2024年08月15日追記
名古屋市緑区にて、取引があるリフォーム会社さんより、外壁塗装で塗り替え工事を行うため仮設足場を設置したそうです。その際にお客様から、屋根の方も見てほしいと言われたそうです。
築25年以前の切妻屋根の建物では、洋風平板瓦(F形瓦)を使用する際に屋根の両端でもある、ケラバ袖部に水流れ板金が取り付けられていないことが多々ありえます。
その当時の状況などで、どうして付けられなかったのかは判断できませんが、その水流れ板金がついていないと、雨漏りをおこす確率はかなり高い状態となっております。
ケラバ袖部周辺の屋根瓦を取り外して、新たに水流れ板金を付けなおす修繕工事も出来るのでその様子をご紹介いたします。
専門用語に関してこちらのページも読んでください↓↓↓
『瓦屋根からの雨漏り原因と最適なメンテナンス方法』
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施工内容 |
- 雨漏り点検
- 瓦屋根補修(差し替え、ずれ・破損補修)
- その他板金補修・交換
- 屋根葺き替え
- その他
|
築年数 |
築25年ほど |
施工期間 |
5日から1週間ほど |
工事費用 |
約45万円ほど |
初動調査での注意点や契約から工事までの流れを書いています
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お客様もリフォーム屋さんも、目線が届かない所でもあったのですが、軒裏部分が破損していました。この様に破損していたと言うことは、屋根の中に雨水が浸入してしまっている形跡として、調査が必要な状態になっています。
今回の二階建ての建物の屋根形状が、切妻屋根と呼ばれるタイプとなります。切妻屋根の両端にあるケラバ袖部から、雨漏りの原因となることが発生しているかと予測してみました。昔の施工だと、ここの内部に水流れの板金が入っていないことが多々ありまして、それが原因となって経年劣化も含めて雨漏りとして発生されることもありえます。
ケラバ袖瓦の固定するために打ち込んでいた、釘のパッキンが切れていたので、ケラバ袖瓦と釘との隙間から雨水が入り込むこともありえます。それ以外にも、平瓦とケラバ袖瓦との重なり隙間に、雨水が入り込まない様に水密材などを取り付けてありますが、その水密材が劣化して雨水が入り込んでいる可能性もありえます。あとは基本的に、ケラバ袖瓦同士の重なり部分と、ケラバ袖瓦が材質が陶器のため雨水の染み込みもありえます。
水流れ板金の取り付けするために、葺き直しをするためにケラバ袖瓦や屋根瓦を取り外していきます。取り外して行く時に、特にケラバ袖瓦の方で中止しないといけないのは、固定で打ち込んでいる釘が抜けにくいため、ケラバ袖瓦を破損させない様に力をかけ過ぎない様に取るようにします。
予想通りでしたが、屋根瓦まで取り外してみたら水流れの板金が未施工でした。昔の施工では、この様な平たい瓦でもある洋風平板瓦のケラバ袖付近に、水流れの板金を入れていないと将来雨漏りの原因となりやすくなっております。
屋根瓦の施工位置や、落下防止の爪を引っかけるための桟木が、雨水の侵入の結果で腐食していました。この状態でも、屋根瓦同士が引っ付けあっているので、すぐにでも落下することは無いのですが、やはり、地震や台風で揺り動かされると落下しやすい状況となりえますね。
ケラバ袖付近から浸入した雨水が、屋根の勾配に沿って先端部分の軒先部付近に溜まっていた形跡があります。特に指差しした部分が、大いに溜まっていて雨水が溢れ出している感じにも、目視でも判断できる状態でした。
いくら防水紙(ルーフィング)が敷いているからと言っても、防水紙(ルーフィング)の折り返した隙間からでも、雨水は流れ始めるかと思われます。
こちらの建物の屋根工事を行った業者さんは、防水紙(ルーフィング)を貼っているから雨漏りしないだろうと、高をくくってしまったのだろうかと考えられますね。
溜まっていた軒先部から、隙間などから雨水が浸入したことで、軒先部の破風板(はふいた)が腐食して一部は損壊していました。この状態なのに、いまだに雨樋はしっかりした状態で取り付いていますね。本来は、軒先破風板(はふいた)の方で釘打ちして固定するので、破風板(はふいた)が腐食していると雨樋の固定が外れてしまいます。
雨水などで腐食してしまった桟木(さんぎ)などがあったので、野地板合板の状態を確認していきます。既存の防水紙(ルーフィング)を少しめくりたいのと、新しく追加で防水紙(ルーフィング)を重ね敷きしたいので、その上に取り付けられていた桟木(さんぎ)をすべて取り外していきます。
