2024年06月18日追記
名古屋市南区にお住いのお客様より、強風の台風が通り過ぎたあとの屋根瓦の心配があってご相談をいただきました。
ご連絡を頂いたときには、屋根瓦に被害が出ていないか心配になって屋根点検の依頼をいただきました。
目視による点検ではありますが、台風で強風が吹いた時に瓦が浮いたり破損したりしていました。
原因の一つにもなりますが、瓦に強風が当たった瞬間と隣家の外壁に強風が当たり戻ってきた強風が合わさって、大きな強風となり瓦に被害を与えることが多々あります。
今回の被害も、その様なタイプの強風になって屋根瓦に被害を与えて行ったかと思われます。
専門用語に関してこちらのページも読んでください↓↓↓
『瓦屋根からの雨漏り原因と最適なメンテナンス方法』
施工内容 |
- 雨漏り点検
- 瓦屋根補修(差し替え、ずれ・破損補修)
- その他
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築年数 |
築35年ほど |
施工期間 |
約2日間 |
工事費用 |
約10万円ほど |
初動調査での注意点や契約から工事までの流れを書いています
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台風が通り過ぎた後ぐらいで、屋根の点検をおねがいされました。お客様のお話では、台風中に屋根の方でゴンゴン音がしていて心配されていたそうです。屋根瓦の方で何かあったのかも含めて、屋根点検を行っていきます。
写真のような、伸び縮みする梯子(アップスライダー)を設置できる場所を探して、屋根の先端部分でもある軒先部に梯子をかけました。アップスライダーを軒先にかけてから、安全確保をして屋根に登って点検を行っていきました。ちなみに、アップスライダーが使えない状況もあります。1.設置する敷地が無い場合。2.設置する敷地が平行じゃない場合。3.アップスライダーを設置する角度が取れない場合。4.基礎が高くて屋根が高くなってしまっている場合。5.ベランダなどで軒先部に梯子が設置出来ない場合。その他、設置出来ない場合がありますので、その時の状況で判断して設置できるかどうかを考えてみます。
屋根に登って調査してみたら、やはり屋根瓦が浮いていたり落ちたときの反動で破損していました。
台風の時の強風と、この屋根の横に隣家の外壁が有ったため、外壁に当たった戻り風が屋根瓦の方に来て、お互いがぶつかり合って余計に突風となって屋根瓦を浮かしていったのかと推察されます。
なお、台風の時に屋根瓦が浮きやすい場合で、こちらの屋根とお隣の家の外壁が近かった場合、ほぼ90%以上の確率で屋根瓦が浮いているかと思われます。
屋根瓦の前方部分にある隙間から、突風が入り込むことによって屋根瓦の裏側と野地板の間で、真空状態になってしまって軽い竜巻状態になって、屋根瓦が浮いたりズレたり飛んで行ったりします。その屋根瓦が浮いた時に、そのまま同じ場所に屋根瓦が落ちたときの衝撃で、屋根瓦の先端が割れてしまい破損します。台風が通り過ぎたときは、写真のように屋根瓦が浮いたり割れていたりします。
突風で浮いた屋根瓦の方を調べてみましたが、突風で屋根瓦が浮いた時に隣の屋根瓦に乗っかり浮いた状態になっていました。今回の屋根点検が早めに発見できたからよかったものの、家の人も誰も気が付かずに屋根瓦が浮いた状態で次の台風が来た場合、この浮いた屋根瓦を中心に一気に屋根瓦が吹き飛ぶ可能性はありえます。
それ以外にも、屋根瓦が強風で上に向けて押されてしまって、屋根瓦がズレてしまっています。上段にズレてしまっているので、ズレた屋根瓦の上の瓦が重なりが多くなって隙間が出来てしまっています。ここの隙間も、次回の台風などの強風が入り込むと、屋根瓦が飛散する原因となりえます。
お客様への点検報告として、浮いた屋根瓦は戻すように付けなおしていき、破損している2枚の屋根瓦は新しい屋根瓦に交換するように修理することで提案させていただきました。
その提案内容で、お見積りを作成してお客様にお渡ししました。
お客様より、お見積りに書いて合った項目で工事のご依頼をいただきました。ご契約を取り交わしてから、作業の段取りを行ってご訪問させていただきました。
突風が吹いた時に浮きあげられた屋根瓦が、その場に落ちたときの衝撃で先端が破損した屋根瓦に対して、新しい屋根瓦で取り替えして交換修理を行いました。
屋根瓦の交換作業について、製造メーカー発表で同じ色の屋根瓦だとしても、時代と共に色がズレている時もありえます。
それ以外にも、既存の屋根瓦が紫外線などで色落ちしている場合があるため、新しい屋根瓦と言っても色合いも同じにならないことはありえますのでご了承お願いします。
浮いてしまっている屋根瓦に関しては、その場でただし位置に変えてから、以降の強風などでズレたりしないように、屋根全体にコーキングボンドで接着固定をしていきます。
屋根瓦一枚ずつにコーキングボンドを塗っていき、隣同士の屋根瓦と接着しながら固定していきます。コーキングボンドを塗る際に、屋根瓦一枚に対して横側に塗っていき、屋根瓦の前面には【山】部分だけコーキングボンドを接着塗りしていきます。
この様に接着塗りしていくことで、上下と隣同士の屋根瓦を接着していきます。
写真のように、赤丸で囲んだ部分にはコーキングボンドでの接着塗りが出来ますが、正面の青x部分には絶対にコーキングボンドは塗らないように注意してください。
お客様に、完了の報告と作業中に撮影した工程の写真を見ていただき、作業のご説明を簡単にさせていただきました。
写真を見てもらいながら、お客様も修理がされていることを確認してもらって、『次回以降の台風が来ても大丈夫そうですね』と喜んでいました。
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