2024年07月16日追記
常滑市にお住いのお客様より、部屋の一室から雨漏りがすると言うご相談を頂きまして、ご訪問させていただきました。部屋の西側に当たる橋の部屋の天井より、雨漏りしている形跡がありました。屋根の方から目視による点検を行ってみたら、瓦同士の隙間が出来ていました。かなり昔の施工のため、その様な状態になっておりました。点検調査から、和瓦の修復作業や差し替え作業の様子をご紹介いたします。
施工内容 |
- 雨漏り点検
- 瓦屋根補修(差し替え、ずれ・破損補修)
- その他
- 屋根葺き替え
|
築年数 |
築70年以上前 |
施工期間 |
約5日ほど |
工事費用 |
約45万円ほど |
初動調査での注意点や契約から工事までの流れを書いています
常滑市のお客様の元へご訪問させていただき、まず初めに、雨漏りが発生している部屋内を見せていただきました。天井板が雨染みになるぐらい、かなりの量の雨水が侵入していそうです。その天井裏に侵入した雨水が、室内の内壁の方まで染み込んでいました。この状態から、屋根の端側にあるケラバ袖瓦部に、何か不具合があって雨漏りの原因になるものがあるのかと予測しました。屋根上に登り、屋根瓦の雨漏り点検を行いました。
古い建物の場合に、ちょくちょく見かける施工の仕方です。右ケラバ袖瓦周辺の施工方法が、手抜き工事と思われる施工方法をしていました。一番端側に使われるケラバ袖瓦(大袖瓦)。この瓦は、材料搬入されたときに瓦一枚ずつに加工して、サイズを均等に少し削ることが最良の方法です。ただ写真のように、加工手間を嫌ってそのままのサイズで施工してしまうと、段々、上に登り上げて隣に来る屋根瓦との段差がズレてしまします。その結果、ズレた段差分が隙間を作ることになって、雨水が侵入しやすくなっております。この様な施工は、その当時に施工した業者さんの腕が悪い場合と、40年以上前の建物にはありえやすい施工となっております。
この建物を建てた時代から、屋根瓦の精度があまりよろしくない瓦メーカーの製品だったため、屋根瓦全体があまり良い精度ではありませんでした。ちなみに今の時代では、この様な精度の悪い瓦メーカーは、一部を残してほとんど淘汰されていなくなっています。
当時の和瓦自体の精度が悪かったため、このようにえぐれる様に和瓦が破損しているものもありました。
その他にも、新築当時の屋根作業者かそれ以降の業者さんがやったのかはわかりませんが、屋根瓦に亀裂が入っていてコーキングボンドで補強接着していました。以上の点を写真に収めまして、お客様にご報告させていただきました。工事の提案とそれをベースとしたお見積書を作成させていただき、お客様にお渡しに参りました。
雨が侵入するほどの隙間が大きくできていた、右側ケラバ袖瓦周辺を修復作業を行っていきます。まず初めに、ケラバ袖瓦部周辺(横に3通りほど)屋根瓦を取り外していきます。取り外した屋根瓦は、あとで使うため他の場所に落下しないよう置いておきます。
屋根瓦を取り外した範囲の、屋根土と杉皮等を取り外してから、屋根野地板合板を取り付けて行きます。野地板合板自体、厚みもあり大きさもあるので、屋根の補強としても使われます。
野地板合板を取り付けたところに、その上から重ねるように防水紙(ルーフィング)を貼って行きます。この防水紙(ルーフィング)を貼ることによって、侵入した雨水を屋根裏に回ることを防止していきます。
作業の最初の段階で、取り外していた屋根瓦を順序良く、修復した屋根に屋根土で接着しながら取り付けて行きます。特にケラバ袖瓦は、屋根土を使いながらもビス釘を打ち込んで、固定箇所をさらに増やして施工して行きます。屋根瓦を取り外したときに、あまりにも精度が悪い屋根瓦は、新しい屋根瓦に変更して施工しました。
取り外した屋根瓦を、すべて取り付けて行ったら、最後に隙間埋めと固定補強も含めたコーキングボンドで接着補強を行っておきます。ちなみに、南面の右ケラバ袖部周辺の工事を行いましたが、勿論、反対側にあたる北側の右ケラバ袖瓦部の周辺も、同様な作業で修繕を行っていきました。
屋根の雨漏り点検時に発見していた、平部の精度が悪い屋根瓦については・・・⇩⇩⇩新しい屋根瓦に、差し替えを行っておきました。
新しい屋根瓦を、精度の悪い屋根瓦があった場所に差し替え工事を行って、ズレ防止で新しい屋根瓦の先端に、コーキングボンドで接着補強を行っておきました。
屋根作業で使用した作業道具や材料の残りなどを降ろしてから、作業範囲の掃除を行っていきます。その後、お客様には作業の完了報告をさせていただきました。お客様も、『雨漏りしていた部分が綺麗になってとても嬉しいです。』と、喜んでおりました。
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