前日までに、既存の瓦などをめくり屋根の構造部分でもある野地板の状態にしておきました。今回のお客様の建物屋根が、大きさもあり瓦めくり作業が一日中かかりました。夜半に雨が降ってもいいように、屋根全体にブルーシートを貼って雨が建物の中に入らないようにしておきました。その屋根全体にかけておいた、ブルーシートをめくって行きながら、今回の作業に入りました。
既存の野地板の上から重ねるように、新しい野地板合板を屋根全体に取り付けていきます。新しい野地板合板のサイズが、縦910ミリx横1,800ミリの大きさであります。そして、厚みも12ミリほどありますので、取り付けることで屋根全体の補強にもなります。屋根全体に新しい野地板合板を取り付けることが出来ましたら、釘打ち機で固定するつもりで増し打ちを行っていきます。増し打ちすることで、屋根の構造部分の垂木に向かって打って行くので、かなり補強されることになります。そして、増し打ちすることで自力で野地板合板を剥がしてみようとしても、相当な力が必要となり難儀することは確実です。
お客様の方からご指定がありました、作業する屋根と塩ビ屋根が重なる部分になります。こちらの方は、加工して欲しいとご相談もいただいていたので、その様に作業を進めて塩ビ屋根の方を加工しておきました。また新しい瓦を施工するときは、もう少し加工が必要となると思いますが、現状はこのサイズで進めて行きます。
屋根全体に新しい野地板合板を貼り終わったら、続いて屋根の先端部分でもある【軒先部】から、屋根全体の止水作業としてルーフィングを貼っていきます。ルーフィングを貼っていく時は、建築用のホッチキスでもある【ハンマータッカー】が使用されることが多いと思います。使用方法としては、ルーフィングに固定をしたいところに向かって、ハンマータッカーを叩いていきます。その歳に、ハンマータッカーの中に入っている専用の針が、ルーフィングと野地板合板をホッチキスのようにとめて行きます。
一列ずつ重ね部を作りながら、ルーフィングを貼っていきます。屋根の先端部分でもある軒先部から、屋根の頂点部分でもある陸棟部まで同様な作業で登りながらルーフィングを貼っていきます。陸棟部に辿り着いたら、棟芯を被せるように重ねておきます。これで、屋根全体にルーフィングが貼り終わりました。
軒先部に軒板を打って行き屋根全体に桟木を打って行きます
今回の建物が、築年数が100年以上も経過しているため、軒先部の造りが垂木が剥き出しになっている、かなり昔の造りになっていました。この造りになっている場合、軒先部が瓦の重みが重なって下に垂れていることが多いかと思われます。その垂れている屋根を補強していくために、軒先部の先端に新しい軒板を打って固定していきます。なお、この新しい軒板を打つ作業は、かなり年数が経過した建物の場合の作業となります。築50~60年より新しい建物には、この作業はあまりすることは無いかと思います。ただ、点検調査の段階で、軒板を打つことが必要なのかどうかは調査員が確認しています。
新しい瓦を施工するための桟木を取り付ける前に、桟木の取り付け釘が効きやすくするため垂木の位置を調べておきます。その調べ出した垂木の位置に沿って、目印となるプラキズリを先に取付けておきます。このプラキズリの固定方法は、先ほどのルーフィングと同様でハンマータッカーで固定していきます。新しい和瓦を取り付けるための、土台部分でもある桟木を規定寸法で取り付けて行きます。この、取付けられた桟木に引っ掛けるように、新しい和瓦を施工して行きます。同時に新しい和瓦の固定で打ち付ける釘も、この桟木に効かすように打って行きます。
このような感じで、新しい瓦を施工するための前準備の作業の様子をご紹介いたしました。次回の現場ブログはこちらから読み進めますよ↓↓↓『名古屋市中川区にて瓦屋さんが使う荷揚げ専用梯子を組み立てて屋根に新しい瓦を上げ越します』
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