2024年08月08日追記

新しい棟冠瓦で一本葺きをしていきます

東浦町にて、和風建物の寄棟屋根に付いていた屋根の頂点部分でもある棟部。
横ズレを起こしていた屋根の修理の様子を、現場ブログとしてご紹介していました。
前回の現場ブログでは、棟瓦で積み上げていた棟を取り壊していきました。
そして、新しい冠棟瓦を取り付けるための、前準備を行っていきました。
前回の現場ブログでもある、新しい棟を取り付けるための前準備の様子はこちらから↓↓↓
『東浦町にて棟の葺き替え工事で棟冠瓦の一本葺きに交換するために前準備を行います』

ちなみに、こちらの物件の初めはこちらから読むことが出来ますよ↓↓↓
『東浦町にて寄棟形状の屋根で和風棟瓦で積み上げた棟部を目視による点検調査』

今回の現場ブログでは、全ての棟部に前準備を準備してから、新しい棟冠瓦を使って一列に並べて行く【一本葺き】を行います。
土台材のタルキを、強力棟に支えるように取り付け、屋根漆喰を塗り棟冠瓦を施工して行きます。
幅の広い新しい冠棟瓦を使って、横に一列に並べて固定をしながら【一本葺き】として棟全体を取り付けて行く様子をご紹介いたします。

専門用語に関してこちらのページも読んでください↓↓↓
『瓦屋根からの雨漏り原因と最適なメンテナンス方法』

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土台材となるタルキを取り付けて行きます

前回までの作業を進めて行って、棟全部に土台材を支えるための強力棟を取り付けて行きました。
今回からは、その取り付けた強力棟の支え部分に、土台材となるタルキを置いて行き固定をしていきます。
まず初めは、強力棟の上に固定せずにタルキを置いて行き、それぞれで合うサイズで切断して加工していきます。

それぞれの棟部の長さでタルキを切断加工をおこなってから、強力棟の上に載せてタルキに対して釘穴を使ってビスを打ち込んで固定します。
強力棟と土台材でもあるタルキを、同時にビスで打ち込んで固定することで、外れる事も無く補強されて行きます。
このタルキの上に新しい棟冠瓦が乗ってくるので、高さ調整材でもあり棟冠瓦の固定ビスを打ち込む先ともなります。

強力棟の取り付けに関しての簡単なご説明となります

まずは、屋根部材でもある【強力棟】を屋根の勾配にあわせるように足を合わせてとりつけていきます。
強力棟の上部分でもある台座部分に、土台材となるタルキを載せていきます。

強力棟の支えている部分に釘穴があいているので、そこからビスや釘を打ち込んでいき固定していきます。
この様に、棟全部に取り付けて行った強力棟の一本ずつを、同様な作業を行っていきタルキを固定して棟自体を動かないようにします。

垂木に沿って南蛮漆喰を塗って棟冠瓦を取り付けます

棟全部に取り付けていった垂木に、その側方部に沿って屋根漆喰代わりと屋根裏に雨水が回り込まないようにするための、南蛮漆喰を塗っていきます。
南蛮漆喰の塗り幅として、棟際の切断して加工した屋根瓦の方が切断部分が隠れる範囲で、尚且つこの後取り付けて行く棟冠瓦の幅以内のサイズで塗っていくのが良いかと考えられます。

南蛮漆喰を取り付けた垂木に沿って、新しい棟冠瓦を一本ずつ並べて行きながら取り付けて行きます。
隅棟部の方は、屋根の先端部分でもある軒先部の方に先端瓦を取り付けて固定をしていきます。

その後、屋根の頂点部分でもある棟部の方まで一列に並べて固定しながら取り付けて行きます。
棟冠瓦の固定方法としては、棟冠瓦にあらかじめ作られていた釘穴を使って、パッキン付きビス釘を土台材のタルキに向かって打ち込んで行き固定していきます。

屋根から材料などを降ろして掃除をします

屋根上にあげて作業で使っていた、作業道具や電動工具などを屋根から降ろしていきます。
同時に、作業で余った材料なども降ろして作業場として使っていた足場板も取り外していき、それも全部屋根から降ろしていきます。

最後に、作業した屋根全体を掃除してからお客様に作業の完了を伝えさせていただきました。
作業中に撮影した写真を見ていただきながら、作業の内容を簡単ですがご説明させていただきました。
その時には、お客様も満足した顔をしていただきながら、説明を聞いていただきました。

初動調査の雨漏り点検から作業の流れまでを施工事例で紹介しています↓↓↓
『東浦町にて和風屋根の古い棟部をめくります！新しい棟冠瓦で一本葺き工法で棟を施工！』

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