外壁塗装の塗り替え工事において、安全対策を重視して取り付けられた仮設足場を利用して、常滑市で不良施工されている洋風の屋根瓦を修理・補強する様子をご紹介します。この工事のきっかけは、外壁の塗り替え工事を行う際に、屋根の状態も点検する中で、洋風の屋根瓦に不具合があることが判明したことです。目視での点検調査により、瓦のずれや漆喰の不備、固定具の緩みなどが確認され、修理や補強が必要と判断されました。これにより、安全性を確保するために修繕工事が行われ、地域の安全と美観を守る取り組みが行われています。このような地域の建物の保全活動は、地域の安全と美しさを守る重要な役割を果たしています。
施工内容 |
- 雨漏り点検
- 瓦屋根補修(差し替え、ずれ・破損補修)
- その他
|
築年数 |
築20年ほど |
施工期間 |
25万円ほど |
工事費用 |
4日ほど(屋根工事のみ) |
初動調査での注意点や契約から工事までの流れを書いています
【仮設足場を活用した屋根点検作業】足場を設置している場合、その撤去前に屋根の状態を点検することができます。お客様からのご要望にお応えして、足場を利用して屋根の点検作業を行いました。足場があることで、高所作業を安全に行うことができます。お客様の安全を確保しながら、屋根の状態を確認し、必要なメンテナンスを提案させていただきました。足場を活用した点検作業は、お客様のお住まいの状態を正確に把握するための重要なステップとなります。ぜひ、足場を利用した屋根点検作業を通じて、お客様の安全と快適な住環境をサポートしてまいります。
瓦屋根の点検やメンテナンスは重要ですね。特に、屋根瓦の形状や隙間には注意が必要です。S瓦形状の屋根瓦は山谷の差が大きいため、軒先部分では隙間が大きくなることがあります。通常は屋根漆喰やプラスチック製の面戸材で隙間を埋めますが、不適切な施工では新聞広告紙などが無造作に使用されることもあります。これは適切な施工ではないので、信頼できる業者を選ぶことが重要です。新築時代の工事を行った業者が不適切な施工を行っていた可能性があるので、注意が必要です。
【軒先部の隙間に適した材料】軒先部の屋根瓦と軒板に取り付けられた雨樋との隙間感覚が狭く、屋根漆喰を塗ることが難しい場合、プラスチック製の専用軒先面戸材を取り付けることが考えられます。この材料は隙間を埋めるのに適しており、雨漏りを防ぐ効果が期待できます。専用の軒先面戸材を取り付けることで、屋根の先端部分をしっかりと保護し、作業の効率も向上するでしょう。
【専用のケラバ袖瓦の固定に使用されていた釘】屋根の一番端側にある専用のケラバ袖瓦の固定には、通常は専用の釘が使用されます。これらの釘は、屋根の構造や素材に適したものでなければなりません。しかし、指定された釘以外を使用することで、雨水が入りやすくなる可能性があります。【大棟瓦の固定に使用されていた釘】屋根の頂点部分である大棟瓦の固定には、適切な釘が使用されるべきです。大棟瓦は屋根の重要な部分であり、しっかりと固定されている必要があります。誤った釘を使用することで、屋根瓦の固定が不安定になり、問題が生じる可能性があります。
外壁壁と屋根が接合する場所には、熨斗瓦で二段ほど積まれて専用の板金が取り付けられた土居のし部があります。この土居のし部に積み上げた熨斗瓦の下部分の屋根漆喰が劣化しており、同様の場所である先端部分の屋根漆喰も腐食剥がれています。このような状況を確認し、お客様には点検時の写真を見ながら修理が必要な箇所や補修作業、補強工事を含めたお見積書を作成しました。その際、内容の説明を行い、お客様から工事の依頼をいただきました。
【軒先部の隙間部分のメンテナンス】軒先部は屋根の先端部であり、重要な部分です。経年劣化した屋根漆喰や不適切な素材が入っている場合は、それらを取り除く必要があります。新たに軒先瓦の隙間には専用で造られたプラスチック製の面戸材を取り付けることがおすすめされます。【プラスチック面戸材の取り付け方法】プラスチック面戸材を固定するためには、軒先の破風板部分に固定ビスを打ち込んでいきます。この際、プラスチック面戸材ごとしっかりと固定することが重要です。適切な取り付けを行うことで、軒先部の隙間を効果的に塞ぎ、屋根の保護を確保することができます。
瓦屋根の固定方法について、専用の先端桐を取り付けた電動ドリルを使用して屋根瓦の山側に穴を開ける方法があります。この穴に専用のビス釘を使い、野地板までしっかりと固定することで屋根瓦を安定させることができます。この方法を用いることで、強風や地震などの影響で瓦がずれたり脱落するリスクを軽減することができます。屋根瓦の固定は重要な作業であり、適切な方法で行うことが建物の安全性を高めるために重要です。
