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屋根瓦の一枚に対して、上部分に着いている爪フックを次段に重ねながら施工してくる平瓦(桟瓦)の下部分でもある、フックに引っ掛けて強風が吹いたときなどに浮き上がらないようにしておきます。屋根瓦の前面部分でもある下部分に作られているリブに、さきほどの下の段の爪フックを引っかけて行きます。それによって、強風などが吹いても屋根瓦が浮かされなくなっていきます。ただし、強風の力によってはその爪フックが破壊されてしまうこともありえますので注意してください。最大瞬間風速の大きさ以外にも、風の通り道に入ってしまったや、隣家に建物が無くてダイレクトに強風が当たったなど、要因は多々ありますので一概にこれだけの風速以上は駄目になりますとは言いにくい所になってしまいます。
平瓦の裏部分についている爪を、屋根全体に取り付けて行った桟木に引っ掛けながら屋根瓦を葺いていきます。引っ掛けることで、平瓦が前方にズレ落ちたり落下することが無くなります。
屋根の先端部分でもある軒先部の一段目には、平瓦を施工するときに前方から強風などが吹いた時に、屋根瓦が浮きやすくなるために専用の耐風クリップを平瓦の先端部分に取り付けて行きます。このクリップを打っていきながら、横に一列全部を平瓦を置いて行きクリップを打って固定していきながら並べて行きます。
平瓦で軒先瓦を施工するときに、平瓦の前面でもある先端部分は雨樋の真ん中よりも手前で施工していきます。雨樋よりも真ん中部分以上に平瓦を張り出していると、降雨の時に平瓦の表面に当たって流れてきた雨水が雨樋に流れ込まずに外に飛び出してしまうこともありえます。そのため、雨樋の真ん中よりも手前にしておき、雨樋に雨水が流れ込むようにしておきます。ただし、ゲリラ豪雨の様な急激に大量の雨水が流れる時は、どのような屋根瓦と雨樋でも外に飛び出す(オーバーフロー)になることがありえます。
屋根の約8割近くの部分でもある、平部に平瓦(桟瓦)を施工して行きます。
一枚ずつ組み合わせながら、平瓦を取り付けながら屋根全体に取り付けて行きます。この洋風平板瓦は、一段ずつ半分ずつずらしながら施工して行きます。半分ずつずらしたときに、下の段の平瓦の山部分が真ん中のえぐられた所と、綺麗にはまって施工することが出来るようになります。一枚ずつ平瓦を釘などで止め付けながら固定していき、平瓦が浮かないように対策をしていきます。
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