2024年08月15日追記
名古屋市南区にお住いのお客様より、二階建て建物の二階の部屋から雨漏りしているそうです。特に最近では、雨が降るたびに二階の部屋の一室の内壁が雨染みが出てくるそうです。その件で困ってしまって、弊社に雨漏りのご相談のご連絡をいただきました。屋根の雨漏り点検調査を行っていき、原因となっている経年劣化による穴が開いた谷樋鉄板の取り替え工事としてご提案をさせていただきました。後日、お見積内容での作業のご依頼をいただきましたので、段取りを行ってから谷樋鉄板の取り替え交換でご訪問させていただきました。
施工内容 |
- 瓦屋根補修(差し替え、ずれ・破損補修)
- 雨漏り点検
- その他板金補修・交換
- 漆喰工事
- その他
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築年数 |
築40年以上 |
施工期間 |
約1日ほど |
工事費用 |
約15万円ほど |
初動調査での注意点や契約から工事までの流れを書いています
名古屋市南区にて、室内で雨漏りしているそうでご相談のご連絡をいただきました。少し激しめの雨が降るたびに、二階の部屋から雨染みが出てくるそうです。お客様のご在宅の日に合わせて、ご訪問させていただきました。
ご挨拶を済ませて、お客様からヒアリングとして現在の状況をお聞かせいただきました。同時に、雨染みが出来ているお部屋にも通していただき、雨染みの状態も確認させていただきました。内壁に出来ていた雨染みが出来ている場所から、屋根裏の構造のイメージを予測しました。
同時に、この部屋からベランダに出ることが出来ますので、ベランダから屋根の形状を見させていただきました。屋根瓦の方は、目視にて確認しても隙間が開いていたり浮き上がっている所もありませんでした。予測もしていたのですが、雨漏りしている場所の上には屋根の【谷部】がありました。築年数的に考えても、谷部に取り付けられていた谷樋鉄板に、不具合があるのではないかと考えてみました。
谷樋鉄板の先端部分でもあり、軒先部に設置された雨樋に水が流れる位置では、谷樋板金の色合いも変色していて先端部分は劣化で変形していました。
経年劣化にもよりますが、谷樋鉄板に複数の穴が開いていました。この谷樋鉄板には、周辺の瓦から集まってきた雨水が流れてくるため、その穴から屋根裏に回ってしまって雨漏りの原因となりますね。谷樋鉄板に穴が開いたもう一つの理由として、当時の施工では銅板製の谷樋鉄板が使われておりました。加工などはしやすいのですが、厚みが薄いため余計に穴が開きやすくなるのかと考えられます。
雨漏りした原因も判別したので、お客様に写真でご説明させていただきました。
作業としては、新しい谷樋鉄板に交換する作業をご提案させていただき、お見積書を作成させていただきました。
後日、お客様からはお見積りの内容で工事のご依頼をいただきました。
作業を行っていきますが、まず初めに劣化して穴が開いた谷樋鉄板を取り剥がすための、前準備を行っていきます。谷樋鉄板に上から重なって干渉している、周辺の屋根瓦を取り剥がしていきます。
屋根の頂点部分では大棟部が重なっている場所もあるので、一部分取り剥がしていくようにしておきます。特に、この和風の瓦では棟瓦でもある熨斗(のし)瓦を積み上げて取り付けてあります。その積み上げた熨斗瓦を一枚ずつ剥がしていきます。
周辺の屋根瓦や取り外した棟瓦などは、屋根上の歩行の妨げにならない所でまとめて確保しておきます。その時には、落下しないように注意して置いておきます。
今回の谷部の形状が、二か所から伸びてきた谷部の延長線上が、屋根の頂点部分でもある大棟部にて合わさる造りになっております。このため、右側から登っている谷部周辺の屋根瓦と、左側から登ってくる周辺瓦を、可能な限りの枚数を取り除いておきます。
劣化した谷樋板金に干渉した屋根瓦が取り除かれてから、谷樋鉄板を取り剥がしていきます。谷樋鉄板の材質が銅板製のため、柔らかいため折れ曲げながら小さなサイズにして固めることが出来ます。
取り剥がされた谷部の中心付近には、屋根の野地板の上に貼られた杉皮材が剥き出しの状態になっております。この杉皮材が、約30年以上まえのルーフィングの代わりとして、防水紙として機能していました。これ以上年数が経過してしまうと、この杉皮材がやせ細ってしまって隙間だらけになって、雨漏りの原因となることもありえます。その状態になってしまったら、屋根リフォームとしては修繕工事レベルでは追い付かなくなります。
そうなると、屋根の葺き替え工事などの大型リフォームしか選択肢が無くなってしまいますね。
谷部の中心をめどに、ルーフィングを敷いていきます。ルーフィングを貼ることで、例え新しい谷樋板金から横溢れで雨水が流れても、このルーフィングで拾われることになり、そのまま軒先部の雨樋の方に流れ着くことが出来ます。
新しい谷樋鉄板を、先ほど強いたルーフィングの上から取り付けて行きます。屋根の頂点部分で、谷樋板金同士が交じり合う場所は、慎重に加工して取り付けておきます。この頂点で雨漏りがしやすくなる時もあるので、この八谷での施工ではトップクラスで集中した作業が必要となります。谷樋鉄板が付け終わったら、その両側に雨水が横溢れしないように、水密材を取り付けて行き壁としておきます。
作業の初めの方で取り剝がした、谷樋の周辺の屋根瓦を元の位置に戻すように、新しい谷樋鉄板の周辺に取り付けて行きます。その後は、一部解体した大棟部に熨斗瓦で積み上げ作業を行っていきます。大棟部の尻側に雨水が入らないように、屋根漆喰を厚みを付けて塗っていき、防水処理を行っておきます。作業が完了たら、屋根上にあげ越していた材料や工具などを降ろしておきます。屋根での作業スペースとして、足場板も書けていたがそちらも取り剥がして、屋根から降ろしておきました。最後に、作業した屋根全体をブロワーで吹き掃除を行って、作業の完了となります。作業完了後、お客様に工程ごとの写真を見ていただきながら、ご説明をさせていただきました。お客様も、写真を見て安心したのか、綺麗な屋根になって喜んでおりました。こちらの施工事例で引用した現場ブログの様子はこちらから読み続けられますよ↓↓↓
『名古屋市南区にて室内からの雨漏りで点検調査!原因が谷樋板金の経年劣化!』
お客様にご協力いただきアンケートに記入していただきました↓↓↓
『名古屋市南区にて谷樋修繕!雨樋交換!笠木の応急処置後にお客様にアンケートのご協力!』
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2.弊社でこれまで行った施工事例はこちらから読めますよ!
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こちらの記事を書いた施工店【アメピタ名古屋南店】
地元密着で屋根の工事を中心に、雨漏りの専門家として営んできました。
お住まいの建物の屋根はもちろんのこと、内装工事も外装工事もご相談に乗ることが出来ますよ。
初動調査でもある目視による点検調査には、写真の私が責任をもってご訪問させていただきます。
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