2024年07月18日追記
東郷町にて仮設足場を設置中に、作業者がバランスを少し崩したときに鬼瓦に手を触れ鬼瓦が前倒れしたそうです。お客様からご連絡があり、一度ご訪問して状況を見させていただこうとお伺いしました。原因としては、鬼瓦を縛って固定している針金線が細すぎたのかと考えます。雨水などが染み込んで、針金線を腐食させて切断していた感じです。積み上げた隅棟を、少し解体して新しい固定の針金を取り付けて鬼瓦を縛って固定する様子をご紹介いたします。
施工内容 |
- 雨漏り点検
- 瓦屋根補修(差し替え、ずれ・破損補修)
- その他
|
築年数 |
約25年ほど |
施工期間 |
約2日間ほど |
工事費用 |
約10万円ほど |
初動調査での注意点や契約から工事までの流れを書いています
隅棟の先端部分に取り付けてあった鬼瓦が、前倒れするように倒れていました。鬼瓦は、屋根に取り付ける際に取り付け方法があるので、そんな簡単に取れるものじゃないのですが・・・
前倒れした鬼瓦が、軒先瓦と呼ばれる先端の瓦に綺麗に倒れ込むように落ちていました。こちらは、ただ単に倒れ方が運が良かっただけで、本来なら屋根から地上に向かって落下していたと考えられます。落下している時に、設置途中の足場に当たり、当たり方によっては外壁の方や窓ガラスの方に方向を変えて、それぞれを破損させていた可能性はありえました。
棟の中から出してきた針金を、鬼瓦に縛り付けて鬼瓦が倒れないようにするはずだったのですが。。。隅棟部の鬼瓦の場合、重力がかかりやすく下へと引っ張られます。本来はもっと、太さや寄った針金で引っ張り縛りをしないと駄目なのです。ところが、こちらの作業された内容は、針金一本自体の太さしかありませんでした。2本の針金を寄り合わせているだけの、弱さしかない状態で固定縛りを行っていました。少しニッチな話になりますがが・・・隅棟部の鬼瓦を固定縛りして吊るためには、針金一本の太さをもう一ランク太い物にします。その針金3~4本で寄り合わせるぐらいの、強固な状態にして引っ張り吊りするように縛らないといけないですよね。
棟部の鬼瓦の取り付け方法(イメージ写真になります)
何本も寄り合わせて作り出した固定用の針金を、屋根から縛り付けて出してきて鬼瓦の背中部分にある固定緊結場所部分で縛っていきます。
複数本で寄り合わせて針金を、棟の中にしまい込むようにノシ瓦を積み上げていきます。
冠棟瓦を最後に一列並べることで、雨水も棟の中に入ることが無くなって、複数本で寄り合わせた針金も雨が当たることも無く、その結果、雨による腐食劣化がしにくくなります。それに今現在の針金は、一本ずつ劣化しにくいように皮膜コーティングされていて、昔の針金よりも腐食はしにくくなっています。
鬼瓦が前倒れした原因と、工事が出来る可能性もあることをお伝えさせていただきました。
それに伴い、工事の内容の手ご提案をさせていただきました。
お見積書を作成して、お客様にお渡ししましたが、お客様も金額を見てすぐに工事の依頼をいただきました。
前に倒れてしまった鬼瓦を、引っ張り縛り固定を行うために針金を棟の中から出せるように棟を解体していきます。
棟の中から複数本を寄り合った、引っ張り固定用の針金を出してきて、鬼瓦の背中部分にある結束縛りが出来る場所で縛って固定立ちを行いました。鬼瓦が倒れないように今回は、針金の太さもあって複数本で寄り合った針金で縛り上げて行きました。
棟の中から複数本で寄り合わせた針金を出してくるのに、解体した棟瓦でもあるノシ瓦を積み上げていきます。ノシ瓦を積み上げていく際は、南蛮漆喰を塗ってノシ瓦の接着扱いで使用します。棟に塗った南蛮漆喰の上から、ノシ瓦を取り付けて行きます。
ノシ瓦を積み上げていく途中で、鬼瓦の背中部分の空間に南蛮漆喰を詰め込んでいきます。必ずやらないといけない作業では無いのですが、埋め込み塗りをすることによって雨水が入り込んだ時に、鬼瓦の背中部分で溜まらないようにすることが出来ます。
棟部の一番上に施工する、冠棟瓦を一列並べていき、棟全体の転倒防止で針金を廻し結びしながら棟部全体を固定して作業が完了となります。
雨漏りやお住いの建物の内装工事や外装工事でお困りの際は
下記までお気軽にお問い合わせください!
受付時間 9時~17時(定休日・日曜日)
※定休日でも、対応していることもありますので一度ご連絡をください。
0120-806-393【フリーダイヤル】amepita@yamamura-kensou.com
※弊社は少人数での業務を行っているために、『個人のお客様』や『弊社と昔からの取引がある会社様』とのお取引を大事にしているため、新規企業様のご依頼は少しの間は受け付けをしていませんので宜しくお願いします。
アメピタ名古屋南店のトップページに戻る⇒
1.日々の現場ブログのページはこちらから移動できますよ!
2.弊社でこれまで行った施工事例はこちらから読めますよ!
3.お客様との記念写真やアンケートなどの一覧となります!
こちらの記事を書いた施工店【アメピタ名古屋南店】
地元密着で屋根の工事を中心に、雨漏りの専門家として営んできました。
お住まいの建物の屋根はもちろんのこと、内装工事も外装工事もご相談に乗ることが出来ますよ。
初動調査でもある目視による点検調査には、写真の私が責任をもってご訪問させていただきます。
雨漏りの調査以外でも、建物の営繕工事のご相談してください
1.交換時期が越えた住宅屋根の葺き替え工事や修繕・修理作業のご相談
2.建物の外壁部分の、塗り替えや外壁取り替え工事などのご相談
3.雨樋の取り替え工事などの板金工事などのご相談
4.建物内の大工さん工事である内装工事などのご相談
5.キッチンや設備など水道工事を含めたご相談
6.内壁のクロス壁紙などの貼り替えのご相談
7.照明器具など電気工事などのご相談
8.カーポートなどのエクステリア工事などのご相談
9.低層住宅と呼ばれる3階建て以下の建物の解体工事のご相談
アメピタ名古屋南店TOPはこちら
アメピタ名古屋南店
TOPはこちら