お隣の外壁から、水切り板金が取り付けられていました。
この現状として、こちらの建物もお隣の建物もかなり古い状態でした。
お互い了解を取らずに、職人さんの勝手な考えで水切り板金が取り付けられたように感じられました。
昔の作業では、この様な住んでいる人に了解を取らずに作業を行っている、業者さんも一部ですが居たかと思います。
隣家の壁に対して、防水紙(ルーフィング)を立ち上げながら奥の方まで貼っておきます。壁側では、防水紙(ルーフィング)を折れ目を入れてL形に立ち上げて置いていきます。
雨水が防水紙(ルーフィング)の方まで来ても折れ目部分で、雨水が屋根の先端部分でもある軒先部の方にある雨樋の方に流れるようにしておきます。
壁側の水流れ板金(赤矢印)を取り付けてから、新しい屋根材を奥の方まで突っ込むように取り付けて行きます。この様に、壁際部分では・・・1.防水紙(ルーフィング)の貼り付け2.水流れ板金の取り付け3.屋根材の取り付け4.外壁からの水切り板金の取り付けと、4段階に防水処理を行っているため、雨漏りがしにくい場所ともなりえます。
(一部例外部分もあり)
壁側で取り付ける、建築部材でもある【水密材】を屋根材の表面に取り付けて行きます。裏面にブチルテープが付いているため、屋根材なら表面を貼ることが出来ます。
水切り板金の裏側の骨組み部分の木材が有るため、その木材の手前で水密材を屋根材の表面に貼っていきます。
この水密材を貼っていくコツとして、今回のROOGA(ルーガ)が緩いですが山・谷がある屋根材となります。
そのため、谷部には水密材を出来るだけは貼らないような状態を作っておきます。
水密材で壁を作り、雨水が奥側に流れないようにします。
その水密材を、大棟部から屋根の先端部分の軒先部まで貼り続けて行きます。
反対側の北面・屋根部分で、隣家との間でもある壁際から出ている水切り板金の下側にも、屋根材の表面に水密材を奥に入れ込むように貼っていきます。
大棟側から壁水切り板金の隙間を撮影しましたが、水密材が屋根材と水切り板金に挟まれるように取り付けられるようになっております。
挟まっていることで、隙間が無くなるので水密材が壁となり雨水を壁側に流れさせずに、屋根材の方に流されるようになっています。
屋根材の表面を伝って、軒先部にある雨樋に流れるようになります。次回の現場ブログでは、大棟部の施工の様子をご紹介いたしております↓↓↓『名古屋市瑞穂区にて軽量化した屋根材で大棟部を補強しながら取り付け作業』
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