2024年07月11日追記
名古屋市天白区にお住いのお客様より、雨漏りについてご相談のご連絡がありました。雨が少しでも激しくなると室内の天井まで雨漏りしてしまうそうです。
そして、どうしたらいいのかアドバイスも欲しいと言うことで、お客様のご在宅の日にご訪問させていただきました。
原因としては、屋根にある谷部に備え付けられていた谷樋板金が穴があいていました。約25年以上前の谷樋板金には、厚みが薄い銅板が使われておりました。長年の雨水が垂れて来て、銅板に穴があいたかと考えられます。その銅板の谷樋から、新しい素材の谷樋に交換する様子をご紹介いたします。専門用語に関してこちらのページも読んでください↓↓↓
『瓦屋根からの雨漏り原因と最適なメンテナンス方法』
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『被害拡大を防ぐ!雨漏りに必須の応急処置【アメピタ】』
施工内容 |
- 雨漏り点検
- 瓦屋根補修(差し替え、ずれ・破損補修)
- その他板金補修・交換
- その他
- 漆喰工事
|
築年数 |
約40年ほど |
施工期間 |
実働5日ほど |
工事費用 |
約50万円ぐらい |
初動調査での注意点や契約から工事までの流れを書いています
部屋内で、一番被害にあっている箇所を状況点検を行いました。かなり雨染みの範囲が大きくなっていて、すぐにでも原因を判断して修復作業を行わないと、もっと酷い状態になりそうでした。
天井板が雨漏りしていた部屋の、隣の部屋の押し入れの内壁付近が、雨漏りしていて雨水の跡がついていました。部屋の雨漏りの状況と雨漏りしている位置から、屋根上の状態を創造してみて、寄棟屋根の谷部が雨漏りの原因を作っているのだろうと予測してみました。
屋根上に登り雨漏り探検を行いました。谷部にある、谷樋鉄板が鉄板の材質が悪く(今の時代に使われるものに比べて)、谷樋鉄板の表面に屋根瓦から流れてきた雨跡がついていました。常に同じ場所に雨水が落ちてくることによって、材質の悪い谷樋鉄板では表面が剥がれ始めて谷樋鉄板に穴が開き、そこから雨水が侵入して室内の方へと雨漏りをおこしていました。
谷樋鉄板を細かく調査してみたら、やはり谷樋鉄板に穴が開いていた形跡が発見されました。
形跡と言った理由として…
谷樋鉄板の穴が開いている場所に、防水テープにて穴を塞ぐように貼ってありました。
ただ、防水テープは永久に持つものでは無いので、数年で効果が無くなってしまいます。
この状況では、いつまでも雨漏りは止まりませんので、お客様にお伝えして谷樋鉄板の取り替え修復作業を提案させていただきました。
お客様に谷樋鉄板の修復作業をこなう工事の提案をお伝えした時に、写真を見ていただき谷樋に防水テープが貼られていたことを伝えさせていただきました。
防水テープは誰が貼ったのか、興味があって聞いてみたら・・・
20年ぐらい前に、飛込み営業(悪徳訪販?)に屋根がすぐにでも雨漏りしてくると脅すように言われて、心配になってその場で工事の依頼をしたそうです。
とは言え、お客様は怖くて屋根の上に登れなかったため、その業者に任せっきっりだったらしいです。
その人が、防水テープを貼っていったのでは?と言うことでした。
その当時では、作業内容も完了報告の写真も無いため、作業が終了したと言われてそのまま工事代金を支払ったそうです。
屋根瓦の表面に液だれがこびりついていました。もう掃除や雑巾がけをしても取り除くことが出来ないほどこびり付いていました。お客様には、写真を見ていただき屋根瓦の表面のこびり付きは、取ることは出来ないと伝えさせていただきました。ここまで来ると、新しい屋根瓦を入荷してここの一帯を屋根瓦を全て変えないと無理なんです!とも伝えました。後日、お伝えさせていただきました提案内容に沿ってお見積書を作成してお渡しに参りました。
谷樋鉄板部では、雨水が横から屋根裏に溢れないようにするために、谷樋鉄板にはみ出して重ねるように屋根瓦が取り付けられています。そのため、谷樋鉄板を交換するために取り外そうと思っても、その重なっている屋根瓦が干渉しているために、まず初めは谷樋鉄板周辺の屋根瓦を取り除いていきます。
周辺の屋根瓦を取り除いてから、劣化していた谷樋鉄板を取り剥がしました。屋根の防水状態を確認してみたが・・・1.防水紙の貼り方を間違って作業していました。2.分譲物件だったのか?安い材料の防水紙(ルーフィングフェルト)が使われていました。3.ルーフィングフェルトだったため、経年劣化による穴が開いていました。以上のことから、雨漏りするのは当然の状態だったのかもしれませんね。
雨漏り対策で屋根に防水処理をおこなっていきます。防水紙(アスファルトルーフィング)を、屋根の頂点部から軒先部の方へ垂れ流しながら貼って行きます。特に軒先部先端部分は、少し余分に防水紙(アスファルトルーフィング)を出しておきます。
谷部に貼った防水紙(アスファルトルーフィング)の上から重ねるように新しい谷樋鉄板を取り付けて行きます。新しい谷樋鉄板を取り付ける際に、軒先部先端を加工してから取り付けて行きます。屋根の頂点部に当たる、大棟際ギリギリまで新しい谷樋鉄板を伸ばして加工して取り付けていきます。
新しい谷樋鉄板を大棟部際まで取り付けたら、谷樋鉄板の両端に流れてくる雨水の横溢れ防止用の屋根材【水密材】を取り付けて行きます。この【水密材】を取り付けることによって、大雨やゲリラ豪雨並みの降水量の際に、量が多すぎて谷樋鉄板の横から屋根裏に雨水が溢れないようします。
屋根瓦の接着代わりに使用される屋根土と、屋根瓦の固定用のビス釘を使って取り除いてあった屋根瓦を、一枚ずつ修復していくように屋根に取り付けて行きます。反対側の方にも、取り除かれていた屋根瓦を軒先部のほうから順々に取り付けて行きます。
取り除かれていた谷部周辺の屋根瓦を、新しく交換した谷樋鉄板周辺に修復するように屋根全体に取り付けていきます。
修復していった屋根瓦に対して、飛散防止及び落下防止で屋根瓦の一部にコーキングボンドを塗って接着固定をしていきます。
新しい谷樋鉄板を大棟の芯まで取り付ける為に、干渉していた大棟瓦を取り除いていました。屋根瓦を大棟際まで修復した後で、取り除いていた大棟瓦を修復するように積み上げて取り付けて行きました。
大棟部の一番上に取り付けた冠瓦の隙間に、コーキングボンドを塗って固定処置を行いました。
屋根上にあった作業道具や材料などを降ろしてから、屋根全体をブロアーなどで掃除を行って屋根瓦の修復作業が完了いたしました。作業完了の報告をお客様にお伝えした時に、作業行程中で撮影した写真をお客様に確認していただきました。お客様も写真ですが、綺麗になってかなり喜んでいました。
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こちらの記事を書いた施工店【アメピタ名古屋南店】
地元密着で屋根の工事を中心に、雨漏りの専門家として営んできました。
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