2024年08月02日追記
知多市にて、弊社との昔からお取引のあるリフォーム会社さんより、部屋の天井から雨漏りの形跡が出ているそうです。
目視点検で、寄棟屋根の隅棟部から雨が入っていそうらしいです。
お客様とご相談の上で、隅棟部一本分を葺き直し作業を行う工事の依頼をいただきました。作業の対応として、その一本分の隅棟部を解体してから再度、その取り外した熨斗瓦などを使って取り付けて行きます。寄棟屋根のため、大棟部と隅棟部との設置点があります。
そこからも雨水が入らないように、屋根漆喰などで防水処理を行っていく様子をご紹介いたします。
専門用語に関してこちらのページも読んでください↓↓↓
『瓦屋根からの雨漏り原因と最適なメンテナンス方法』
雨漏りした時の自分で応急処置を行うのなら!
『被害拡大を防ぐ!雨漏りに必須の応急処置【アメピタ】』
施工内容 |
- 雨漏り点検
- 瓦屋根補修(差し替え、ずれ・破損補修)
- 漆喰工事
- その他
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築年数 |
築年数、約40年ほど |
施工期間 |
2日間ほど |
工事費用 |
約15万円ほど |
初動調査での注意点や契約から工事までの流れを書いています
二階建て寄棟屋根に付けられていた和風の隅棟部に、雨漏りの形跡があるのでその雨漏りがありそうな一本分の隅棟部を取り壊していきます。取り外していった熨斗瓦や冠棟瓦などの棟瓦に関しては、後ほど使うために落下や破損しないようにその隅棟部周辺に取り付けて置いた材料置き場でもある足場板に確保しておきます。
なお、その足場板には既存の屋根土などを入れた土嚢袋の仮置き場や、隅棟部の付け直し作業にて取り付けて行く材料などを置いておくこともあります。
棟瓦を頂点から、一段ずつそして一枚ずつ取り外していきます。棟瓦をすべて取り外して足場板に確保しておき、隅棟部の土台部分でもある屋根土の状態としていきます。
その土台となっていた屋根土を、手作業で取り剥がしながら土嚢袋に次いでいきます。その積み込んだ土嚢袋を、足場板に仮置きしてからまとめて屋根からすべて降ろしていきます。
新築時に、隅棟部を取り付けした時に屋根瓦を切断加工したもので、小さなサイズの屋根瓦がズレ動いてしまい棟の芯が隙間があいている状態となっておりました。
この部分からの雨漏りの原因となりやすいので、新たに棟瓦を取り付ける前にこの小さなサイズの切断加工された屋根瓦を、突き上げて隙間を埋めておくことも肝心となります。
突き上げた後は、この解体した範囲を軽く掃除を行っておき、新たに棟を積み上げれる状態にしておきます。
先ほど掃除も行なっておいた、隅棟の芯部分を中心に棟の長さ分に熨斗瓦の土台と接着として屋根土を置いておきます。屋根土の両側を、小手という道具を使って表面を綺麗にしておきます。その後、屋根土の上に熨斗瓦を取り付けるように屋根土の両側に屋根漆喰を塗っておき、雨養生として上に取り付けた熨斗瓦の間としておきます。
今回の隅棟部の全体の幅としては、先端に取り付けて置いた鬼瓦の幅としております。熨斗瓦を取り付けて行く時に、棟瓦の幅の寸法としてわかりやすいように、鬼瓦の幅で両端に調整用の水糸を貼っておきます。この調整用の水糸を貼ったところに、熨斗瓦を触らない寸前のところで土台の屋根土の上に取り付けながら、熨斗瓦を一枚ずつ大棟の方までに取り付けて行きます。
隅棟部の取り付けて行った熨斗瓦の、一段目と二段目の間に針金線を輪っかが出来るように挟み込むように取り付けておきます。この輪っかの針金線を、棟が積み上げた後で棟全体を固定するように、別の針金線をくぐらせながら緊結して縛っていきます。針金線を挟み込むことで、輪っかの方の針金が取れることが無くなるため、固定で縛った針金線も少し引っ張りながら締め上げることが出来ます。
棟部の際頂点部分には、【冠棟瓦】と言う材料を使っていきます。熨斗瓦時点での棟の状態では、真ん中が屋根土の状態となっておりますので、雨がまともに入りやすいです。そのため、その真ん中部分を塞ぐ意味も込めて、冠棟瓦を最頂点から施工することで雨水が直接入ることを防ぐことになります。その棟冠瓦を取り付けた後で先ほどもかきましたが、緊結固定の針金を取り付け中の熨斗瓦の途中から、挟み込み出していた輪っかを通しながら縛って固定していきます。
棟同士の積み上げてきたのし瓦などの接続部分には、施工上どうしても隙間などが出来てしまいます。その隙間から雨水が入る可能性があるので、その隙間を埋める為に屋根漆喰を塗っていきます。
いま最近の流れでは、この屋根漆喰で塗られた場所をコーキングボンドで塗っていく施工もあります。
ただ、コーキングボンドで施工すると施工価格が跳ね上がることがありえます。
そのため、一度業者さんにお願いして、お見積価格を出してもらった方が良いかと思います。
同様に、鬼瓦の背中部分と積み上げた熨斗瓦などの棟瓦が合わさる場所があります。
ここも、施工の際に切断加工などしますが、隙間を無くすことは出来ません。そのため、鬼瓦の背中部分を使って屋根漆喰を塗って隙間を埋めるようにしておきます。和風屋根で屋根漆喰が劣化して、特に鬼瓦の背中部分の屋根漆喰が無くなっている建物を良く見かけます。
そのまま放置しておくと、雨漏りの原因となりやすいので、早めに対応をしておいた方が良いかと思います。
一番最上段に取り付けていた冠棟瓦の重なり部分には、コーキングボンドを塗り込んでおきます。この様なことをしておくことで、台風などの強風が吹いた時にこの接続部分の隙間から風が入りにくくなり、飛び上がることも無いかと考えております。
寄棟屋根で和風の屋根瓦を使って、尚且つ棟も熨斗瓦などの棟瓦を使った場合は、写真の様な大棟部と隅棟部が接地するところもあります。この接地部分も、やはり隙間などが出来やすいためここ部分に屋根漆喰を塗っておきます。ここまでやって、屋根瓦への防水処理作業を経てすべての作業が完了しました。作業で使用した作業道具や、材料の余剰材などを屋根からおろしていき、材料置き場として使用していた足場板をすべて取り外していきます。足場板を取り外した後で、作業した範囲全体をブロワーなどを使って吹き掃除を行っておきました。初動調査でもあるこちらの現場ブログの一番始まりはこちらから読めますよ↓↓↓『知多市にて屋根工事で積み上げた棟瓦を取り剥がして屋根土を取り除きます』
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地元密着で屋根の工事を中心に、雨漏りの専門家として営んできました。
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