【外壁部と屋根の接合部のメンテナンス】外壁部と屋根が接している場所には、熨斗瓦を二段ほど積み上げて専用の板金で取り付けられている土居のし部があります。この熨斗瓦の下部分には、元々屋根漆喰が塗られていましたが、経年劣化による腐食や剥がれが見られました。【新しい屋根漆喰の塗り直し】この部分を軽くほじって取り剥がし、その後は新しい屋根漆喰で塗り直しを行いました。屋根漆喰の塗り直しは、屋根の長寿命を確保するために重要な作業です。経年劣化による漆喰の剥がれや腐食は、棟の安定性や防水性に影響を与える可能性があります。定期的なメンテナンスを行い、屋根漆喰の状態を確認し、必要に応じて補修を行うことで、屋根の耐久性を維持することができます。
外壁や屋根の状態が劣化している場合、特に土居のし部の先端は雨水の影響を受けやすく、劣化が進みやすい部位です。そのため、破損して取れかけている部分は早めに修復する必要があります。取り剥がした部分に新たに屋根漆喰を塗ることで、雨水の浸入を防ぎ、屋根の保護を行うことができます。このような補修作業を行うことで、雨漏りのリスクを軽減することができます。
大棟瓦の固定で使用されていた釘が、本来使用されるべき釘とは全く異なるものだったことが分かります。このような場合、固定されている釘を抜く作業と同時に、大棟瓦を取り外し、大棟内部の屋根漆喰を塗り直す作業が必要となります。釘の種類が異なると、固定性や耐久性に問題が生じる可能性があるため、正しい釘を使用することが重要です。
大棟内部の屋根漆喰を塗り終わった後、再び大棟瓦を一列並べながら取り付ける際には、パッキンが付いたビス釘を使用しました。電動ドリルを使いながらビス釘を取り付けました。以前の作業では、誤った種類の釘が使用されており、一本の大棟瓦に対して複数の釘穴が開けられていました。今回は、ビス釘を使用しており、一本の大棟瓦に対して一本のビス釘で固定できました。余った釘穴には雨水の侵入を防ぐためにコーキングボンドで埋めておきました。
大棟瓦を固定しながら一列全て取り付け終わったら、屋根上にあげておいた作業のための道具や材料の余剰材などを屋根から降ろしていきます。屋根全体から、全てを降ろすことが出来ましたら掃除用の電動工具でブロワーを使って、作業した範囲を中心に吹き掃除を行っていきました。掃除が完了してから、お客様にはお声をかけさせていただきました。工事の工程中の写真などを見ていただきながら、工事の内容をご説明させていただきました。お客様も『不良施工されていたのは怒れますね。』そして『今回、きちんとした作業を行っていただいたので、嬉しいとともに心配がなくなりました』と、大変に喜んでおりました。お客様へと初訪問である初動調査の目視点検の様子はこちらから↓↓↓『常滑市にて外壁塗装工事での仮設足場を活用して屋根点検と安全対策のポイント』
1.日々の現場ブログのページはこちらから移動できますよ!
2.弊社でこれまで行った施工事例はこちらから読めますよ!
雨漏りやお住いの建物の内装工事や外装工事でお困りの際は
下記までお気軽にお問い合わせください!
受付時間 9時~17時(定休日・日曜日)
※定休日でも、対応していることもありますので一度ご連絡をください。
0120-806-393【フリーダイヤル】amepita@yamamura-kensou.com
※弊社は少人数での業務を行っているために、『個人のお客様』や『弊社と昔からの取引がある会社様』とのお取引を大事にしているため、新規企業様のご依頼は少しの間は受け付けをしていませんので宜しくお願いします。
アメピタ名古屋南店のトップページに戻る⇒
こちらの記事を書いた施工店【アメピタ名古屋南店】
地元密着で屋根の工事を中心に、雨漏りの専門家として営んできました。
お住まいの建物の屋根はもちろんのこと、内装工事も外装工事もご相談に乗ることが出来ますよ。
初動調査でもある目視による点検調査には、写真の私が責任をもってご訪問させていただきます。
雨漏りの調査以外でも、建物の営繕工事のご相談してください
1.交換時期が越えた住宅屋根の葺き替え工事や修繕・修理作業のご相談
2.建物の外壁部分の、塗り替えや外壁取り替え工事などのご相談
3.雨樋の取り替え工事などの板金工事などのご相談
4.建物内の大工さん工事である内装工事などのご相談
5.キッチンや設備など水道工事を含めたご相談
6.内壁のクロス壁紙などの貼り替えのご相談
7.照明器具など電気工事などのご相談
8.カーポートなどのエクステリア工事などのご相談
9.低層住宅と呼ばれる3階建て以下の建物の解体工事のご相談
アメピタ名古屋南店TOPはこちら
アメピタ名古屋南店
TOPはこちら