屋根材を施工するために、必要な桟木を屋根全体に取り付けて行きます。桟木を取り付けることで、新しい屋根材の裏面に屋根材を引っかけ止めれる用の爪が付いております。
施工するときには、桟木にその爪を引っかけて置くことで、地上に落下することを防ぎます。それ以外にも、屋根材の上下の重なりでの高さ調整としても、桟木を取り付けることで高さ調整材としても働いています。
反対面(南面)も一階屋根にも、同様に全体に桟木を取り付けて行きます。ちなみに、桟木には木製と樹脂製の桟木があります。木製の桟木を使用する際の注意点として、防水紙(ルーフィング)の上に直接取り付けてしまうと、防水紙(ルーフィング)と桟木の隙間が無くなってしまいます。もし、屋根材の隙間から雨水が侵入して防水紙(ルーフィング)の上に辿り着いてしまうと、隙間が無いため雨水が溜まってしまい屋根材を止めている釘などから雨漏りする原因となりやすいです。そのため、防水紙(ルーフィング)と桟木の隙間を作るために、ルーフテープと言われる隙間をあける部材を取り付けて行きます。逆に樹脂製の場合は、桟木自体に水抜き用の隙間が開いているので、防水紙(ルーフィング)の上から直接施工が出来ます。樹脂製の桟木は、製造メーカーによって強度が緩い場合もあります。その場合は、ルーフテープを取り付けることで取り付けたところで波を打ってしまいます。
屋根材を取り付ける時も、波をうって施工されることもありえます。
切妻屋根でもある、屋根の両端側のケラバ袖部、その場所に雨水が入ってもいいように水流れ板金を取付け、軒先部の雨樋に流れるように取り付けて行きます。和形(J形)とスパニッシュ瓦(S形)以外の屋根材には、ケラバ袖部にはこの様な水流れの板金を取付けておきます。これが入っていないと、ケラバ袖部に雨水が侵入してケラバ破風板を腐食させて、ケラバ袖瓦が落下することもありえます。
軒先部に、隙間を隠すための面戸板金を取付けて行きます。軒先部の場合、真っすぐな平板瓦以外は屋根瓦の形状で隙間が開いてしまいます。信じれないほどの隙間穴でも、雀などが強引に侵入して屋根瓦裏側で巣を作ることもありえます。
私も、20年ぐらい前の話ですが、その当時で築15年ほどの分譲住宅にお住いのお客様より、毎朝、屋根の方から雀の鳴き声がするので点検してほしいと言われてご訪問した時がありました。屋根の点検を行ってみたのですが、本当に信じられないほどの小さな穴を発見しました。その穴は、施工上どうしても出来てしまう穴であったのですが、そんな小さな穴でも入ってくる雀の強さに戦慄を覚えました。その後の作業は、その穴を埋めるように板金を加工してコーキングボンドなどで塞ぎました。
それ以降の弊社の作業では、その穴が開かない工法を考えて実践に使っていきました。
軒先面戸板金と、ケラバ袖鈑金の接合部の状態です。先屋根材の隙間を埋める面戸板金を、ケラバ袖部の水流れ板金の方まで取り付けて行きます。取付ける際に、ケラバ袖部の水流れ板金に雨水が流れるように隙間を開けておきます。
(雀が入り込まないサイズで)
壁際の壁立ち上がり部にも、壁際用の水流れの板金を取付けて行きます。水流れ板金を取付ける時は、上から重なっている被せよう板金部分が少し浮き上がるようになっていました。
そのため、浮きあげながら体をその隙間の中に入り込んで、壁立ち上がりの部分で水流れの板金を取付けて行きました。
板金同士の重なり部分は、隙間が開きやすいため雨水が入り込まないように、コーキングボンドを塗って防水処理を行っておきます。
コーキングボンドの塗る量としては、この上から重なって施工する新しい屋根材に干渉しない程度で塗っていきます。
大棟部に棟瓦を取り付けるための土台材を取り付けます
屋根の頂点部分でもある大棟部に、棟瓦を施工する際に必要な高さ調整と固定釘を打ち込むための垂木材が置いてきます。
屋根材【強力棟】と言う棟土台材を、建物構造の垂木2本分に一本の割合でビス釘で固定しながら取り付けて行きます。
取付けた【強力棟】の上段に、垂木が置いてけるスペースがあるのでそれに沿って取り付けて行きます。次回の現場ブログは、新しい屋根材ROOGAルーガを使って屋根に施工して行きます↓↓↓『名古屋市瑞穂区にて新屋根材ROOGA(ルーガ)を使って屋根全体に施工します』
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