陸棟部で棟瓦を使って大棟の土台部分の製作

名古屋市中川区にて、100年以上も築年数が経過していた建物の屋根リフォーム工事の一環で、瓦の葺き替え工事を行っております。
屋根全体を占める軒先部・ケラバ袖部・平部のそれぞれの和瓦を施工しきれました。
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『名古屋市中川区にて新しい和瓦でもあるいぶし瓦で切妻屋根全体を施工！瓦の補強の様子も！』
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『名古屋市中川区にて築１００年以上が経過した平屋の切妻屋根から雨漏りが発生！』

新しい和瓦を使った瓦の葺き替え工事において、陸棟部の作業と新しい棟瓦の施工方法が重要となります。
この記事では、一段ずつ積み上げながら大棟部を施工する手順や注意点についての様子をご紹介いたします。

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『瓦屋根からの雨漏り原因と最適なメンテナンス方法』
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陸棟際の桟瓦の施工

今回の作業では、お客様の要望もあって切妻屋根の半面のみ、瓦の葺き替え工事を行っております。
とは言え、葺き替えを行わない半面の方でも、陸棟際は雨仕舞の事や施工上の流れから、数段分はめくることは伝えてありました。
ここを瓦をめくらずに施工する場合は、棟芯にはルーフィングを折り曲げることが出来なくなります。
そうなると、折角陸棟部に棟を取り付けても、一課は雨が染み込んでいき雨漏りの原因となりやすくなります。
それ以外にも、棟の耐風・耐震補強で金具を設置できなくなりますので、瓦めくりを行わなくても陸棟際数段分は、めくらないと作業がしっかりできなくなります。
そのため、今回も陸棟部から3段ほどめくっておきました。

棟芯で、ルーフィングを折り曲げるように流しておきます。
その後、職人さんの方で良い施工方法が無いか考察して、平部の桟瓦を施工して行きます。

既存の桟瓦と新しい桟瓦を使って、陸棟際の平部の施工が完了してから対補強金具を取り付けます。
こちらは、棟瓦を積み上げて施工する前に、先に【強力棟】と言う名の補強金具をセットして取り付けておきます。

この強力棟には、上段に受け皿が付いておりこちらに垂木を横に通していき、最後は棟瓦で覆うように施工して行きます。
それを行うことで、棟内部でしっかりとした補強となるのです。

新しい棟瓦の取付け

桟瓦との棟瓦同士を接着させるために、南蛮漆喰を塗っていきます。
この南蛮漆喰は、簡単に言うと漆喰とセメントが入っており、袋から出して数日経過すると固まってしまう材料になります。
そしてこの南蛮漆喰を塗る理由として、瓦同士の接着以外にも棟瓦の高さ調整の役割があります。
それ以外にも、桟瓦と棟瓦との間の漆喰作業としても、兼任しております。

その塗った南蛮漆喰に、大棟の土台部分となる棟瓦で熨斗（のし）瓦を、接着させながら取り付けて行きます。
土台部分ともなるため、この一段目が一番集中して取り付けることになります。
この部分が失敗すると、大棟の通りもグダグダになっていきます。

土台の棟瓦が取り付け終わったら、続いても土台部分になる二段目の棟瓦（のし瓦）を取り付けて行きます。
陸棟部を、取り付けるサイズの横幅に関しては、使用する鬼瓦の幅によって変わってきます。
陸棟部は一概に、このサイズ！と言うことはないので、実際に使用する瓦で考察しながら施工して行きます。
そして今回は、土台部分が一段目と二段目になってその両方ともが、のし瓦を一枚物の大きなサイズで取り付けられております。
三段目以降は、のし瓦を真ん中に割ったものを取り付けて積み上げて行きます。

二段目の熨斗瓦が取り付けられて、南蛮漆喰が乾く前に前側と言えばいいのか？陸棟側から軒先部の方へ、少しずれだしてしまいます。
このため、ズレ防止でのし瓦のお互い同士を針金線で縛り上げて、ズレないように固定させて南蛮漆喰が乾くのを待ちます。

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『名古屋市中川区にて大きなサイズの鬼瓦を設置するためリフォーム屋根の陸棟部に取り付け』

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