積み上げる棟の土台部分となる、熨斗(のし)瓦の二段分まで積み上げられた以降の作業を進めて行きます。今回の棟の積み上げ方法として、三段目からの棟瓦でもある熨斗瓦を、真ん中に半分に割った状態の物を使っていきます。基本的に、棟の積み上げ作業で使う熨斗瓦は、半分に割ったものを使っていきます。今回のように、鬼瓦が横幅も広く大きいので、棟の積み上げた高さも必要となる場合は、土台部分で一枚物の熨斗瓦を一段か二段以上積んでくることもありえます。
熨斗(のし)瓦とは、屋根の棟に乗せられている短冊形の瓦のことです。実際には一枚の瓦を二枚に割って使用されており、裏には線が入っていて簡単に綺麗に割ることができます。二段目移行の熨斗(のし)瓦は千鳥にして積み上げられ、3段目移行も同様に千鳥で積まれます。予定の高さまで積んだところで冠瓦を設置し、銅線やビスなどを打ち込んで固定しておく必要があります。余談ですが、空手の瓦割りにはこの熨斗(のし)瓦が使用されております。裏に線が入っているので、比較的に簡単に割れやすいかと思われます。・・・とは言っても、空手家のように常に鍛えている人達だから、瓦割りが出来るのですよ!!普通の成人男性では、とても割ることは出来ないかと考えられます。このブログ記事を書いている筆者でも、手の骨折を覚悟しても、やっと一枚が割れるかどうかだと思います。普通の人は、瓦割りをおこな追おうと考えない方が無難ですね。
棟の土台部分を陸棟部に取り付けるまえに、棟芯に補強金具として強力棟を設置しておきました。その強力棟の上部には、支え部分があります。その支え部分に、棟全体の補強用として垂木を設置しておきます。その垂木を、のし瓦で内部に入れ込むことで、棟全体が補強されやすくなります。
写真は、簡易型の強力棟で垂木を設置するイメージとしてみてください。強力棟には、上部に垂木などを設置出来る台座が作られております。その台座に垂木を設置して、横部分から固定用の釘やビスを打ち込んで行きます。この様な感じで、補強の垂木設置作業となります。
その後も、順序良く互い違いにのし瓦を積み上げて行きます。互い違いにのし瓦を積み込むことで、棟の内部に雨水が浸入しにくい状態を作ります。そして、予定していた高さの段数までのし瓦を積み上げていきます。『予定していた』と記載した理由として、鬼瓦の基本的な高さにもよって段数が変わることもありえます。基本的な鬼瓦の大きさだと、基本的な段数でのし瓦を積み上げます。
しかし、鬼瓦のサイズが大きくなると段数が変わることも多々ありえます。それでも基本としては、最後の冠瓦の高さが鬼瓦の頭部分を越さないように施工するのが肝心です。
予定していた熨斗瓦の段数に、冠棟瓦を一列並べるように施工して行きます。その冠棟瓦は、一枚ずつ釘穴を開けておきます。その釘穴から、固定用のビス釘を内部の垂木に打ち込んで固定します。上部からビスを打ち込むこと井出、棟全体の補強ともなります。
陸棟部に新しい棟瓦での積み上げ作業を行っていき、ここまでの作業を行いましたら、新しい瓦での葺き替え工事がすべて完了となりました。瓦をめくって屋根に野地板合板で補強することで、和瓦と棟瓦が真っすぐに取り付けられることが出来ました。
ただし、2025年4月以降では建築基準法が変更となります。
大規模なリフォーム工事で、場合によっては建築確認申請が必要となることもありえます。
それに建築士による設計・工事監理が必要となる可能性がありえます。
古い建物の場合、特に波打っているほどの陸棟部だった場合は、屋根の構造部分の垂木からの直しが簡単に出来なくなります。
そうなると、陸棟部の不陸を治す作業が出来なくて新しい棟瓦を使っても、真っすぐ通りを出すことが不可能になる事もありえますので、ご了承をお願いします。
詳細は、現地での調査した調査員に、気軽にお聞きください!
作業が完了となってから、屋根に上げ越していた作業道具や電動工具などを、屋根から降ろしておきました。同時に、材料などの余剰材なども一緒に、屋根から降ろし作業スペースの確保で設置した足場板なども屋根から降ろしていきました。屋根全体を、葺き掃除専用の電動工具のブロアーを使って、吹き掃除を行っていきます。屋根の作業が完了してから、作業員の安全確保で設置していた仮設足場を解体して、屋根リフォーム工事がすべて完了しました。
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地元密着で屋根の工事を中心に、雨漏りの専門家として営んできました。
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