常滑市にて、雨漏りが発生した建物は築年数がかなり経過しているようです。お客様からのご依頼を受け、まずは雨漏りの原因を特定するために屋根点検を行いました。その結果、一番端側の部屋の天井裏から水漏れが確認されました。この問題を解決するため、ケラバ袖部分の屋根瓦の修繕施工を行うことになりました。ケラバは屋根の妻側面から出ている部分であり、雨漏りの原因として重要な部分です。修繕施工を行うことで、建物全体の耐久性を向上させ、今後の雨漏りを防ぐことができます。お客様の安心と安全を守るため、丁寧かつ迅速に作業を行いました。建物のメンテナンスは定期的な点検と適切な修繕が重要です。
施工内容 |
- 雨漏り点検
- 応急処置対応
- 瓦屋根補修(差し替え、ずれ・破損補修)
- その他
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築年数 |
築70年以上 |
施工期間 |
約5日間ほど |
工事費用 |
約45万円ほど |
初動調査での注意点や契約から工事までの流れを書いています
雨漏りの原因を特定するために、まずは屋根瓦の点検を行いました。屋根上からの視察を通して、屋根の端側にあるケラバ袖瓦部に何らかの不具合がある可能性が高いと考えられます。この部分に問題があると、雨水が侵入しやすくなり、雨漏りの原因となることがあります。点検結果を元に、適切な修理や補修を行い、雨漏りの解決に向けて作業を進めていきます。雨漏りの原因を特定し、早めに対処することで、建物への損害を最小限に抑えることができます。
古い建物の場合に、ちょくちょく見かける施工の仕方です。右ケラバ袖瓦周辺の施工方法が、手抜き工事と思われる施工方法をしていました。【施工方法の問題点】右ケラバ袖瓦(大袖瓦)は、材料搬入されたときに瓦一枚ずつに加工して、サイズを均等に少し削ることが最良の方法です。しかし、写真のように、加工手間を嫌ってそのままのサイズで施工してしまうと、段々、上に登り上げて隣に来る屋根瓦との段差がズレてしまいます。その結果、ズレた段差分が隙間を作ることになり、雨水が侵入しやすくなってしまいます。このような施工は、施工した業者の腕が悪い場合や40年以上前の建物に見られる施工方法です。修正や補修が必要な場合は、専門家に相談して対処することが重要です。
瓦の精度があまりよろしくない瓦メーカーの製品を使用して建てられた建物では、屋根瓦全体の精度が十分ではない可能性があります。現在では、このような精度の悪い瓦メーカーはほとんど淘汰されており、建物の屋根瓦の品質向上に努める取り組みが行われています。
和瓦の精度が悪かったため、このようにえぐれるような破損が発生することもありました。特に地震や台風などの自然災害が起こると、和瓦が破損しやすくなる可能性があります。そのため、和瓦の定期的なメンテナンスや補修が重要です。また、瓦の破損は雨漏りや二次災害の原因となる可能性があるため、早めの対応が必要です。
実際に点検を行った結果、屋根瓦に亀裂が入っており、コーキングボンドで補強接着されていることが確認されました。この点について写真を撮影し、お客様にご報告させていただきました。また、工事の提案とそれに基づいたお見積書を作成し、お客様にお渡ししました。当社では、お客様との信頼関係を大切にし、丁寧なサービスを提供しております。
【ケラバ袖瓦周辺の修復作業】ケラバ袖瓦周辺(右側)に雨が侵入するほどの大きな隙間ができていたため、修復作業を行います。まず、ケラバ袖瓦部周辺(横に3通りほど)の屋根瓦を慎重に取り外していきます。取り外した屋根瓦は、後で再利用するために他の場所に落下しないように注意して置いておきます。
野地板合板は屋根瓦を取り外した範囲で、屋根土や杉皮などを取り除いた後に取り付けられます。この合板は厚みがあり、大きさもあるため、屋根の補強にも使用されます。野地板合板の取り付けによって屋根の強度が増し、瓦屋根の補修や葺き替え工事において重要な役割を果たします。
屋根葺き替え工事において、野地板に合板を取り付けた後に、その上から重ねるように防水紙(ルーフィング)を貼っていきます。この防水紙は雨水の浸入を防止し、屋根裏に回ることを防ぎます。防水紙を正しく貼ることで、雨漏り被害や不安を解決することができます。
修復作業の最初の段階では、取り外した屋根瓦を順序良く修復した屋根に屋根土で接着しながら取り付けていきます。特にケラバ袖瓦に関しては、屋根土を使用しながらビス釘を打ち込んで固定箇所を増やし施工を行います。屋根瓦を取り外した際に精度が悪い瓦が見つかった場合は、新しい瓦に変更して施工することが必要です。
屋根瓦を取り外した後、すべて取り付けたら、最後に隙間埋めと固定補強を含めたコーキングボンドで接着補強を行うことが重要です。特に、南面の右ケラバ袖部周辺の工事を行った場合は、北側の右ケラバ袖瓦部周辺も同様な作業で修繕を行う必要があります。隙間や緩みがないようにしっかりと補修を行い、屋根の安定性を確保しましょう。
「屋根の雨漏り点検時に発見された、経年劣化で破損していた精度が悪い屋根瓦については、新しい屋根瓦に差し替え修理を行いました。」修理を行うことで、雨漏りからの被害を防ぐことができますので、お住まいを守るために正しい対応を行いました。修理後は、定期的な点検を続けることで、屋根の健康を維持していくことが大切です。
【屋根瓦のズレ防止にコーキングボンドを使用する方法】屋根瓦を新しいものに差し替える際、精度の悪い屋根瓦があった場所では、ズレ防止のために新しい屋根瓦の先端にコーキングボンドを使用して接着補強を行うことがあります。これにより、屋根瓦同士のズレや脱落を防ぐことができます。コーキングボンドは強力な接着力を持ち、屋根瓦をしっかりと固定することができます。この方法を使用する際には、専門の施工業者に依頼することをおすすめします。
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地元密着で屋根の工事を中心に、雨漏りの専門家として営んできました。
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