2024年08月16日追記
東海市にお住いのお客様より、隣家の建替え工事の際に大型重機を使用して作業をしていた時に、振動でモルタル壁や屋根漆喰に亀裂が入って破損しました。その元請け会社の監督が謝罪に来たのですが、責任もって修理すると言いながら、隣家に引き渡しした瞬間に逃げて行ったそうです。お客様もかなり憤慨していましたが、屋根の方に他にも被害が出ていないか心配になり、弊社にご相談の連絡をいただきました。軒天のモルタル壁などで、数か所ほど亀裂が見つかりました。屋根漆喰の方は、工事の時の振動かどうかわかりませんが、経年劣化での破損も見当たりました。
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施工内容 |
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築年数 |
築35年以上 |
施工期間 |
約半月ほど |
工事費用 |
約70万円ほど |
初動調査での注意点や契約から工事までの流れを書いています
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お客様も懸念していた目視による屋根点検を行っていきました。軒天のモルタル壁には、複数個所に亀裂が入って破損していました。お客さまにて、DIYでコーキングボンドを塗っていることもありますが、工事の振動かどうかは判断しにくい所ですね。
棟下の屋根漆喰も、埃や内部からの灰汁で黒ずんでいました。一部では、内部に雨水が入ってしまって、屋根土が劣化してその拍子で屋根漆喰が剥がれてしまっていました。
場所によっては、作業者の手が入らなくて屋根漆喰の塗り替え作業が出来ない所もありました。登り壁際部では、特にその状態になってしまっているので、お客様にもここの場所は施工不可能な位置だと言うことをお伝えしますた。建物の南側には、屋根の上にベランダが設置されていて、そのベランダの下の部分では雨風に守られてしまったため、それほどまでは劣化が進んでいませんでした。この場所も、お客様にお伝えして無理に作業を進める事では無い事をお話させていただきました。
ご提案して屋根漆喰の塗り替え工事の依頼をいただきました
目視による点検調査を行っていき、軒天などの亀裂は数本程度でした。
ただ、屋根漆喰に関しては、経年劣化が進んでいて塗り替えの時期を超えていました。
そのため、屋根漆喰の塗り替え工事を工事のご提案としてお伝えしました。
その工事提案をベースに、お見積書を作成させていただきお客様にお渡ししました。
後日、正式に契約書を取り交わして、屋根漆喰の塗り替え工事の段取りに入りました。
屋根漆喰の塗り替え作業となりますので、屋根の上での作業となります。落下することもありえるので、安全対策で仮設足場の設置作業を行います。
親方さんが、足場の基本ベースを考えながらジャッキベースを置いて行く最中に、一緒にいた職人さんが足場の材料を必要な分を、場所場所に置いて行きました。
下の段から足場を組んでいき、段数で一段ごと建物の周りを組んでいきながら、段々に屋根の上まで足場の材料を取り付けて行きました。先ほども書きましたが、今回の作業が屋根の上での作業になるため、足場の最上段は屋根の軒先部よりも高く設置しておきます。
屋根漆喰の塗り替え作業に入る職人さんたちが、材料などを持って上がりやすくするために、足場の昇降階段を設置して行きます。足場を組みあがったら、最上段より養生シートを垂らして足場に縛っておきます。この養生シートを貼っておくことで、材料などが落ちたときに隣家に落ちないようになりますね。(ただしあまり重たい物は不可)垂らした養生シートを、足場に一本ずつ縛っていき、強風に煽られないようににしておきます。
屋根の漆喰塗り替え工事の工程として、次の工程があります。 1.屋根棟下の古い漆喰を剥がします。 2.剥がした箇所に新しい漆喰を塗ります。 3.鬼瓦周りの古い漆喰を剥がします。 4.鬼瓦周りに新しい漆喰を塗ります。
この様な流れがあるため、既存の古い屋根漆喰を剥がしていきます。
経年劣化で古くなった屋根漆喰を掃除をしながら取り剥がしていきます。大きな破片は手で拾えますが、細かい粉状になってしまうと、刷毛や塵取りを使って掃除していきます。棟部の内部にある屋根土が、剥き出しに見える状態にしておきます。
大棟部や隅棟部の下部分でもある、三日月部の劣化していた屋根漆喰をすべて取り剥がしていきました。既存の屋根漆喰を取り剥がす作業ですが、大きさによっては2~3日かかる時もある作業となりますね。
