2024年08月13日追記
名古屋市港区にて、三世帯に渡って築年数がかなり経過した建物から、室内の方から雨漏りの染みが発生しているそうです。元々は、弊社とも30年以上のお付き合いのある建築屋さんより、こちらの建物の雨漏りのご連絡をいただきました。雨漏りしている箇所から考えて、一階の玄関屋根がある庇部分と外壁部分が交わるところからの雨漏りになりそうです。外壁部分もかなり昔の工法でもある【壁漆喰】だったので、建築屋さんの方で外壁の取り壊しと外壁を新しく作業していきます。そして、外壁を取り壊す際に同時なので古い玄関屋根瓦も撤去して、新しい野地板合板などの貼り替えをしていただきます。私たちの作業としては、新しい野地板合板を貼ってから新しい屋根瓦を施工する作業となります。
今回の施工事例では、目視による点検から新しい屋根瓦を施工するための前準備の様子をご紹介いたします。
施工内容 |
- 雨漏り点検
- 屋根葺き替え
- その他
- 瓦屋根補修(差し替え、ずれ・破損補修)
- その他板金補修・交換
- 雨樋補修・交換
|
築年数 |
築70年付近 |
施工期間 |
約10日間ほど |
工事費用 |
約150万円ほど |
初動調査での注意点や契約から工事までの流れを書いています
後日お客様のお宅へ、建築屋さんと一緒にご訪問させていただきました。現在の雨漏りの状況は、お客様から建築屋さんにお話ししていて、大体の要約された話は建築屋さんから聞かせていただいておりました。お客様のお住いにお伺いして、挨拶の後でお客様から雨漏りしている場所でもある、玄関先の天井板を見させていただきました。
お話にお聞かせいただいていたように、天井板には雨染みが複数個所発生していました。それも雨染みの位置を目視で見ていたら、一定の場所で雨染みが出来上がっていました。その一定の位置で雨染みが出来ている場所から、玄関までの長さを計測しました。
あとで屋根の方も、その長さを測って当たる場所が、雨漏りが起きている原因となるのかと考えています。
玄関屋根を含んだ差し掛け屋根部分に対して、脚立を設置して屋根に昇ってみました。築年数が経過していたのもあり、かなり劣化は進んでいて破損や亀裂している屋根瓦が複数個所に渡ってありました。それに、和瓦も年数が経過してしまうと、材質が粘土土となりますので雨水などを屋根瓦の方で吸い込んでしまって、屋根の内部や屋根裏に雨水を流し込んでしまいます。その状態のときは、屋根瓦が大量に破損していなくても染み込んだ雨水で雨漏りを起こすこともありますよ。
先ほど室内で、玄関先から雨漏りしている場所までを測定した寸法を、屋根上でも同様の寸法で測ってみました。そしたら、屋根と外壁がぶつかる位置付近に、測定した数字が示しておりました。そのため、屋根瓦の雨の染み込みもありますが、外壁の壁漆喰も経年劣化を起こしていて雨の染み込みが発生しているかと考えられます。
それに伴って、外壁際の屋根瓦を支えている屋根土部分も、雨が染み込んでいて砂状になっていました。
コーキングボンドを塗って補強工事を行っておりました。
ただ、雨漏りしている位置とは少し離れているので、あまり意味のない作業となっておりました。
屋根瓦と大棟部との間になる、半月漆喰の部分では屋根漆喰も剥がれてしまって、支える土台となっている屋根土がむき出しになっておりました。他の部分でも、屋根漆喰が剥がれている所は多々ありましたので、こちらも塗り直しか他の方法を考えるのは必要かと考えますね。雨樋の方も経年劣化を起こしていて、台風並みの強風などや大きめな地震で建物が押されるように動いてしまったとき、雨樋の耐久力が少ないためそれぞれの振動で割れたり破損したりする可能性は高いですよ。
この様に雨漏りの様子を、目視による点検調査を行っていきました。お客様には、現在の状態をご説明させていただき、撮影した写真を一緒に見ていただきました。一階から二階の屋根全体を、屋根リフォームするのが一番いい方法ですが、お客様の方も限界があります。そこでご相談しながら、今回は、一階玄関屋根がある庇部分を葺き替え工事を行っていきます。同時に、雨樋も新しい物に交換していき、外壁の壁漆喰の方も塞ぐように新しい素材で外壁部分を作業していくことを、お客様と建築屋さんと一緒に打ち合わさせていただきました。
屋根瓦の撤去から新しい野地板合板を取り付けられました
屋根の野地板も一部交換する必要がありましたので、屋根瓦の撤去工事や新しい野地板取り付けなどを建築屋さんの方で作業を行っていただきました。その作業が終了後、雨が降ってきてもいいようにルーフィングが作業した屋根全体に貼られていました。
作業を行っている屋根全体にルーフィングで防水します
とりあえずは、雨に当たらないようにもあり、比較的に屋根より大きめでルーフィングを貼っていきました。この大きめに貼ったルーフィングに関しては、この後の工程でもある屋根瓦を施工するための前準備を行うときには、正規のサイズで切断して加工していきますよ。
新しい屋根瓦の施工方法では、【桟木(さんぎ)】と呼ばれる棒材を屋根瓦から出ている爪部分で引っかけていき、屋根全体を施工して行きます。その桟木を規定通りの寸法で打って行くために、寸法を出すために数枚仮で桟木を打って屋根瓦を葺いていきます。数枚置いて行った屋根瓦の高さや、長さの調整などを進めて行って、今回に必要となる寸法を出していきました。
先ほど決めた寸法を、ルーフィングの上に墨などで打って目印にいしていきます。その目印に沿って、作業を行っている屋根全体に桟木を取り付けて行きます。
屋根の先端部分でもある軒先部に、ここに取り付けられる専用屋根瓦でもある【万十軒瓦】の高さ調整材として、桟木を二本重ねて打って固定していきます。その桟木材の側面には、万十軒瓦の隙間部分でもある【雀口】がありまして、この隙間から雀や小鳥が入ってしまうのを防ぐために、プラスチック製ですが面戸材を取り付けておきます。この材料を取り付けることで、この上から万十軒瓦が重ねるように施工されて、隙間が塞がれるようになりますね。
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こちらの記事を書いた施工店【アメピタ名古屋南店】
地元密着で屋根の工事を中心に、雨漏りの専門家として営んできました。
お住まいの建物の屋根はもちろんのこと、内装工事も外装工事もご相談に乗ることが出来ますよ。
初動調査でもある目視による点検調査には、写真の私が責任をもってご訪問させていただきます。
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