2024年07月19日追記
名古屋市中区にお住いのお客様より、お隣近所に近づいてきた怪しい訪問業者の営業マンに一緒に声をかけられたそうです。そして何一つ点検もせずに屋根さえも登っていないのに、『お宅の屋根の漆喰が古くなってすぐにでも雨漏りする』と伝えてきたそうです。同時に、『屋根瓦が古くなって台風で飛びます』と、適当なことを言ってお客様を怖がらせてきたそうです。弊社に、ご相談のご連絡を頂きました。お客様に現地調査の必要性をお伝えして、ご訪問させていただきました。
施工内容 |
- 雨漏り点検
- 瓦屋根補修(差し替え、ずれ・破損補修)
- 漆喰工事
- その他
|
築年数 |
築40年以上 |
施工期間 |
2日間 |
工事費用 |
約15万円ほど |
怪しい訪問業者は、(たぶん、マニュアルで言わされていると思うのですが)屋根の漆喰の塗り替え作業と屋根全体にコーキングボンドを塗って屋根瓦が飛ばないようにする方法を提案したそうです。まず一つ目の問題点になるのが、屋根漆喰は地上から見ただけでは屋根漆喰の程度はわからないと言うこと。屋根上に登らずに、現時点の屋根漆喰の替え時かどうかはわからないかと考えます。まだ、雨漏りしない状況の屋根漆喰を無理に塗り替えなくても良いかと思います。屋根瓦全体にコーキングボンドを塗る作業に関してですが・・・コーキングボンドを塗ったことで新たに雨漏りの原因となりやすいため、屋根瓦全体にコーキングボンドを塗るのはあまりお勧めはしませんね。
初動調査での注意点や契約から工事までの流れを書いています
流石に、築年数が経過していてその当時の屋根施工の状態になっていました。屋根の一番端側でもある【ケラバ袖部】と屋根の先端部分でもある【軒先部】に使われているそれぞれの屋根瓦。それを固定している針金の縛りが、経年劣化とともに針金自体が伸び切ってしまい固定が外れるように浮いていました。
ケラバ袖瓦(軒先瓦も)に、元々開いていた釘穴様の二か所の穴から、針金を破風板に打ち付けてから屋根瓦の釘穴を通して表側に出してきてから固定するように縛り上げてきました。
そして、この当時に使われていた針金が現在と違って、針金芯を包み込むように皮膜カバーを付けて処理されていないため、雨水や劣化などで針金自体が伸び切ってしまいます。針金自体が伸び切ってしまうため、切れやすく切断される形跡も見当たることもありえます。
怪しい訪問業者の営業が指摘して言った箇所だと思える、大棟部の下部分でもある半月漆喰。(赤矢印先)確かに築年数が経過しているので、コケや汚れなどで劣化はしかけていました。が、すぐにでも屋根漆喰の塗り替え工事が必要なのか?甚だ疑問に感じます。それに、怪しい訪問業者が提示した屋根漆喰の作業項目が、この屋根漆喰の上から新しい屋根漆喰を塗る作業だそうです。みなさん、古い屋根漆喰の上から新しい屋根漆喰を重ね塗る作業は、新たに雨漏りをさせることにもなります。
そのような作業を提案する業者は【怪しい訪問業者】と同様な業者だと思って、すぐにでも交渉対応も拒否するようにして新しい業者さんを探してください。
この部分は、比較的に屋根漆喰が剥がれてなくなりやすい場所でもあります。それが、屋根の表側と裏側からケラバ袖瓦同士が上がってきた頂点部分でもあり、鬼瓦の下に鎮座するように取り付けられている【巴瓦】。
流石に、こちらの部分は屋根漆喰を塗りこむ作業をお客様に提案したいと思います。現状で、屋根漆喰が全部剥がれ落ちていて、中核の屋根土がむき出しに見えた状態になっているため、ここに入った雨水が屋根裏に回ることもありえます。
後からお聞きしましたが、お客様も全く気が付いていなかった屋根瓦のズレ・浮きの現状です。いついつの日にちの強風が原因で、この様になったのだな!とは、全く判断が出来ません。(日にち)とは言え、かなりの強風で屋根瓦が浮いてしまったのかと判断されます。
判断した理由として・・・
隣家の外壁がこちらの屋根に近すぎて、青矢印の様な強風が隣家の外壁に衝突して戻ってきた風。それに、赤矢印のように普通に強風が吹いてきた風。そのお互いの風がぶつかり合ったことが原因で、屋根瓦が浮いたりズレたりしたのかと判断しました。一通り屋根全体を点検させていただいた。お客様に現状の写真を見てもらいながらご説明をさせていただきました。そして、作業となった場合の工事の提案をさせていただきそれをベースとしたお見積書を作成してお渡ししました。
お客様にお見積書をお渡しした際に、工事金額が妥当な線だったのか(工事内容が違いますが怪しい訪問業者の半値以下)、その場で工事のご依頼をいただきました。みなさんも、怪しい訪問業者に騙されないように、簡単な内容ですが怪しい訪問業者の見分け方をこちらの現場ブログにて書いていますので、こちらも読んでみてください↓↓↓『名古屋市中区で屋根瓦を固定する補強工事と怪しい訪問業者の見分け方』
これまで、怪しい訪問業者に怖がらせれて弊社にご相談のご連絡をいただいたお客様から、状況を聞いたのも何点かあります。
ビス釘を打ち込んで縛った固定針金の代わりにケラバ袖瓦を固定するため、ケラバ袖瓦に専門工具でもある振動ドリルにて釘穴を開けて、ケラバ袖瓦の下にあるケラバ破風板に向かってビス釘を打ち込んでいきます。屋根瓦が割れない所までビス釘を打ち込んでいきますが、このビス釘にはパッキンもついているので釘穴から雨水が侵入することも無くなります。
ケラバ袖瓦の施工と同様に、屋根の先端部分に横一列に並んでいる【軒先瓦】に、専門工具でもある振動ドリルにて釘穴を開けてこちらも同じビス釘を打ち込んで、軒先瓦を縛った針金の代わりに屋根瓦の固定をしていきます。
表側と裏側から上がってきたケラバ袖瓦の頂点の巴瓦にも・・・
巴瓦にも屋根漆喰を埋め込むように塗っていきます。ここの部分は雨が当たりやすい場所なため、屋根漆喰が剥がれやすい場所なのかとも考えられます。
大棟部の横倒れしないように縛り付けていた針金が、経年劣化による針金自体の緩みで大棟部全体の固定が無くなっています。そこで、大棟部の積み上げたノシ瓦同士の接続部分に、コーキングボンドによる点付け補強工事を行っていきました。なお、コーキングボンドでノシ瓦の隙間全部をすべて塗らないようにしてください。隙間全部を塗ることで、新たに雨漏りの原因となりやすくなってしまうので・・・
(これ以上は専門的な話になるため割愛させていただきます)
それぞれ作業中に使った作業道具や余った材料を屋根から降ろしてから、屋根全体を掃除をして作業完了となります。その後、お客様に作業中に撮影した写真を見てもらいながら、作業の内容をご説明させていただきました。お客様も、『怪しい訪問業者に仕事を頼まなくて良かった!』『アメピタさんに仕事をお願いしてよかったです。』と、言ってもらいました。
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こちらの記事を書いた施工店【アメピタ名古屋南店】
地元密着で屋根の工事を中心に、雨漏りの専門家として営んできました。
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初動調査でもある目視による点検調査には、写真の私が責任をもってご訪問させていただきます。
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