2024年08月03日追記
東浦町にお住いのお客様より、室内の天井から雨漏りして困っていると言うご連絡をいただきました。お客様の話では、どこからか浸入した雨水が室内の天井板に濡れだして、内壁に伝ってきたのを発見したそうです。
雨漏りの原因となるところを探索するために、築年数が経過した和風の建物を雨漏り点検を行っていきました。
目視による点検調査の段階で、和風建物の屋根谷部に取り付けられていた谷樋鉄板から雨漏りの原因かと考察しました。
しかしそれだけの話ではなく、もっと大きくて信じられない状況がありました。
経年劣化していた谷樋鉄板を、取り替え交換するために作業を進めてみました。
屋根谷部の内部にて、不良施工が行われていたため雨漏りが酷くなっていた状況となっていました。
その不良施工の状態から治すように、新しい防水紙であるルーフィングと新しい谷樋鉄板を取り付けて作業を進めていきます。
最後は、新たに取り付けた谷樋鉄板の周辺を、屋根瓦で被せながら施工をしていきます。専門用語に関してこちらのページも読んでください↓↓↓
『瓦屋根からの雨漏り原因と最適なメンテナンス方法』
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『被害拡大を防ぐ!雨漏りに必須の応急処置【アメピタ】』
施工内容 |
- 雨漏り点検
- 瓦屋根補修(差し替え、ずれ・破損補修)
- その他板金補修・交換
- その他
|
築年数 |
築35年ほど |
施工期間 |
約2日ほど |
工事費用 |
約25万円ほど |
初動調査での注意点や契約から工事までの流れを書いています
東浦町にて、室内に雨漏りしているのでどうしたらいいのでしょう?と、お客さまよりご相談のご連絡をいただきました。
一度、目視による点検調査を行うためお客様が在宅している日にちを、お聞きかせさせていただきご訪問させていただきました。
お客様にご挨拶とともに、現在の状況をヒアリングした後で雨漏りしているお部屋に上がらさせていただきました。写真の通り、天井板に雨染みの痕がありそのまま内壁の方へと雨水が流れ落ちていました。特に内壁の方は、かなりの広範囲で雨水の痕が広がっておりました。同部屋にあった、押入れの中も目視で見させていただきました。
こちらも天井板が、腐食で膨らみが出ていましたので、相当の量の雨水が入って来たのかと考えれます。
真裏に当たる、お隣の部屋にも雨漏りしている形跡があるそうです。
そちらも目視点検を行ってみたのですが、こちらの部屋にも雨水が回っているようには判断しました。
雨漏りしていた天井に向けて、雨水の流れを調査するためサーモグラフィカメラでの撮影を行ってみました。特に、天井裏など建物の上に当たるところは、自然界の流れでもある暖かい空気は上昇しやすい利点を使って天井裏などを撮影してみます。そうすると、本来は暖かい空気が屋根裏で溜まりやすいので基本は温度が温かくなるのですが、雨漏りなどしていると雨水自体の温度低くなってしまいます。その温度が低くなったところを、サーモグラフィカメラで撮影してみると淡い紫色でカメラに写るようになります。
目視による室内の点検状況や、サーモグラフィカメラで撮影した雨水の流れから、屋根の方で雨漏りしている原因があるのではないかと予想してみました。ちなみに、今回の室内の雨漏りしてる範囲が部屋の中央に近い方でした。
屋根の方の雨漏りを予測しましたが、これがサッシ周りや外壁に近い場合は、外壁などからの雨漏りの可能性もありえます。そんな感じで、屋根の方をも目視による点検調査を行っていきます。
本来の屋根での調査の仕方ですが、釣り竿みたいに伸びていく棒状の先端にカメラを取り付けて、【高所用カメラ撮影】として動画などを撮影していきます。ただ今回のお客様の建物が、一階屋根が張り出しており屋根瓦の上に足場を設置していきます。
その足場に脚立を取り付けて、二階屋根まで昇ることが出来ます。
その様な感じで、二階屋根上まで昇ってから目視点検を行いました。
目視による結果ですが、かなり複数に渡って谷樋鉄板の表面部分で穴があいていました。
その穴もかなり大きいため、ここから雨水が浸入しているのだと、簡単に予測することができました。
あと所々で、谷樋鉄板上に小さな屋根瓦の破片が見つかりました。こちらの方は調べてみると、谷樋鉄板周辺に取り付けられていた切断加工された屋根瓦の中で、中ぐらいの大きさから下のサイズの屋根瓦を支える為に取り付けられていました。施工中で、屋根瓦が接着するまでの高さ調整材として屋根瓦の下部分に突っ込まれていました。しかし、そのまま作業が終わるまでに、その支えとしての小さな屋根瓦の破片を取ることもせずに、そのまま屋根に置き去りにして残してしまっていました。ちなみに、この様な支え材は作業が終了するころの、屋根掃除の段階で取り外していくのが通常の工程の流れかと思われます。
