2024年08月16日追記
豊明市にお住いのお客様より、大雨が降ると軒天部で雨水が侵入している気配でだそうです。雨漏りしている可能性も考えて、目視による点検長のご依頼がありました。屋根の方に登って点検してみましたが、2か所ほどにありました谷部に設置されていた谷樋板金が、劣化しかけておりました。その谷樋を交換するために、周辺の瓦などを取り外して取り替え作業の準備に入り、新しいルーフィングと谷樋鉄板を取り付けて行く様子をご紹介いたします。専門用語に関してこちらのページも読んでください↓↓↓
『瓦屋根からの雨漏り原因と最適なメンテナンス方法』
雨漏りした時の自分で応急処置を行うのなら!『被害拡大を防ぐ!雨漏りに必須の応急処置【アメピタ】』
施工内容 |
- 雨漏り点検
- 瓦屋根補修(差し替え、ずれ・破損補修)
- その他板金補修・交換
- 漆喰工事
- その他
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築年数 |
約40年ぐらい |
施工期間 |
5日間ほど |
工事費用 |
約60万円ほど |
初動調査での注意点や契約から工事までの流れを書いています
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お客様がご在宅の時などお時間をお聞かせいただき、こちらもご訪問出来そうなところでお約束してお伺いいたしました。挨拶の後で、現状をお客様より聞き取り調査として、お話をお伺いしました。
大雨が降ると、こちらの軒天の方から雨染みが出来てくるそうです。板張りの軒天のため、雨が浸入していると解りやすくサインが出やすいですね。お客様も、ここからの雨染みを見つけて、雨漏りしているのではないかと、考えたそうです。
一階屋根部分だったため、脚立を設置して屋根の上に登ってみました。屋根を全体的に目視による点検調査を行ってみましたが、瓦の方は破損や亀裂などは入っておりませんでした。瓦自体からの雨漏りは、考えにくい状態かと思います。
屋根には、一本だけの谷部と二本の谷部が頂点部部分で合う八谷部の、二か所の谷部がありました。谷部の方も目視で確認してみたら、劣化しているサインの雨水の痕が出来ていました。
この後が出来ていると、穴が開きやすい状態になっております。それと同時に、谷樋に使われていた材質が確認したところ、銅板を使っておりました。この銅板の谷樋は、築年数が経過すると経年劣化で穴が開いて雨漏りの原因になる事が、かなりの数で発生しています。
八谷部でもある、谷樋板金が屋根の頂点部分で交じり合う場所に、大棟部が施工施工されていました。但し、この大棟部は長過ぎであるため、棟瓦の奥から雨水が入りそうになるので、もう透かし短くても良いかと考えられます。
お客様に点検調査の結果を、お伝えさせていただきました。
谷樋板金が劣化していたので交換作業と、その交換作業を行うため干渉する屋根も取り剥がしてから、後から付け直し作業が必要なことを、ご提案と同時にお伝えさせていただきました。
その内容で御見積書を作成して、お客様にお渡ししました。
まずは、谷樋板金同士が重なり合う頂点部で干渉している、大棟部の棟瓦を一枚ずつ取り除いていきます。重なり合った板金が表に出てきたら、今度は谷樋周辺の瓦を取り除いていきます。
八谷部の右側から上がってくる谷樋部周辺の瓦や、もう片方の左側から上がってきている谷樋鉄板の周辺の瓦を取り外していきます。同時に、取り外した瓦の所にあった、屋根土なども土嚢袋に入れて行きながら取って行きます。
劣化した谷樋板金を、一枚ずつ取り剥がしていきます。その下に敷かれてあったルーフィングが、こちらも経年劣化を起こしていて穴も開いている状態でした。それに、少し安価のルーフィングが使われていたため、劣化する速さは早かったのかと考えれます。
ルーフィングの方ですが、複数の穴が開いている所もあれば、大き目の穴が開いている所もありました。ここまでになると、谷樋板金が穴が開いて知ると穴が開いたルーフィングがあるため、屋根裏に雨水が辿り着きやすい状態かと思われますね。
先ほどのルーフィングの上から重ねるように、新しいルーフィングを敷いておきます。八谷部のお互いに、大棟際から軒先部まで、一本のルーフィングを流すように敷いていきます。
新しいルーフィングに重ねるように、これまた新しい谷樋鉄板を取り付けて行きます。片方には、瓦に雨水が染み込まない対策で、年茶シートを貼っておきました。
