東浦町にお住いのお客様より、ご相談のご連絡をいただきました。
お客様の建物敷地から、屋根に設置してあったテレビアンテナが倒れていたのを発見したそうです。
どうしたらいいのかと、屋根瓦などが破損していないか?屋根点検のご依頼をいただきました。
施工内容 |
- 雨漏り点検
- 瓦屋根補修(差し替え、ずれ・破損補修)
- その他
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築年数 |
約35年ほど |
施工期間 |
2日間ほど |
工事費用 |
約10万円ほど |
お客様の庭の方から屋根を見上げてみたら、UHFアンテナが倒れていました。
台風並みの強風が吹いて、屋根に倒壊したのだと思いますが原因究明の為に屋根に登ってみました。
基本的に屋根上に建っているUHFアンテナの固定方法で、3方向or4方向から固定して伸ばしてきたワイヤー線で、結んで固定をする方法が一般的になります。
そのため、倒壊する理由として考えられるのが…
1.ワイヤー線が腐食や劣化による切断してしまったとき。
2.ワイヤー線の固定先の縛り方が緩すぎる場合。
3.ワイヤー線の固定方法が考えられない悪い場所だったとき。
等が、倒壊してしまう理由となりえます。
二階の大きなベランダまで、室内を通りながら脚立を運び、ベランダから脚立を立てて屋根に登ってみました。
UHFアンテナの転倒防止の固定ワイヤー線が、緩んで外れ伸び切っていました。
この状態になっていたら、流石に台風並みの強風が吹いたら倒壊してしまいますね。
緩んでいたワイヤー線を辿ってみたら、隅棟部の結束用の針金にワイヤー線を結んでいました。
上記に記載した、倒壊する理由の3番目でもある
『3.ワイヤー線の固定方法が考えられない悪い場所だったとき。』の状態でありました。
この写真のように、隅棟部の結束針金に縛っても針金自体が緩んできてしまいます。
そもそも、この様な場所にワイヤー線を固定しようと考えさえ思いつきません。
古い屋根の場合、この様な適当作業をするアンテナ屋さんがいますので、点検及び対応を近隣の専門工事でもある屋根屋さんか電気屋さんに診てもらうのもありかもしれませんね。
屋根に登ったときに、気になっていた場所なんですが、大棟部ののし瓦が積んでいる部分の、一段目と2段目の隙間幅が広すぎていることに、懸念を抱き屋根漆喰が塗られている場所の位置を調べてみました。
一段目ののし瓦の裏にハサミを差し込み、屋根漆喰が当たる寸法を探ってみました。
ハサミを熨斗瓦一段目の表側に戻して、屋根漆喰が当たっていた寸法を見たら・・・
一段目ののし瓦同士の隙間部分に当てはまってしまっています。(赤線を引いたところが屋根漆喰の位置です)
棟部ののし瓦を積み上げる時に、段数ごとで互い違いに施工する理由でもある、のし瓦同士の接地点の隙間が出来るため互い違いに施工して、雨水が屋根瓦の裏に流れないように施工されています。
とは言え、今回の場合は、のし瓦の一段目と二段目との施工幅がありすぎて、のし瓦同士の接地点の隙間部分の大半が、大棟部の屋根土と屋根漆喰となりこの隙間から雨水が入ったのが、全て屋根瓦裏に流れていき雨漏りの原因となりえます。
隅棟部の一部の冠棟瓦(棟の一番上に取り付ける瓦)、強風のためズレが出ていました。
ズレが出ていた理由として、隅棟部の結束した針金が経年劣化による伸びが出て来てしまって、隅棟部の固定が緩んだのが原因となります。
この様に、屋根点検を行ってお客様にご報告と共に、撮影した写真を見ていただきながらご説明をさせていただきました。
お客様にご説明させていただいた内容で、お見積書を作成してお渡ししていたのですが、ご連絡がありまして、お見積内容で工事をお願いしますとご依頼がありました。
UHFアンテナの撤去作業を開始し始めました。
倒壊した時の影響なのか、固定のワイヤー線などが絡んでいましたので、一度、元の位置に戻してみました。
ゆっくり立ち上げながら、元の位置に戻してくると、絡まっていたワイヤー線などがほどけ始めて、大体の位置が把握できるようになりました。
その後、全ての固定したワイヤー線を取り外して、テレビ線をUHFアンテナから切断していきました。
切断したテレビ線は、室内から外壁に出している場所付近の軒裏部に丸めて固定縛りをしておきました。
固定が外れたUHFアンテナを、ベランダなどを使って屋根から降ろして回収していきました。
大棟部一段目の、のし瓦同士の接地点でもある隙間に、雨水が侵入して雨漏りしないようにその隙間を埋めるように、コーキングボンドで塞ぐように防水処理を行いました。
愛知県北部地域では、積雪があるためこのような施工はしませんが、南の方へ行けば行くほどこのような施工が多いかと思われます。
雨漏りや屋根漆喰が剥がれる年数が短い場合は、ここの部分から雨水が侵入しているかもしれませんよ。
隅棟部の冠棟瓦のズレを治していきます。
こちらの方の修理は簡単な方で、ズレていた冠棟瓦を所定の場所に戻してから、隅棟部の結束している針金を縛り直すだけとなります。
縛り直してみた状態ですが、道路から撮影した状態でも隅棟部が真っすぐ通っていることが確認できました。
全ての作業が完了して、作業道具や掃除を行っていきました。
作業が完了したことを、お客様にご報告させていただき、作業中に撮影した写真で、作業内容をご説明させていただきました。
ご説明後にお客様より、『ありがとうございました』とお声をかけていただきました。
お客様に工事完了のご報告をさせていただいた時に、弊社で発行しているアンケート表に記入のご協力のお願いをさせていただきました。お客様も快くアンケートの用紙の記入に、ご協力していただきました。
弊社で独自で発行している【施工保証書】を、お客様にお渡しいたしました。(個人情報保護法の観点から、写真はイメージ写真を使わせていただいております)
こちらの記事を書いた施工店【アメピタ名古屋南店】
地元密着で瓦工事という雨漏りの専門家として営んできました。
住宅屋根の雨漏りに関しては勿論のこと、小規模な工事や住宅外壁、住宅の内装に関してもお気軽にお問い合わせください。
初動現地調査には、写真の私が責任をもってお伺いします。
なお雨漏りの原因究明に関しては、初動現地調査の際に判断しますが、場合によっては後日、私と雨漏り箇所の担当業者と再度お伺いして、細かくチェックを行った後に原因を究明したいと思います。
ぜひ一度、御見積り・現地点検調査無料のアメピタ名古屋南店にお気軽にご連絡ください!!
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