目視による点検作業を終えてから、撮影した写真をお客様に一緒に見てもらい状況をご説明させていただきました。
今すぐで作業を進めた方が良い事と、作業内容として谷樋鉄板を取り外していきます。
そして、新しい谷樋鉄板を取り付ける内容で、提案させていただきました。
その内容で、御見積書を作成させていただきお客様にお渡ししました。
後日、お客様よりお見積内容での作業の依頼をいただきました。
契約書の取り交わしを行ってから作業の前準備をしてから、お客様のお宅までお伺いいたしました。
作業を行うために点検時と同様に、一階屋根に足場板と脚立を設置して二階屋根に材料や道具を持ちながら登っていきました。
作業の初めとして、既存の谷樋鉄板を取り外していきます。
谷樋鉄板の上部に重なって干渉していた、屋根瓦を一枚ずつ屋根の先端部分でもある軒先部から屋根の頂点部分でもある棟頂点部分まで取り外していきました。
ここで取り外していった屋根瓦は、後ほど新たに取り付けられた谷樋鉄板が施工された後で使います。
そのため、破損さしたり落下したりしないように確保しておきます。
谷樋鉄板には、目視点検時に確認できているぐらい穴が複数に渡って開いていました。穴があいた原因としては、経年劣化からの腐食と使われている板金の穴があきやすい材質の問題となりますね。と思っていたら、谷樋鉄板周辺のルーフィングの施工方法が違和感を感じていました。ルーフィングには大き目の穴があいていましたが、それよりも谷樋鉄板に少しだけ被されているルーフィングの状態が、施工上ありえない状態でした。谷樋板金にルーフィングはかぶってこないのもあるのですが、斜めに切断加工しているのも違和感しかないのですね。
穴だらけの谷樋鉄板を取り剥がしてみたら、先ほどから感じていた違和感の正体が発見されました。谷樋鉄板にルーフィングを被せるため(ほんの少しだけ)、ルーフィングを斜めに切断加工してしまっておりました。切断された部分から谷部芯にかけては、何も防水処理が行われていなくて野地板がダイレクトに見えている状態でした。この様な施工がされているとは、全く思いつかなくて尚且つ絶対にやってはいけない不良施工のため、こんな状態だとは露にも思いもしませんでした。
この様な不良施工がなされていたため、室内への雨水の進入量も異常なほどだと思ったが、まさかここまでの酷い作業がなされているとわ・・・特に、雨水が溜まってきやすい屋根の先端部分でもある軒先部では、谷樋鉄板の劣化して腐食した穴から雨水が入ってしまっていました。
長い年月をかけて、野地板を腐らせてしまい、雨水が屋根裏に伝って雨漏りとして室内に出てきました。野地板の方も侵入した雨水が原因で、野地板の表面部分が割れていてかなり酷い状態となっておりました。
何もなく野地板が剥き出しだった屋根谷部の芯に沿って、防水紙として新しいルーフィングを貼っていきます。それも雨水の流れ方から、二重敷きでルーフィングを貼りながら取り付けていきます。
新たに貼ったルーフィングの上から、重ねるように谷樋鉄板を取り付けて行きます。谷樋鉄板の一本当たりの長さが、1.8mほどなので複数本重ねながら取り付けて行きます。
屋根の先端部分の軒先部から、屋根の頂点部分でもある棟部まで一本ずつ重ねしろを付けながら取り付けて行きます。谷樋鉄板を全て取り付けたあとに、谷樋鉄板の両端に激しい雨が降って雨水の流れが速い時に、谷樋鉄板の横に雨水が溢れて行くのを防止します。
溢れを防止する【水密材】と呼ばれる建築材を、取り付けて行きます。
作業の初めの方で、既存の谷樋鉄板を取り剥がしていくのに干渉していた取り外された屋根瓦。
新しい谷樋鉄板が取り付けられた後で、その周辺に一枚ずつ取り付けて行きます。その屋根瓦の固定する方法としては、屋根土などの高さ調整と粘着での接着をしていきます。
釘を打ち込んだり針金線を使って、縛ってみたりして屋根瓦を一枚ずつ固定していきます。同様な作業の流れで、それぞれの二面の屋根面に屋根の先端部分でもある軒先部から、順序よく一段ずつ取り付けます。
屋根の頂点部分でもある棟部まで、取り外していた屋根瓦を取り付けて行きます。
取り外した屋根瓦を全て取り付けた後で、同様に取り外しておいた棟部に積み上げていき取り付け作業を行っていきます。棟瓦を使って積み上げ作業が終わってから、屋根上にあげておいた作業のための道具や工具などを屋根から降ろしていきます。その後、材料の余剰材や作業代としての設置した足場板などをすべて取り外していきます。その後は、電動工具のブロワーを使って作業した屋根の範囲で、吹き掃除の作業を行っていきます。初訪問でもある初号調査を兼ねた目視での点検調査の様子はこちらから↓↓↓
『東浦町にて雨水が浸入して天井板伝いに内壁も雨漏りしている建物の目視点検』
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