2025年05月09日追記
先日、東浦町にお住まいのお客様より、
「室内に雨染みができて困っている。建物も築年数が経っているので、一度屋根の状態を見てほしい」
というご相談をいただきました。
早速ご訪問し、雨漏りの状況を詳しくお伺いしたところ、屋根から雨水が浸入している可能性が高いと判断いたしました。
そこで、お客様のご了解を得て、屋根の 点検を実施。
実際に屋根に上がってみると、想像以上に劣化が進んでいる状況でした。
雨漏りの原因となっている箇所を特定するため、屋根材の状態や接合部などを確認いたしました。
また、お客様のお話にもあった通り、強風によって雨樋が飛ばされてしまっていることも目視で確認できました。
雨樋は、屋根に降った雨水を適切に排水する重要な役割を担っています。
破損したまま放置すると、雨漏りの悪化や建物にダメージが繋がる恐れがあります。
今回の点検では、屋根の劣化状況と雨樋の破損状況を把握することができました。
これらの情報を基に、お客様に最適なプランをご提案させていただく予定です。
住まいの雨漏りは、早期発見と適切な対応が重要です。
もし、天井や壁に雨染みを見つけたり、雨樋の破損に気づいたりした場合は、お早めに専門業者にご相談ください。
施工内容 |
- 雨漏り点検
- スレート屋根補修(一部差し換え・コーキング補修)
- その他板金補修・交換
- 雨樋補修・交換
- その他
|
築年数 |
築45年前ぐらい |
施工期間 |
約10日間ほど |
工事費用 |
約85万円ほど |
初動調査での注意点や契約から工事までの流れを書いています
東浦町のお客様の元に、ご訪問させていただきました。まず、ご連絡があった室内に雨染みが出来ているところを確認させていただきました。雨染みが発生している部分から、屋根上の状態を確認するために屋根に登ってみました。
カラーベスト屋根と呼ばれる、屋根材が使われていました。ただ新築以降、一度も屋根に手を加えていないため、劣化が始まっていました。
こちらの屋根部分では、35%ほどの範囲でトタン屋根が施工されていました。
ただ、劣化がかなり激しく錆でトタンの表面皮膜が剥がれていました。
変わった屋根になりましたが、谷樋鉄板を中心に片方ずつスレート屋根とトタン屋根が施工されていました。トタン屋根に発生している腐食錆などが、谷樋鉄板に流れていました。谷樋鉄板もトタン屋根と同じような材質のため、腐食錆が出てこないか心配ではありますね。
カラーベスト屋根は、基本的な寿命として20年ぐらいで劣化が始まります。
それ以降は屋根材自体が雨を染み込んでしまい、屋根裏に雨が回って雨漏りの原因となりやすいです。ただし、カラーベスト屋根と屋根の野地板の間に施工されている、ルーフィング防水紙の精度によっては雨漏りしてくる年数は変わってきます。とは言え、そのまま放置していますといずれは雨漏りする可能性は高いかと考えられます。その対抗策として、屋根の表面に塗装を塗る作業もいいかもしれません。屋根の表面に塗装を塗ることで、屋根材の寿命が少し延命されるかと思われます。それは、今回の様なカラーベスト屋根でもそうですが、トタン屋根にも有効かと思われます。ただし、塗装に関しては基本的には屋根美観の観点と、塗装で塗られた屋根材料の寿命を少しだけ延ばすことになりそうです。
そのため、10~15年ごとの塗装の塗り替えリフォームが必要となりますね。
以前も雨漏りしたのか?どうかわかりませんが、少しコーキングボンドで修繕していました。谷樋先端付近でしたが、この部分から逆流したのかと考えて、処理を行っていました。その他にも、ヒビがはいていたのがありそこもコーキングで処理を行っていました。
ただ残念な事に、この写真のようにカラーベスト屋根の前面にコーキングボンドで塗って埋め込んでありました。
この作業は、むしろ雨漏りを起こす原因となりますので、皆さん注意をしましょう!陶器瓦でも、カラーベスト屋根でも、屋根材同士の重ね部分の隙間を全部埋めないようにしてください。どのような屋根材も、ほんの少しずつですが雨水は染み込んでいます。
