2024年08月13日追記
名古屋市港区にて、建物の一階部分の部屋の天井板より、雨漏りが原因の雨染みが広範囲に発生していました。屋根リフォームで古い和風瓦を葺き替えして、新しい和風瓦で屋根を施工して彩っていきました。
和風瓦を施工した屋根に、上に乗せるように屋根の頂点でもある大棟部へ耐震補強材を取り付けて行きます。
その後、棟瓦でもある熨斗瓦や棟冠瓦などを使って、大棟を積み上げ作業を行っていきます。専門用語に関してこちらのページも読んでください↓↓↓
『瓦屋根からの雨漏り原因と最適なメンテナンス方法』
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『被害拡大を防ぐ!雨漏りに必須の応急処置【アメピタ】』
施工内容 |
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築年数 |
築70年以上 |
施工期間 |
約10日間 |
工事費用 |
約150万円ほど |
初動調査での注意点や契約から工事までの流れを書いています
切妻屋根形式で屋根の端側でもあるケラバ袖部で、屋根の先端でもある軒先部から屋根の頂点でもある棟際まで一列に登っていくように【ケラバ袖瓦】を使って施工して行きます。
屋根のケラバ袖部の表裏に施工した後で、お互いのケラバ袖瓦が頂点部分まで施工した時に施工上どうしても隙間が出来ます。
その出来てしまった隙間を埋めるためと、意匠的な要素もある【巴瓦】を上から被せるように取り付けて行きます。
この巴瓦は、こののち取付けられる鬼瓦の台座にもなるので必ず取り付ける屋根材となります。
巴瓦を取り付ける時には少しだけ注意したいのが、巴瓦の先端の丸くなった部分の中心と、ケラバ袖部に取り付けられている破風板の頂点部の合わせたところを、出来るだけまっすぐに合わせて行くと屋根が綺麗に写ります。ただし変則の屋根の形状や、ケラバ袖部のお互いが勾配違いをおこしていたり、破風板の頂点が間違っていたりする場合は、合わせることは出来ないかもしれませんね。
屋根瓦を施工する前に準備しておいた、棟芯に取り付けておいた強力棟に土台となるタルキを置いて固定しておきます。土台木でもあるタルキに固定するときは、強力棟の側方部に釘穴があいているので、そこを使って強力棟とタルキを同時に打ち込んで固定していきます。
土台木としてタルキを固定して取り付けた強力棟の両外側に、白色の南蛮漆喰を塗っていき屋根漆喰のように意匠的に塗っていきます。意匠的以外にも、この部分は隙間が出来てしまいますので、雨水などを浸入するのを防ぐ役割もありますよ。
土台となるタルキに乗せるように、耐震補強材を取り付けて行き頂点部分からビス釘を垂木の方へ打ち込んで固定をしていきます。ここまでが棟瓦を積み上げて行くための、準備段階として施工して行きました。
先ほどケラバ袖部の頂点部分に取り付けておいた、巴瓦の上に座らせるように鬼瓦を取り付けて行きます。巴瓦の天部の球状と鬼瓦の足部分でもあるところは、座りを良くするために電動工具で切断しながら加工して合わせて行きます。
先ほど取付けておいた耐震補強材の溝部分に沿って、棟瓦でもある熨斗瓦を半分に割ったものを横に一列並べながら取り付けて行きます。その熨斗瓦には、一枚ずつ専用のビスで打ち込んで行き固定していきます。横に一列並びきったら、その上から同じように耐震補強材を取り付けて行き、互い違いになるように熨斗瓦をずらしながら二段目以降を積み上げて取り付けて行きます。
熨斗瓦を積み上げて行ったら、大棟部の頂点部に冠瓦を取り付けて行きその冠瓦の頂点からパッキン付きのビス釘を打って大棟全体を固定していきます。冠瓦を最後に使う理由として、道中の熨斗瓦を半分に割って使っているため、大棟部の真芯になるところは施工上どうしても隙間が出来てしまいます。その隙間から雨水が入らないように、頂点から冠瓦を隙間を塞ぐように取り付けて行きます。ちなみに、この冠瓦も色々な形状の種類がありますので、『冠瓦はこの形状じゃないと』と、言うことは無いとおもいますよ。
積み上げて行った棟瓦と鬼瓦の背中部分が設置するところも、施工上どうしても隙間は空いてしまいます。昔の施工だと、鬼瓦の後ろ側(背中側)には屋根漆喰が塗られていました。今でも屋根漆喰を塗ることもありますが、隙間から雨水が入らないようにするのなら、コーキングボンドを塗っていき隙間を埋めて行く方法もありますよ。
特に屋根の外側ともいう周りの部分でもある、屋根の先端の【軒先部】や屋根の端側になる【ケラバ袖部】は、和風瓦が屋根よりも外側に出ているために、その出ている部分を台風並みの強風などを吹いた時に煽られやすくなってしまいます。そのため、軒先部の万十軒瓦やケラバ袖部の袖瓦は、必ず強風に煽られないように固定する必要があります。今の時代の施工の流れでは、それぞれに釘穴をあけて行きパッキン付きビス釘を打って固定していきます。
経年劣化していた雨樋の方を、取り替え交換作業を行っていきます。雨樋を支えるための【吊り子】も、錆で腐食していたのでこの状態で新しい雨樋を載せてみても、溜まった雨水の重さで破損して落ちてしまう可能性が高いと考えられます。そのため腐食している吊り子の方も、同時に取り替え作業を行っていきました。
雨樋部分をすべて取り剥がしていき、その後、新しい雨樋材料でもある吊り子と雨樋を取り付けて行きました。雨樋も経年劣化を起こしていたので、台風並みの強風や大きめの地震が来ていたら、建物が揺らいだ拍子で雨樋が割れる可能性は高かったので、新しく替えたのだから当分はそのような心配は無いかと思われます。
谷部が絡む場所の雨樋も、取り替え交換を行っておきました。
二階屋根から降りてきていた、雨樋材料でもある【竪樋(たてとい)】も経年劣化が見当たりましたので、こちらも取り替え交換を行っておきました。
雨水が集中的に流れて来て溜まる場所でもある【集水器】の方も、新しい品物に替えて溜まった雨水が下に流れて行く用の【竪樋】も、全て新しい品物に取り替え交換を行っておきました。
屋根上に上がって作業で使っていた、作業道具や工具などを屋根から降ろしていきます。同時に材料の余剰材や、作業場所としておいた足場板などをすべて取り外して、屋根から降ろしていき作業をした範囲の屋根上に何もない状態にしておきました。電動工具のブロワーを使って、吹き掃除を屋根に行っていきます。
敷地内の道具や材料などを運搬車に積み込んでいき、ハシゴや脚立などを片付けてから、お客様に作業の完了をお伝えさせていただきました。作業中に撮っていた作業の内容を、お客様と一緒に見てもらいながら内容のご説明をさせていただきました。お客様も、和風瓦で屋根が新しくなったことに大変喜んでいました。初動調査でもあるこちらの現場ブログの一番始まりはこちらから読めますよ↓↓↓
『名古屋市港区にて三世代に渡り住み続けた建物の玄関屋根から雨漏りが発生!』
お客様にご協力していただいたアンケート(お客様の声)はこちらから読めますよ↓↓↓『名古屋市港区にて雨漏りしていた一階玄関屋根の葺き替え作業後にアンケートのご協力』
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こちらの記事を書いた施工店【アメピタ名古屋南店】
地元密着で屋根の工事を中心に、雨漏りの専門家として営んできました。
お住まいの建物の屋根はもちろんのこと、内装工事も外装工事もご相談に乗ることが出来ますよ。
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