2024年07月22日追記
名古屋市天白区にて、玄関先の天井が雨染みが出来ていて困っていると、弊社にご相談のご連絡をいただきました。ご訪問で伺ってみたら、屋根の勾配が急角度な勾配でした。弊社では、屋根の勾配が4寸以上の屋根では、屋根上の目視点検は危険なためお断りしています。その様な時は、代わりに高所撮影のカメラを使って撮影して判断させていて抱いております。
施工内容 |
- 雨漏り点検
- 瓦屋根補修(差し替え、ずれ・破損補修)
- その他板金補修・交換
- その他
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築年数 |
約40年ほど |
施工期間 |
約2日間 |
工事費用 |
約40万円ほど |
初動調査での注意点や契約から工事までの流れを書いています
ご相談のご連絡を頂いたときに、ご訪問日時をお客様と決めさせていただきました。ご訪問日に、お客様の元へお伺いさせていただきました。お客様より、いつ頃から雨染みが気になりだしてきたのか?雨量がどれくらいの時に(小雨やゲリラ豪雨など)、雨染みが出やすいのか聞き取り調査を始めさせていただきました。
お話をいただいていた、玄関先の天井への雨漏りが原因の雨染みの状況を確認させていただきました。玄関先の天井は、かなり雨染みが出来ていました。玄関のお隣の部屋でも、雨染みがあると言われて確認させていただきました。こちらは、玄関よりかはまだ雨染みの量は少ないのですが、雨漏りはしている証拠の雨染みは出来ていました。
屋根の方が、勾配がかなり早すぎて屋根に登っての点検は不可能な状態でありました。基本、屋根に登って点検だと言っても、屋根の勾配として4寸勾配(約22度)ぐらいまでが、まだ安全に屋根点検が出来る範囲になります。今回の様な、明らかに斜度が早いのは、点検は不可能となります。(但し別方法はある)と言っても、屋根の専門家が乗って安全だと言うことで、未経験の素人さんは絶対に乗らないでください。たまに、台風が通り過ぎた後でアンテナがおかしくなったから、家主が屋根に登って足を滑らせて転落事故なんて聞きます。なので、近隣の専門業者さん(屋根工事・左官工事・板金工事など)にお願いしてください。
お客様の建物より少し離れた場所から、確認判断してみたのですが、二か所ある谷部が絡む屋根からの雨漏りかと考察しました。実際、室内の雨染みがある雨漏りが出来ている位置から考えてみても、この二か所の谷部付近となるため、お客様には谷樋鉄板の交換作業を提案してみました。
電気製品の近所にも雨漏りがしていたため、屋根裏での漏電も今後可能性があるため、早めの工事の判断が必要になるかと、こちらもお客様にご報告させていただきました。今から築25年以上経過している建物の場合、屋根裏内で張り巡らされている配線が、漏電するパターンもありえます。電灯など電気製品がある付近での、雨漏りが発生しているのなら、急ぎで雨漏り修理の対応を行った方が良いかと思います。お客様には、雨漏り点検のご報告として谷部から雨漏りしている形跡があるので、谷樋の鉄板を交換する作業としてご提案させていただきました。その提案内容を基本ベースで、お見積りを作成させていただきました。
後日、お客様よりお見積内容の項目で作業のご依頼がありました。
職方さん達の作業に入れる日程などを調整段取りしてから、お客様にご連絡をして作業の方へお伺いいたしました。
現在、屋根に取り付けられていた既存の谷樋鉄板を取り剥がす前に、谷樋鉄板に重なりながら干渉していた周辺の屋根瓦を取りのぞいていきました。屋根瓦を取りのぞいていった際に、現状の谷樋の状態も調べて行きました。谷樋鉄板の両端にある雨水が溢れないための(オーバーフロー)立ち上がり部がほとんどありませんでした。谷樋鉄板の材質が厚みの薄い銅板を使っていたために、屋根瓦から流れてきた雨水が谷樋鉄板の同じ場所に落ち続け、落ち続けたその場所が黒ずみながら穴もあけ始めていました。この当時の谷樋板金は、屋根工事屋さんが厚みの薄い銅板のロールを、現場で伸ばしながら独自で加工している時もありました。そのため、溢れ防止の立ち上がりが短くなっていたりもしていました。