防水紙(ルーフィング)を、少しめくってみたら、若干野地板合板のほうが濡れていて腐食していました。腐食して無くなっていた軒先の破風板(はふいた)の方で、固定しようと考えていたケラバ破風板の固定釘が腐食して錆びついて残っていました。本来は、水流れ板金を取付ける為に、ここの分の固定釘は打ち込まないか、それか抜いて作業を起こしていくのです。ただ今の状態では、抜くために必要な釘の頭部分が、サイディング板に重ねられて見えない状態になっていました。この状態では、固定釘を抜くことも出来ないので電動工具などで錆びついた固定釘を切断していきます。
新しい防水紙(ルーフィング)と水流れ板金の取り付け
野地板合板の目視調査を終わらせて、防水紙(ルーフィング)を元の位置に戻してから、上から重ねるように新しい防水紙(ルーフィング)を貼っていきます。屋根の頂点部分でもある大棟部から、先端部分にある軒先部まで転がすように防水紙(ルーフィング)を貼っていきます。その時に、ケラバ袖破風板の方には多めで防水紙(ルーフィング)を重ねて貼っていきます。
新しく貼った防水紙(ルーフィング)の上に、ケラバ袖破風板に添えるように、この作業での一番重要な部材でもある水流れ板金を取り付けて行きます。水流れ板金の一本辺りの長さが、1.8mほどの長さでケラバ袖の長さによっては、複数本を重ねながら取り付けて行きます。
今回の水流れ板金をつける理由として、屋根の裏側に入った雨水がこの水流れ板金に流れるように軒先部の方へむかいます。その、軒先部に取りついている雨樋に流れるようになるため、この水流れの板金は重要な部材となります。そのため、水流れの板金がズレたり落下しない様に、板金の端側に留め金具を取り付けて釘などで固定していきます。
屋根の頂点部分でもある大棟際でも、この水流れ板金をギリギリ取付けれる位置まで設置していきます。その際にほぼ無いのですが、雨水が逆流した時に溢れかえらないように、大棟際での板金部分を加工して立ち上がり部分を作っておきます。
取り外されていた屋根瓦の中で、平瓦と言われる屋根全体に取り付ける屋根瓦を再度取り付けていきます。取り付けて行く前に、屋根瓦を引っかけて施工できるように、桟木(さんぎ)を屋根に取り付けて打っておきます。この桟木(さんぎ)に屋根瓦の裏面にある爪を、引っ掛けるように置いて行きます。その際に、釘穴が桟木(さんぎ)の真ん中部分に来るため、固定の釘やビスなどを桟木(さんぎ)に向けて打ち込むことができます。なお、桟木の横幅が小さいために、ビス釘で一本ずつ埋め込みながら取り付けて行きます。
取り外しておいた、屋根瓦の平瓦部分を一枚ずつ取り付けて行きます。取り付けて行ったときに、平瓦一枚に対して一本ずつビス釘を打ち込んで、屋根瓦を固定しながら取り付けて行きました。取り外した屋根瓦なので、そこまでズレることは無いのですが、万が一屋根瓦を取り付けている時にズレが生じてしまって平瓦が屋根の間に入らなくなった時には、専用の電動工具で屋根瓦の一部を削り加工して屋根に収まるようにしておきます。
ケラバ袖付近の平瓦の表面に、雨水が入り込まないように水密材を取り付けて行きます。今回は、水密材+内部に取り付けた水流鉄板があるため、前の様な雨漏りにはならないかと考えております。水密材を取りつけることが出来ましたら、一枚ずつケラバ袖瓦を取り付けて行きます。
ケラバ袖瓦を取り付けて行く際の固定方法として、ケラバ袖瓦の側方からパッキン付きのビス釘を2本打ち込んでいきます。それプラスで、ケラバ袖の上段部分からビス釘を1本打ち込んで、ケラバ袖の固定を行っていきます。その様な流れで、屋根の先端部分の軒先部の方から、屋根の頂点部分でもある大棟際までケラバ袖瓦を取り付けて行きます。
ケラバ袖瓦を大棟際まで取り付けた後で、その上から被せるように大棟瓦を取り付けて行きます。大棟瓦を取り付ける前には、南蛮漆喰を塗って大棟部からの雨の侵入を防いでいきます。同時に、ケラバ袖瓦の最後の部分に、防水テープを貼って大棟瓦とケラバ袖瓦との隙間からの雨水の浸入を防いでいきます。最後に、大棟瓦にもビス釘を打ち込んで固定していきます。
屋根上に上げて置いた、作業道具や電源工具などを屋根上から降ろしていきます。その後、余った副資材などをこちらも順次屋根下に降ろしていきます。屋根全体が片付いてから、電動工具のブロワーにて掃き出し掃除を屋根全体で行っていきます。掃き出し掃除も完了したのなら、お客様に作業の完了をお伝えしておきます。その際に、工事中の写真で説明を行わさせていただき、お客様も外壁塗装が始まる前に作業が終わって喜んでおりました。この施工事例で引用した現場ブログはこちらから読み続けられますよ↓↓↓『名古屋市緑区にてシーリングの劣化から雨漏り?その重要性と点検調査から説明』
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