しかし、屋根施工の観点から、侵入した雨水が屋根材の前面から抜け出していることもあります。その抜け出せれるはずの前面の隙間を埋められると、内部で雨水が溜まり続け雨漏りの原因となりやすいのです。先ほども書いていましたが、塗装で屋根を塗ったときも、必ず!隙間部分は塗装で埋めないように処理をしてください。
その他の屋根も点検していましたが、雨樋が浮いているように見えている部分がありました。
近づいてみたら・・・劣化腐食による破損して一部の雨樋が無くなっていました。
雨樋が無くなっていて、樋吊りが寂しく残っている所や、直射日光が原因で雨樋自体腐食が始まっていました。この様な感じで、雨漏り屋根点検後にお客様に内容のご報告をさせていただきました。今回の点検内容から考えて、修理作業の提案と一緒にお見積書を作成させていただきまして、お客様にお渡ししました。
後日、お客様よりお見積内容で工事のご依頼をいただきました。契約書を締結後に、工事の段取りを行い作業のご訪問させていただきました。天井裏から雨漏りしているところを見たときに、本来は水返しの板金を施工するべきところに何も入っていませんでした。その周辺に板金で加工した箱を作って、囲って雨が入らないようにいたしました。
問題になっている正面部分にも、板金で蓋をして雨水の侵入を防いでいきます。狭い範囲の場所ではあるのですが、新築当時の施工した業者さんが手抜き工事を行っていました。
もう少し手を加えて加工していれば、雨漏りも防げた可能性も無かったとは言えませんね。住んでいる方もそのまま放置ではなく、何年かに一回は建物には手を加えて行った方が良いですよ
(修理・修繕作業やリフォーム工事など)
雨漏りの原因になりそうなもう一つの場所でもあります。
カラーベストの重なり隙間のコーキングボンドも、カッターナイフなどの鋭利なもので切り取り隙間を開けることができました。
劣化していた既存の雨樋を取り外していきます。その際に、樋吊りも劣化腐食していたので、そちらも同時に外していきます。
既存の雨樋と樋吊りを取り剥がした後で、新しい樋吊りを軒破風に取り付けて行きます。
その後に、樋吊りに乗せるように新しい雨樋を取り付けて行きます。
ほぼ直角にひん曲がっていた雨樋を交換していきます。現状のままでは、雨の日にトタン屋根から流れてきた雨水がこの雨樋に溜まらずに、そのまま下に落ちていました。まずはこの雨樋を取り外していきます。
雨樋が曲がってしまった原因として考えられるのは、雨樋を支える「樋吊り」の劣化です。
長年の雨水による負荷や、経年劣化によって樋吊り自体が変形してしまい、その結果、雨樋も歪んでしまった可能性があります。
そこで、今回の修理では、劣化した樋吊りも新しいものに交換していきます。
新しい樋吊りは、耐久性の高い素材を選び、適切な間隔でしっかりと軒先に取り付けることが重要です。
これにより、新しい雨樋をしっかりと支え、再び同じような変形が起こるのを防ぎます。
そして、新しい雨樋を樋吊りに設置した後、さらに重要な作業として、雨樋が外れないように、樋吊りの部分に針金で固定する措置を施しました。
これは、強風や積雪など、予期せぬ外部からの影響によって雨樋がずれたり、落下したりするのを防ぐための、追加の対策です。
竪樋(雨樋に溜まった雨水を下に流す筒)が、一か所だけ長く加工して取り付けてありました。
その様なところも、取り外して新しい雨樋材料と交換しました。この様な、長い竪樋の場合は一工夫必要となります。
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こちらの記事を書いた施工店【アメピタ名古屋南店】
地元密着で屋根の工事を中心に、雨漏りの専門家として営んできました。
お住まいの建物の屋根はもちろんのこと、内装工事も外装工事もご相談に乗ることが出来ますよ。
初動調査でもある目視による点検調査には、写真の私が責任をもってご訪問させていただきます。
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