屋根から降ろしていきます。そのために、取りやすくするためにめくりとった屋根瓦を、屋根上に固めながら置いておくのです。
屋根全体のめくり取った屋根瓦を、建物に横づけた運搬トラックに降ろして積み込んでおきます。その後は、【湿式工法】として屋根瓦の接着として使用した屋根土を取り剥がしていきます。この屋根土の塊を、手作業で一か所ずつ取り剥がしていきます。
取り剥がしていった屋根土は、袋に積み込んでいき先ほどの運搬用トラックなどに積み込むために降ろしていきます。その降ろし作業で、敷地が広くてクレーンなどの重機が入れ込むことが出来る場合は、トン袋などの大きい袋などに屋根土を入れて重機で引っ張ってもらって運搬用トラックに降ろしてもらいます。たとえ重機が入らなくても、土嚢袋で屋根土を小分けして積み込み、そのまま運搬トラックに降ろしていく方法もあります。
屋根土を取り剥がして、同時に昔の防水紙扱いの杉皮材をすべて取り外して、軽く掃除を行っていきながら釘などが出ている所は取り外していきます。掃除まで行って、建物の構造体でもある野地板の状態にしておきます。
新しい野地板合板を取り付けてルーフィングを敷いていきます
建物の構造部分でもある野地板の上から、重ねるように新しい野地板合板を取り付けて行きます。この新しい野地板合板が、約1.8mx約0.9mの大きいサイズでもあり厚みも約12ミリ程度あります。
これ以降は屋根上を、歩き回れるほどの補強されています。屋根全体に野地板合板を貼り切っていったら、雨水が入らないように上から重ねるように防水紙でもあるルーフィングを敷いていきます。
屋根全体にルーフィングまで敷いて行ったら、新しい洋風瓦を施工するために前準備として屋根瓦を引っかけ施工する【乾式工法】で、使用する桟木(さんぎ)材を規定寸法で打っていきます。ここまで桟木を打っていき、使用する枚数ほどの屋根瓦を屋根上にあげ越しておきます。
屋根に上げ越しておいた屋根瓦を、一枚ずつ屋根に取り付けて行きます。屋根の先端部分の軒先部から横に一列並べるように、屋根の頂点部分に向かって一段ずつ登るように屋根瓦を取り付けて行きます。
ケラバ袖部に、専用ケラバ袖瓦を取り付けたときの高さ調整材を取り付けて行きます。同時に、雨水が浸入してきても屋根の先端部分に取り付けられている雨樋に、雨水が流れるように先に水流れ鉄板を取り付けておきます。その後、新しい洋風瓦を取り付けてくるときに、ケラバ袖部に寸法で取り付けれるように切断加工した屋根瓦をここに取り付けて行きます。取り付ける時に、屋根瓦同士を接着するようにコーキングボンドを塗っていきます。
切断して加工した屋根瓦をケラバ袖部に取り付けてから、専用のケラバ袖瓦を上から重ねるように取り付けて行きます。取り付け方法として、屋根の先端部分の軒先部から屋根の頂点部分の大棟部に向かって、一本ずつ取り付けて行きパッキン付きのビス釘などを打ち込んで行き固定していきます。
建物の外壁部分と一階屋根が接地するところが、【壁際部】と呼ばれる個所となります。その壁際部にもケラバ袖部と同様に、入ってきた雨水をそのまま流れやすくするために、水流れ板金を取付けておきます。今回の外壁の造りが出隅と呼ばれる個所がありましたので、出隅部分で壁際に取り付けた水流れ板金を屋根瓦の外側に出しておきます。
それぞれの外壁部の屋根瓦を施工する際に、サイズを切断して加工してとりつけていきます。それぞれの取り付けて行った屋根瓦も、コーキングボンドなどで接着して固定しておきます。
建物の外壁と一階屋根が合わさる場所に、切断加工した屋根瓦を一枚ずつ差し込みながら取り付けて行きます。屋根瓦を取り付けた後で、既存で取り付けられていた壁際ののし水切り板金を固定していきます。取り付けた屋根瓦と既存のノシ水切り板金の隙間に、南蛮漆喰を塗り込んでおきます。
屋根の頂点部分でもある大棟部の棟芯に沿って、棟瓦を取り付けて行くための土台材を支えて行く【強力棟】を取り付けて行きます。その【強力棟】を取り付けて行く寸法としては、屋根の構造部分でのタルキに合わせて取り付けたり、500~600㎜程度の幅で取り付けて行きます。
先ほど取り付けて行った【強力棟】に乗せるように、土台材でもあるタルキを取り付けて行きビス釘などで固定して打ち込んで行きます。タルキを取り付けてから、両サイドの屋根瓦の隙間から雨水が入り込まないように南蛮漆喰を塗っておきます。
南蛮漆喰まで塗って置いた土台材の上に載せるように、棟冠瓦を一本ずつ横に並べるように取り付けて行きます。
その棟冠瓦には、上から打ち込めれる釘穴があいていますので、一本ずつパッキン付きビス釘を打ち込んで行き棟冠瓦を固定していきます。
屋根から作業道具や工具などを降ろしていき、同時に材料の余剰材や材料置き場として使っていた足場板も全部払っておきます。
最後に、ブロアーを使って屋根全体を吹き掃除を行っていきます。
掃除が終わってから、お客様には作業の完了をお伝えさせていただきました。作業の流れを写真で撮影していたので、その写真をお客様に見てもらいながら工事の流れを説明させていただきました。お客様も、古い屋根瓦から新しい洋風瓦に替わったことを、大変喜んでおりました。こちらの施工事例で引用した現場ブログの様子はこちらから読み続けられますよ↓↓↓『大府市にて古い屋根瓦や屋根土などを撤去して防水処理する屋根リフォームの順序説明』
2.弊社でこれまで行った施工事例はこちらから読めますよ!
3.お客様との記念写真やアンケートなどの一覧となります!
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こちらの記事を書いた施工店【アメピタ名古屋南店】
地元密着で屋根の工事を中心に、雨漏りの専門家として営んできました。
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