棟の土台部分の熨斗瓦を取り外して強力棟を取り付けて行きます。
棟瓦で積み上げてあった棟部の一番土台となる熨斗瓦に関して、固定がしっかりされていないので横ズレをおこしていました。特に熨斗瓦で棟芯を塞いでいるため、棟内部で屋根土で補強されていないので余計に強度が弱くなっている棟となっております。
一番下の熨斗瓦をすべて取り外してみたら、接着と屋根際漆喰の替わりで南蛮漆喰が棟芯に塗られていました。
この棟芯に塗った南蛮漆喰の上から、一枚物の熨斗瓦を押さえつけて接着して行きながら取り付けられていました。
部分的には、棟芯から細い針金線が引っ張り出されていてそれを数枚程度の熨斗瓦に緊結して固定はされていました。
だが、その程度だけでは棟全体の補強強度が、出せることは出来ません。
この施工方法では、本来の棟芯部分に南蛮漆喰や屋根土が現れる施工方法で無はないです。
棟全体に力が加わったときに、しっかり固定されていないので横ズレや棟全体の転倒しやすくなります。
新築時当時の施工者は、何をもってこのような施工の仕方にしたのか?
当事者ではない私たちでは、皆目見当がつくことが出来ませんね。
たまに、この様な検討違いな屋根の施工がされている建物はまだまだあるかもしれません。
特に、築25年以上の屋根などにはこの様な施工がされているかもしれませんね。
屋根の頂点部分でもある棟芯に、目印としてタコ糸を引っ張っていき棟際の加工された屋根瓦の通りを真っすぐに治していきます。この目印で使っているタコ糸は、この後に棟の土台材を支える屋根部材を取り付けて行くための目印になります。
このまま引っ張って置いたままで、作業を進めて行きます。
先ほど棟芯に引っ張っておいた目印に沿って、決められた幅寸法で強力棟を一つずつ取り付けて行きます。この強力棟を取り付けることによって、棟冠瓦を取り付けるための土台材でもあるタルキを支え置くことが出来ます。
隅棟際でも、前準備でもある強力棟を取り付けて行くために、隅棟際の屋根瓦の手直しをしていきます。隅棟際で切断して加工していた屋根瓦のうち大きいサイズは、電動ドリルを使って釘穴をあけビス釘など打ち込んで切断加工した屋根瓦を固定していきます。サイズの小さな屋根瓦は、電動ドリルで穴開けをすると振動で破損してしまうため、コーキングボンドを点付けして接着固定をしていきます。
隅棟の棟芯にも、先ほどの大棟部のように目印のタコ糸を引っ張っていきます。
それに沿って、棟冠瓦の土台材でもあるタルキを支えるための、屋根部材である強力棟を規定寸法で一本ずつ取り付けて行きます。
強力棟の固定は、二本に出ている足部分に釘穴があいています。
そこを使って、サイズの小さめのビス釘を打ち込んで行き、強力棟を固定していきます。
強力棟を取り付けた部分の屋根瓦を復旧していき、冠棟瓦の前準備の作業を終わらせることができました。次回の現場ブログはこちらから読み進めますよ↓↓↓『東浦町にて新しい冠棟瓦での一本葺き工法で土台材を付けて屋根漆喰を塗ります』
雨漏りやお住いの建物の内装工事や外装工事でお困りの際は
下記までお気軽にお問い合わせください!
受付時間 9時~17時(定休日・日曜日)
※定休日でも、対応していることもありますので一度ご連絡をください。
0120-806-393【フリーダイヤル】amepita@yamamura-kensou.com
※弊社は少人数での業務を行っているために、『個人のお客様』や『弊社と昔からの取引がある会社様』とのお取引を大事にしているため、新規企業様のご依頼は少しの間は受け付けをしていませんので宜しくお願いします。
アメピタ名古屋南店のトップページに戻る⇒
1.日々の現場ブログのページはこちらから移動できますよ!
2.弊社でこれまで行った施工事例はこちらから読めますよ!
3.お客様との記念撮影やアンケートなどの一覧となります!
こちらの記事を書いた施工店【アメピタ名古屋南店】
地元密着で屋根の工事を中心に、雨漏りの専門家として営んできました。
お住まいの建物の屋根はもちろんのこと、内装工事も外装工事もご相談に乗ることが出来ますよ。
初動調査でもある目視による点検調査には、写真の私が責任をもってご訪問させていただきます。
雨漏りの調査以外でも、建物の営繕工事のご相談してください
1.交換時期が越えた住宅屋根の葺き替え工事や修繕・修理作業のご相談
2.建物の外壁部分の、塗り替えや外壁取り替え工事などのご相談
3.雨樋の取り替え工事などの板金工事などのご相談
4.建物内の大工さん工事である内装工事などのご相談
5.キッチンや設備など水道工事を含めたご相談
6.内壁のクロス壁紙などの貼り替えのご相談
7.照明器具など電気工事などのご相談
8.カーポートなどのエクステリア工事などのご相談
9.低層住宅と呼ばれる3階建て以下の建物の解体工事のご相談
アメピタ名古屋南店TOPはこちら
アメピタ名古屋南店
TOPはこちら