2024年08月15日追記

隅棟部に棟瓦を積み上げます

名古屋市南区にて、雨漏りしていた二階建ての入母屋屋根の葺き替え工事の紹介となります。
ひとつ前の現場ブログでは、屋根の頂点部になる大棟部に棟瓦を積み上げ施工の様子をご紹介いたしました。
前回ブログでは大棟部に新しい棟瓦で積み上げる作業の様子です↓↓↓
『名古屋市南区で入母屋屋根の雨漏り工事！紐丸瓦と鬼瓦の設置そして大棟瓦の施工！』

こちらのお客様の一連の現場ブログの初めからはこちらから↓↓↓
『名古屋市南区にて経年劣化による屋根瓦が崩れている雨漏り点検』

今回の現場ブログでは、今回の二階建て建物の四方向にある隅棟部に、棟瓦で積み上げ施工を行っていく様子をご紹介いたします。

専門用語に関してこちらのページも読んでください↓↓↓
『瓦屋根からの雨漏り原因と最適なメンテナンス方法』

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入母屋屋根の類別名のご紹介

写真は入母屋屋根の簡単な類別の名称紹介となります。
屋根の先端部分である・・・【軒先部】

大半の屋根の真ん中部分である・・・【平部】

屋根の一番頂点部分に当たる・・・【大棟部】

入母屋屋根の両端に当たる・・・【掛け瓦部】（箕甲部）

本日の現場ブログとなります屋根の四方向にある・・・【隅棟部】

凄く簡単に説明するとこの様な感じになりますが、部分的にはもっと細かい名称や説明があります。
しかし、あまりにも細かすぎる話になってしまうので、今回は割愛させていただきます。
先ほども書きましたが、今回の現場ブログは前日までの現場ブログにて【大棟部】が完了したため、【隅棟部】に関しての作業の様子をご紹介いたします。

隅棟部へ新しい棟瓦を使って積み上げていきます

以前ご紹介いたしました、現場ブログ『名古屋市南区にて劣化で破損している屋根瓦を手前から撤去していきます』にて、全体の葺き替え工事での初めの方の作業工程で、古い屋根瓦と棟瓦を取り外しておきました。

今回の作業でもある、隅棟部に新しい棟瓦を使って積み上げ作業を行うまでの時間がありましたので、それまでは防水紙で隅棟部を防水処理を施していました。

隅棟部全体に、雨水が入って雨漏りしないように防水紙を敷いてから、その上に残土を入れた土嚢袋を重しとして置いておきました。
ここまでの重さが有れば、隅棟部に防水処理として敷いていた防水紙が飛ばされることもありませんね！

隅棟部に新しい棟瓦を使って積み上げていきます

基本的には施工は、前回の現場ブログ『名古屋市南区にて大棟部の施工でノシ瓦と冠瓦を南蛮漆喰を使って取り付け作業』での、大棟部と同様な施工方法となります。

最初に、棟の先端に取り付けられる鬼瓦を複数本で寄った針金線で縛るように緊結してから、新しい棟瓦でもある『のし瓦』を順序良く上に積み上げていきます。
大棟部で積み上げられた段数とり、基本的に隅棟部で積み上げられる段数は低く積み上げられます。

新しい棟瓦を使って隅棟部を積み上げていきました。
個人の建物屋根でしたら、隅棟部の段数としては熨斗瓦を3~4段を積み上げてから、（この後説明します）一番上に冠棟瓦を取り付けて行くのがパターン的に多いかと感じられます。

棟の最上段に取り付ける棟冠瓦

隅棟部の最上段に取り付けられる棟冠瓦の一種である【素丸瓦】となります。

二枚目の写真である、寄せ棟屋根の隅棟部にも、最上段にこちらの素丸瓦が選択されやすいです。
棟冠瓦は、種類が多いためその時々・棟の取り付け段数などで、使う瓦が変わっていきます。

隅棟瓦の最上段に、素丸瓦を一列並べ取り付けて行きました。
今回の素丸瓦の固定方法は、隅棟部の中から針金線を出して縛り緊結して固定をしていきました。

棟の最上段に使われやすい冠瓦

先ほどの作業説明でも出ていました素丸瓦以外にも、棟の最上段の棟冠瓦として・・・
１．紐丸瓦
２．伏間冠瓦
３．江戸冠瓦

などが、よく選択されて使われやすいですね！

四方向の隅棟も取り付けて行きます

西側屋根の方の隅棟部にも、新しい棟瓦を使って棟を積み上げていきました。
東面の屋根のように、平部の屋根瓦も新しくしていて足場の踏み場があって作業がやりやすかったです。
しかし、西面の屋根の方は、平部の屋根を新しく変えているわけでは無く、古いままの屋根瓦であったため、足の力加減によっては割れる可能性がありました。

そのため、隅棟部の施工をしながらも足元も慎重に歩行することになり、余計に集中力が必要になって作業を行うことになってしまいました。
なんとか、平瓦を割ることも無く隅棟部を取り付けることが出来ました。

次回の現場ブログはこちらから読み進めますよ↓↓↓
『名古屋市南区にて屋根葺き替え工事で足場をかけたので同時に雨樋の取り替え交換』

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