屋根の軒先部に雨水が侵入している後の雨染みが出来ているので、雨漏り屋根点検を依頼されました。
施工内容 |
- 雨漏り点検
- 瓦屋根補修(差し替え、ずれ・破損補修)
- その他板金補修・交換
- 漆喰工事
- その他
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築年数 |
約40年ぐらい |
施工期間 |
5日間ほど |
工事費用 |
約60万円ほど |
屋根全体を雨漏り点検をしてみましたが、屋根瓦自体には雨漏りが発生するほどの【割れ】や【ヒビ】などの破損は見当たりませんでした。
雨水が染み込むほど、まだ屋根瓦は劣化していなかったので、谷樋に原因かとあたりを付けました。
こちらのお客様の屋根には全部で3か所の谷樋が施工されています。
その3か所の谷樋も、経年劣化で腐食が始まっていたことと、谷板鉄板と周辺の屋根瓦との隙間に雨水侵入防止の養生材が入っていませんでした。
※養生材については、ゲリラ豪雨などの大雨が多くなって流れてきた雨水が溢れる可能性が出てきたため、最近の施工には取り入れられています。
谷樋同士が重なる大棟(本体棟)施工が、現在の施工の仕方とだいぶ変わっています。
写真の赤線周辺で、大棟(本体棟)の作業は終了となります。(真っすぐカットして状態)
そのため、緑の線まで大棟(本体棟)を延ばすことはしていません。
伸ばすことによって、雨漏りの原因が増えていきます。
『黄色の線』のように雨水が流れるとすると、『赤色の線』が雨水が侵入しやすい箇所になります。
大棟(本体棟)内部に雨水が侵入して、大棟(本体棟)から雨水が侵入して雨漏りの原因を作ります。
特に、真ん中の赤色の線上にある漆喰が、経年劣化が原因で剥がれてしまった場合、雨水が直接しみわたり雨漏りの原因の一つとなりえます。
後日、お見積作成と雨漏り屋根点検での撮影した写真を持参して、お客様の元にご報告に伺いました。
その後、正式に工事の依頼をいただきまして、作業の段取りしました。
谷樋同士が重なる【八谷部】の谷樋を交換するために、干渉している大棟(本体棟)を解体していきます。
大棟(本体棟)を解体したら、次は谷樋に干渉している周辺の屋根瓦を取り除きます。
経年劣化なのか、安価な防水紙(アスファルトフェルト)を使用していたために、何か所かに穴が開いていて雨漏りしやすい状態でした。
もう片方も谷樋の周辺の屋根瓦を取り除き、谷樋全体が確認できる状態にしました。
こちらも経年劣化で谷樋が腐食で穴あきする状態でした。
こちらの面の防水紙も同じく、経年劣化なのか安価な防水紙だったのか、大きめの穴が開いていました。
新しく防水紙(アスファルトルーフィング)を、穴が開いていた防水紙(アスファルトフェルト)の上から重ねるように貼り付けていきます。
新しい防水紙(アスファルトルーフィング)の上から、新しい谷樋を取り付けていきます。
谷樋の上には、雨水の飛越え(オーバーフロー)防止の水密材を周辺の屋根瓦を取り付ける前に、谷樋に取り付けておきます。
初めの方で、取り除いておいた屋根瓦を順序良く、新しい谷樋の上から取り付けていきます。
谷樋周辺の屋根瓦を取り付けたら、谷樋に干渉して取り除いた大棟(本体棟)を再度取り付けていきます。
南蛮漆喰を使いながら、棟瓦の一つで【熨斗瓦(のし瓦)】を一段ずつ取り付けていきます。
【熨斗瓦(のし瓦)】を順番に取り付けていき、最後にこちらも棟瓦の一つで【冠瓦(かんむり瓦)】を取り付けていきます。
【冠瓦(かんむり瓦)】を全て取り付けたら、棟と谷樋の重ね部になるところに、雨水が入り込まないように板金と隙間をコーキングボンドで埋めながら雨漏りを防ぐ状態にしました。
他2か所の谷樋交換場所も、同じような施工方法で工事を進めていきました。
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こちらの記事を書いた施工店【アメピタ名古屋南店】
地元密着で瓦工事という雨漏りの専門家として営んできました。
住宅屋根の雨漏りに関しては勿論のこと、小規模な工事や住宅外壁、住宅の内装に関してもお気軽にお問い合わせください。
初動現地調査には、左写真の私が責任をもってお伺いします。
なお雨漏りの原因究明に関しては、初動現地調査の際に判断しますが、場合によっては後日、私と雨漏り箇所の担当業者と再度お伺いして、細かくチェックを行った後に原因を究明したいと思います。
ぜひ一度、御見積り・現地点検調査無料のアメピタ・名古屋南店にお気軽にご連絡ください!!
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