八谷部の、右側と左側から上がってきて屋根の頂点部分で交じり合う場所に、谷樋板金を切断し加工していき雨漏りのしないように防いでいきます。この頂点部分は、加工の仕方を間違えると簡単に雨漏りを起こしてしまう場所になります。この場所は、細心の注意が必要ですね。
南蛮漆喰を屋根と瓦の間に入れながら、作業の初めに取り外した瓦を付け直していきます。高さの調整と瓦と屋根との間の接着として、南蛮漆喰が使われております。
瓦の方には、それ以外にも針金線で縛って落ちないようにしてあります。場所によっては、瓦の釘穴を使ってビスを打ち込んで行き、瓦自体を固定することも行なっております。
谷樋周辺の屋根瓦を取り付けたら、谷樋板金に干渉して取り外した棟瓦を使って、大棟部も付き直していきます。
今回の作業で、一か所だけケラバ袖部付近に冠瓦を施工する場所がありました。谷樋鉄板周辺の瓦を葺く前に、その冠瓦を固定で縛るための針金線などを出すために、施工の前準備を行っておきます。瓦を谷樋周辺に施工した後で、ケラバ袖部付近に冠瓦を南蛮漆喰を使って取り付けて行きます。
周辺の瓦を取り付け、冠瓦も取りつけ、谷樋板金の先端部分に雨水が瓦の隙間に流れ込まないように、屋根材を取り付けておきました。ここまで作業を進めて、この場所周辺の作業が完了となります。
南蛮漆喰を使って、取り外してあった棟瓦を一枚ずつ積み上げて行きます。積み上げる際中に、大棟部全体を縛って固定するための針金線を入れ込んでおき、棟瓦が全て取り付けた後で大棟全体を縛り上げて行きます。その様に施工しながら、棟瓦を一段ずつ積み上げて行きます。
積み上げた棟の最上段に、江戸冠と呼ばれる冠瓦を取り付けて行きます。棟瓦で積み上げた時には、大棟部の真ん中でもある内部では、隙間が出来ていて屋根土がむき出しの状態になっております。最後に江戸冠(冠瓦)を取り付けることで、その隙間部分が瓦で塞がれるようになっております。
棟瓦を全て取り付けたら、大棟部の尻側に雨水が入りやすくなっておるので、板金材を取り付けてコーキングボンドを塗って接着しておきます。
ここまでやったことで、雨水には大丈夫な状態の大棟部が出来上がりました。
段違いの屋根になっている所にも、谷樋鉄板が施工されていました。ここも先ほどの八谷部と同様に、谷樋板金が劣化しかけておりました。先ほどと同様な作業となりますが、劣化した谷樋を交換していきます。
谷樋の上に大棟部も干渉していたため、劣化した谷樋が取り外せるように大棟部を一枚ずつ取り外していきます。大棟部は、施工の方法があるために縦に真っすぐに取り外すことは出来ません。斜めに段々で、一枚ずつ取り外していく必要がありますね。
周辺の瓦などを取りながら、同時に屋根土も土嚢袋に積み込むように片付けて行きます。屋根土の細かい粒状のものは、谷樋板金に流していきながら谷樋鉄板の先端に土嚢袋を口をあけて置いておきます。その口が開いた土嚢袋に向かって、屋根土を流していきます。
劣化した谷樋板金を取り剥がしていき、その取り剥がした谷樋があった所に新しいルーフィングを敷いていきます。
谷部の中心を基準にルーフィングを敷いていきましたが、この後に取り付ける新しい谷樋鉄板のサイズよりも大きなサイズでルーフィングを使っております。
その新しいルーフィングを、大棟際から谷樋板金の先端まで大きめに流していくようにします。
ルーフィングの先端部分には、瓦の隙間に雨水が入らないように、専用の粘着シートを先に貼って置きます。まずは粘着シートを貼ってから、新しい谷樋板金を加工して雨水が屋根裏に入り込まないように防いでおきます。
先ほど谷部に敷いた新しいルーフィングに重ねるように、新しい谷樋鉄板を取り付けて行きます。こちらの谷樋鉄板は、一本の長さが約1.8mほどであるため、次ぎ合わせながら谷部に取り付けて行きます。谷樋鉄板が取り付けられたら、表面に雨水が横から溢れないようにするために、水密材を貼っておき雨水の流れを出来るだけ他の樋鉄板の真ん中の方に流れるようにしておきます。谷樋鉄板の先端には、瓦の方に雨水が流れ込まないように、こちらも加工して取り付けておきます。
新しい谷樋鉄板が取り付けることが出来ましたら、最初に取り外した谷樋周辺の瓦などを取り付けて行きます。南蛮漆喰を使って、高さを合わせながら固定の針金材などを取り付けて、一枚ずつ施工して行きます。
谷樋鉄板の周辺の瓦を、大棟際まで谷樋鉄板から見て両面の屋根の瓦を取り付けていきました。その後は、大棟部にも取り外した棟瓦を使って、一枚ずつ取り付けて大棟部を完了させていきます。
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