屋根漆喰の袋と、短時間で乾くモルタル接着増強剤を入れながら、水を含めて混ぜて行きます。混ぜあがったものを小分けにして、屋根に持って行き先ほど取り剥がしていった屋根漆喰の場所に、新たに塗っていきます。混ぜ合わせる時は、バケツに材料を一緒に入れながらかき混ぜて行きます。ただし、モルタル増強剤を入れているため、作り置きが出来ないので使う分ずつ作っていきます。
大棟部や隅棟部の三日月部に、新しい屋根漆喰を塗っていきます。塗り斑が出ないように、気をつけながら一枚ずつ塗っていくのですが、塗り斑を出さないように屋根漆喰を厚く塗っても、雨漏りの原因になりますので厚みが無くなっていくのが必要となります。
鬼瓦の背中側と積み上げた棟瓦が接地する場所、そこには施工上どうしても隙間が開いてしまうので、この部分にも新しい屋根漆喰を塗っていきます。
鬼瓦の背中部分を中心に、隙間が出来てしまっている所を新しい屋根漆喰で埋めながら塗っていきます。鬼瓦周りは雨風が直接当たるため、経年劣化が一番酷い箇所とも言えます。古くなったりすると、剥がれて雨樋の中や敷地内に落下することも多々あります。
隅棟部の先端部分や、切妻屋根のケラバ袖部の方にも鬼瓦がありますので、その鬼瓦の背中部分を漆喰で塗っていきます。
二階の屋根には一か所だけ、大棟部が90度に曲がっているLコーナー部がありました。この部分には、屋根漆喰を塗らずにコーキングボンドで瓦同士を接着しながら塗ってありました。ただ、塗り方も汚かったこともあるが、とてもこのままにしておくことが出来なかったので、この部分にも新しい屋根漆喰で隙間を埋めるように塗っていきました。
二階建て建物の二階部分の外壁部と一階の屋根が当たるところ
一階の屋根と外壁部が当たる場所には、【のし瓦】積み上げて施工される土居のし部があります。【平行壁】と呼ばれるところでもありますが、こちらの既存の屋根漆喰が劣化していたので、新しい屋根漆喰に塗り替えを行っていきました。
対して、屋根勾配と同じように登っていく壁際部を【登り壁部】と呼ばれます。ここは、作業するための手が入らないので、基本的に塗り替えは出来ない所かと考えております。この部分を塗り替えるのなら、のし瓦をすべて取り剥がし基礎から直していかないといけませんね。
寄棟屋根の場合、隅棟部が屋根の頂点部に登っていき、大棟部と隅棟部に本文が交じり合う場所が【三又部】と呼ばれるところとなります。和瓦の場合、この部分には鬼瓦が取り付けられることが多いかと思われます。このため、施工方法によっては屋根漆喰が塗られる場所でもあり、雨風が当たりやすいため劣化も早く来てしまう場所になります。
寄棟屋根の三又部に、鬼瓦を中心に大きく新しい屋根漆喰を塗っていきました。特に、施工上の隙間が出てくるために、屋根漆喰で隙間を埋めて行きます。
目視による点検調査の時に発見していたのですが、DIYが得意のお客さまでもちょっと危ない場所で軒天のモルタル壁に亀裂が入っていました。お客さまでは危ない場所でしたが、私たちの場合は特に危ない所でもなかったので、お客様にお願いされてその亀裂にシーリングを上塗りで塗っておきました。
谷板金周辺の和瓦が、一枚だけ亀裂が入っていたので、新しい和瓦で加工して交換して差し替えしておきました。谷鈑金の幅サイズ内の亀裂でしたが、仮設足場が撤去する前に直すことが出来て、良かったかと思いますね。
もう一つ、お客様より要望でありました、もう使っていない大きなアンテナを、屋根から降ろす作業になります。私はアンテナの事は良く分かりませんが、何かで使っていたかと思われます。そのアンテナも、屋根漆喰の塗り替え中に職人さんと屋根から降ろすことが出来ました。
屋根の作業がすべて終わったので、仮設足場を解体していきます。建物周りの足場に取り付けてあった、飛散と落下防止の養生シートを取り剥がしてから、その後に屋根の上から順番に降りてくるように、仮設足場を解体していきました。
解体中は、職人さん達も足元に注意をしながら作業を進めて行きました。自分たちの歩行する場所を確保しながら、取り外した足場の材料を運んで行きました。
解体して行った足場の材料や養生シートなどは、一塊で置いておき後で運搬用のトラックに順番に運んで積んでいきました。養生シートの方も、一度拡げてから畳んでいき小さなサイズにしてから、トラックに積んでいきました。
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