現在では、使われている谷樋板金は既製品で販売されているものを使われているのが主流かと考えます。
材質も、銅板では無くガルバリウム鋼板製が多いです。
屋根の谷樋鉄板に関しては、銅板よりもガルバリウム鋼板の方が、穴あきなどはほとんど現れることも無いですね。
その当時の防水紙(ルーフィング)の状態ですが、谷部に関しての防水紙(ルーフィング)の施工方法は良いのですが、劣化も否めない状況で先端部分が穴が開いている状態となっております。
谷部の中心に防水紙(ルーフィング)を貼っていきますが、一段目に粘着式の防水紙(ルーフィング)を貼っていきます。一段目の粘着式防水紙(ルーフィング)を貼っていくことで、仮に谷樋からあふれた雨水が谷部の芯に回ろうとしても、粘着して既存の防水紙(ルーフィング)と接着しているので、雨漏りしやすい谷芯に雨水が回りにくくなります。
粘着式防水紙(ルーフィング)を貼った上から重ねるように、2段目に通常の防水紙(ルーフィング)を貼っていきます。屋根の勾配が早かったのもありますが、一旦上から下まで必要な分の防水紙(ルーフィング)の寸法を出していってから、両端の必要な分をカットしながら加工していきます。加工した後で、タッカー(工業用ホッチキス)で防水紙(ルーフィング)を固定していきます。
二重に貼った防水紙(ルーフィング)の上から、新しい谷樋鉄板を取り付けて行きます。谷樋鉄板の材質は先ほども書きましたが、ガルバリウム鋼板製の谷樋鉄板となります。新しい谷樋鉄板を取り付けた後に、一番初めの工程でもあった谷樋鉄板に干渉して取りのぞいておいた、谷部周辺の屋根瓦を再度取り付けて行きました。
屋根の勾配が激しいため、雨水が谷樋に集まり流れてきた際も、勢いが早くなってしまいます。そのため、谷樋鉄板の先端部分からその周辺の屋根瓦への隙間から雨水が入り込まないように、特殊材料でもある防水シートを屋根瓦に貼っていき、雨水の侵入を防いでいきます。それ以外にも、谷樋鉄板の周辺の屋根瓦を再度取り付けたときに、屋根瓦の途中から瓦を取り外してそして差し込んでいるため、屋根瓦一枚に対しての固定強度が弱くなっております。そこで、取り付けた周辺瓦にパッキン付きのビス釘を打ち込んでいき、落下防止や飛散防止として固定作業を施していきました。
周辺の屋根瓦を取り付けなおして行ったら、作業としては完了となります。屋根から、作業工具や道具など及び材料の余った分を降ろしていきました。降ろし作業が終わってから、作業した範囲でブロアーを使って簡単な掃除を行いました。
後日、お客様が弊社事務所にお越しくださり、現金でのお支払いを行っていただいたのですが、その歳に・・・『工事をしてもらって凄く感謝している』『あれ以来雨染みが出なくなった』『長年の悩みが解消して本当に嬉しい』
と、顔をあわせて言いたかったそうで、そのため振込でもいいところをわざわざ時間を作っていただいて、弊社事務所の方まで来ていただいたそうです。わたしも、嬉しくなってしまいました。こちらの施工事例で引用した現場ブログの様子はこちらから読み続けられますよ↓↓↓
『名古屋市天白区にて急勾配の屋根から雨漏り発生!天井に雨染みが出来て気付く!』
1.日々の現場ブログのページはこちらから移動できますよ!
2.弊社でこれまで行った施工事例はこちらから読めますよ!
3.お客様との記念写真やアンケートなどの一覧となります!
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こちらの記事を書いた施工店【アメピタ名古屋南店】
地元密着で屋根の工事を中心に、雨漏りの専門家として営んできました。
お住まいの建物の屋根はもちろんのこと、内装工事も外装工事もご相談に乗ることが出来ますよ。
初動調査でもある目視による点検調査には、写真の私が責任をもってご訪問させていただきます。
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